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海外FXのNDD方式とは?DD方式との違いやおすすめ業者を初心者向けに解説
NDD方式とは、投資家の注文を直接市場に流す取引です。業者を介さずに取引できるため、取引の透明性が高く、約定スピードが早いのが特徴です。
一方DD方式は、業者を介して取引します。業者を介すことで約定スピードが落ちますが、スプレッドが狭いなどのメリットがあります。
そこで本記事では、NDD方式とDD方式の違いと初心者向けのおすすめ海外FX業者5選を解説しています。
NDD方式とDD方式の特徴を知っておくことで、目的に合った取引ができ、利益を得やすくなるのでぜひ最後までご覧ください。
目次
海外FXのNDD方式とDD方式の違い!メリット・デメリットも併せてご紹介
海外FXのNDD方式とDD方式には、スプレッドの広さや約定にかかる時間が違うなどの特徴があります。
それでは、NDD方式とDD方式の特徴をふまえてメリットとデメリットを解説します。
そもそもNDD方式とは業者(ディーラー)を介さずに直接市場と取引する方式のこと
NDD方式とはNo Dealing Deskの略で、投資家の注文を直接インターバンク(電子取引所)につなぐ取引です。インターバンクとは、投資家や金融機関などからの注文が集まる場所を意味しています。
NDD方式では注文から約定までをシステム的に処理するため、FX業者を介さずに直接市場と取引するのが特徴です。なお、海外FX業者の多くはNDD方式を採用しています。
NDD方式はさらにSTP方式とECN方式の2つに分けられる
NDD方式は、STP方式とECN方式に分けられます。
STP方式……投資家から受けた注文と投資家が有利なレートをシステム的にマッチングさせて取引する。ECN方式……投資家から受けた注文を直接市場につないで取引する。 |
STP方式は投資家から受けた注文を銀行など複数の金融機関のレートの中から、投資家にとって有利な価格を自動的に選定します。
ただし、取引は手数料分を上乗せした価格でおこなわれるため、ECN方式よりスプレッドが広くなる傾向があります。
一方ECN方式は、投資家の注文を直接市場につなぎ、ほかの投資家の注文と自動的にマッチングする仕組みです。
ECN方式ではレートにスプレッドは上乗せされませんが、取引するたびに売買手数料が発生します。
メリットは「透明性が高い」「約定のタイムラグが少ない」など
NDD方式で取引するメリットは、「透明性の高さ」や「約定のタイムラグが少ない」などが挙げられます。
NDD方式は業者を介さずに市場と直接取引できるため、業者から取引操作を受けることはありません。
つまり、金融機関などが提示するレートで取引できるため、透明性が高く平等な取引ができます。
また、業者を介さないため取引が完了するまでスピードが早く、注文と約定のタイムラグが少ないのがメリットです。タイムラグの少なさは、取引が完了する時間の短さを意味するため、NDD方式は希望価格で取引できる可能性が高くなります。
デメリットは必然的に「スプレッド幅が広がる」こと NDD方式のデメリットは、DD方式と比較すると「スプレッド幅が広がる」ことが挙げられます。 NDD方式はおもにスプレッドから収益を得ているため、スプレット幅の広さが業者の利益です。つまり、業者はスプレッド幅を広げて利益を得ようとします。 そのため、収益源が異なるDD方式などと比較すると、 NDD方式のスプレット幅のほうが広がるのが一般的です。 |
DD方式との違いは業者を介すか介さないか
DD方式はDealing Deskの略で、FX業者を介して取引する方式です。投資家は市場と直接取引するのではなく、FX業者と取引するのが特徴です。
つまり、投資家は市場に注文せずに、業者に希望レートを注文し、約定させることになります。
海外FXではNDD方式が主流ですが、国内FXの多くはDD方式を採用しています。
メリットは「スプレッドが狭い」こと
DD方式のメリットは、NDD方式と比較して「スプレッドが狭い」ことが挙げられます。
DD方式は収益源をスプレッドとしておらず、以下のような利益相反の関係にあります。
投資家の利益=FX業者の損失投資家の損失=FX業者の利益 |
DD方式はスプレッドで利益を得る必要がないため、スプレッド幅を狭められます。
国内FXは、スプレッド幅の狭さを投資家から求められているため、スプレッド幅の狭いDD方式を取り入れてニーズに答えています。
デメリットは「不正される可能性がある」「約定が遅い」など
DD方式のデメリットは、「不正される可能性がある」「約定が遅い」などが挙げられます。
DD方式は業者が取引に介入するため、投資家の注文を正しく発注しないなどの不正がおこなわれる可能性があります。
投資家と業者の利益関係が正反対であることが、取引操作されているかもしれないと疑われる理由のひとつです。
また、DD方式は業者を介して取引するため、NDD方式より約定が遅くなる傾向があります。
つまり、注文から約定までの時間が長いことで、希望レートで約定されない可能性があります。
こういった取引の不透明さや約定の遅さを嫌って、NDD方式を利用する投資家も多いでしょう。
NDD方式とDD方式の違いまとめ
NDD方式とDD方式の違いを次の表にまとめました。
NDD方式 | DD方式 | |
取引方法 | 業者を介さない | 業者を介す |
透明性 | 高い | 低い |
約定 | 早い | 遅い |
スプレッド | 広い | 狭い |
収益源 | スプレッド以外 | スプレッド |
なお、海外FX業者の多くはNDD方式を採用しており、国内FX業者はおもにDD方式を採用しています。
できる限り安全に取引したいならNDD方式を選ぼう
NDD方式は、できる限り安全に取引したい人におすすめです。
NDD方式は業者が関与せず、市場と直接取引できるため、透明性が高く投資家は平等に取引できます。
ただし、NDD方式はスプレッドが広くなりやすいため、コストが増える可能性があります。
しかし、できる限り安全に取引したい方は、透明性の高さと約定までのスピードの点からNDD方式を選びましょう。
初心者おすすめ!NDD方式の海外FX業者5選
海外FX初心者におすすめする、NDD方式の海外FX業者は次の5社です。
- XMTrading
- FXGT
- iForex
- AXIORY
- TitanFX
順に特徴を紹介します。
1.XMTrading
取引方式 | 最大レバレッジ | ゼロカット | スプレッド |
NDD | 1,000倍 | あり | 平均1.6pips |
※スプレッド……スタンダード口座(ドル円)
XMはNDDを採用しており、平均約定率99.8%でリクオートや約定拒否がおこなわれる可能性が低いのが特徴です。
取引の透明性が高く、日本人オペレーターが24時間365日サポート対応していることで多くの日本人がXMを利用しています。
また、急激な価格変動によって証拠金以上の損失が発生しても、ゼロカットシステムにより入金額以上の追証はありません。
さらに、投資家の資金は100%分別管理されているため、倒産などが起きても資金は返金されるため安心して利用できます。
2.FXGT
取引方式 | 最大レバレッジ | ゼロカット | スプレッド |
NDD | 1,000倍 | あり | 平均0.5pips |
※スプレッド……ECN口座(ドル円)
FXGTはNDDを採用しており、ECN口座を提供しています。ECN口座以外にも4つの口座タイプがあり、取引に併せて口座を選択できます。NDDを採用している業者では珍しくボーナスが豪華であり、初心者が小額の資金ではじめられやすいのが特徴です。
また、ゼロカットにより追証もないため、借金リスクを抑えながら最大レバレッジ1,000倍を活用すれば大きな利益を得られる可能性があります。
さらに投資家の資金を分別管理しているうえ、賠償責任保険にも加入しているため、最大限の資金が保護されています。
3.iForex
取引方式 | 最大レバレッジ | ゼロカット | スプレッド |
DD | 400倍 | あり | 平均1pips |
※スプレッド……エリート口座(ドル円)
iForexはDD方式を採用している、世界180ヶ国で利用実績のある大手海外FX業者です。80以上の通貨ペアを、低コストで取引できるのが特徴です。
さらに、FX以外の株式やETF、仮想通貨などもすべて同じ口座で取引できます。
また、iForexのロスカット水準は0%に設定されているため、証拠金が0円になるまではロスカットされません。
ポジションの損益がマイナスであっても証拠金がマイナスになるまでは保有し続けられるため、利益が出るまで待つことが可能です。
最終的に証拠金がマイナスでも追証はないため、安心して取引できます。
4.AXIORY
取引方式 | 最大レバレッジ | ゼロカット | スプレッド |
NDD | 400倍 | あり | 平均1.4pips |
※スプレッド……スタンダード口座(ドル円)
AXIORYではNDD方式を採用しており、取引の約定率は99.99%を誇っています。
つまり、ほぼすべての注文が希望通り取引できることになるため、リクオートや約定拒否の可能性が低くなります。
ナノ口座はスプレッドが0.4pips程度と、ほかの業者のNDD口座と比較しても安価であるため、コストを抑えて取引したい方におすすめの口座です。
ただし、取引手数料として往復6ドル/ロットが発生するため、目的に応じて利用口座を決めましょう。
また、投資家の資金はAXIORYの資金と別に分別管理されているため、万が一倒産した場合でも資金をすべて失うことはありません。
さらにゼロカットも導入されているため、レバレッジと組み合わせれば、借金リスクを抑えながら小額の資金で大きな利益を狙えます。
AXIORYは日本語サポートデスクも準備しているため、チャットやメールなどで不明な点をすぐに問い合わせられます。
5.TitanFX
取引方式 | 最大レバレッジ | ゼロカット | スプレッド |
NDD | 500倍 | あり | 平均1.33pips |
※スプレッド……Zeroスタンダード口座(ドル円)
TitanFXはNDD方式を採用し、ECN口座を提供しています。約定率は99.99%を誇り、成行注文を受けると1秒以内に約定できるのが特徴です。
ECN口座であり、約定スピードなども公開していることから、透明性が高いといえます。
口座タイプは2種類用意されており、Zeroブレード口座では平均スプレッドを抑えて取引が可能です。
スキャルピングや両建て、自動売買も認められており、目的に合った最適な口座を選ぶことで、資金効率を上げながら希望の方法で取引できます。
海外FXのNDD方式に関するQ&A
海外FXのNDD方式に関してよくある質問4つに回答いたします。
- Q.NDD方式の海外FXでスキャルピングはできる?
- Q.自動売買はできる?
- Q.約定拒否ってなに?
- Q.リクオートってなに?
順に回答します。
Q.NDD方式の海外FXでスキャルピングはできる?
NDD方式の海外FXは、一般的にスキャルピングが認められています。
スプレッドを利益源としているNDD方式にとって、短期取引で取引回数が増えるのは都合がよく、スキャルピングを認めている業者が多い傾向です。
また、NDD方式は市場と直接取引するため業者の不可が少ないことも認められている理由です
一方、DD方式は業者を介して取引するため、業者が短時間の注文に対応できず損失が出る可能性があることから認めている業者は少ないでしょう。
Q.自動売買はできる?
NDD方式の海外FXの多くは、自動売買を認めています。業者によって、スキャルピングの自動売買にも対応している業者もあります。
NDD方式では、多く取引されることが業者の利益増加につながります。したがって自動売買などで多くの取引をしてもらうために、多くの業者が取引環境を整えています。
Q.約定拒否ってなに?
約定拒否とは、注文しても業者が受け付けず約定されていない状態を意味します。そもそも、約定とは注文が成立したことです。
たとえば、相場が大きく変動しているときに約定すると、注文レートと大きく異なるレートで約定されることがあります。
注文と約定のレートが大きく異なった場合、業者の大きな損失につながる可能性があるため、約定拒否が起こります。
また、投資家の注文を正しく成立させることを「約定力」といいます。
約定力が低い業者は注文から約定までに時間を要するため、狙ったレートで取引できない可能性が高いです。
約定拒否はDD方式を採用する国内FXで多いといわれていますが、約定力が低いと「注文したいときに注文が通らない」「損切りできずに損失が拡大する」など投資家にとって不利な状況になります。
とくにスキャルピングは約定力の影響を受けやすいため、短期取引される方は約定力が強い業者の利用をおすすめします。
Q.リクオートってなに?
リクオートとは、希望のタイミングで約定できないことを指します。
リクオートが発生すると希望のレートでは取引できないため、業者から新たに提示されるレートで約定するかを決めなければいけません。
とくに価格変動が激しいときは注文の決済が間に合わず、リクオートが発生しやすくなります。
しかし、業者を介さずに取引するNDD方式は市場と直接取引しているため、リクオートが発生する可能性はきわめて低いです。
まとめ
このページでは、海外FXのNDD方式とDD方式との違いなどを解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
・NDD方式は市場と直接取引するため、「取引の透明性」が高い ・NDD方式はDD方式と比較してスプレッドが広がりやすい ・DD方式は業者を介して取引するため、「不正な操作をされる」や「約定が遅くなる」可能性がある ・NDD方式では約定拒否やリクオートが発生する可能性が低い |
海外FXの多くがNDD方式を採用しています。NDD方式はスプレッドを利益源としているため、DD方式と比較すると幅が広い傾向があります。
しかし、ゼロカットやハイレバレッジを組み合わせることで、投資額が小額でもスプレッド以上の利益を得ることが可能です。
また、DD方式は注文の約定が遅れることや注文が約定されない可能性があります。そのため、約定スピードや約定力、取引の透明性を求めるならNDD方式がおすすめです。
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