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【海外FX】アービトラージは稼げる?手法や禁止行為について初心者にわかりやすく解説

「海外FXでアービトラージは稼げるって本当?」
「違法だったり、知らないうちにルール違反になってたらどうしよう」
「出金拒否とか口座凍結って噂もあるし、安心して使える業者で始めたい」
そんな不安を感じて、なかなか一歩を踏み出せずにいませんか?
実はアービトラージは理論上リスクが少ない手法といわれていますが、業者の規約違反や取引条件を誤解して使うと、口座凍結や出金拒否のリスクもあります。
本記事では、そうしたトラブルを避けながら、合法的かつ効率的にアービトラージを活用する方法を初心者にもわかりやすく解説します。
■この記事を読むとわかること
- アービトラージは違法ではないが、規約ではNGな業者がある
- 口座凍結や出金拒否を避けるための注意点と、リスクの少ないやり方
- 実際に使える4つのアービトラージ手法とその違い
- アービトラージに利用しやすい海外FX業者とその選び方
- 利益を最大化するための戦略設計や具体的な手順
この記事を読むことで、アービトラージが「なんとなく難しそう」から「自分でも始められそう」に変わり、安全で効率的に利益を狙う第一歩を踏み出せるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
海外FX初心者の方はこちらの海外FX初心者完全ガイドを一読することをおすすめいたします。
目次
アービトラージとは?海外FXで禁止されているけど違法性はある?

海外FXでアービトラージを検討するうえで、まず理解しておきたいのが「そもそもアービトラージとは何か?」という点です。
ここではアービトラージの基本と、海外FXにおける禁止の背景・違法性について解説します。
アービトラージとは価格差を利用した「さや取り」のこと
アービトラージとは、同じ価値を持つ金融商品(例:通貨)の価格差を利用して利益を得る「さや取り」のことを指します。
たとえば、FX業者Aではドル円が100.00円、業者Bでは100.05円と異なる瞬間があった場合、安い方で買って高い方で売ることで、その差額で利益が発生します。
この手法は理論上、為替の変動リスクをほぼゼロに抑えられるため「ローリスク・ローリターン」の戦略とされており、特に相場の知識が少ない初心者でも取り組みやすい特徴があります。相場を予測せずに利益を狙える点がアービトラージの大きな魅力です。
ただし、リアルタイムで価格差を見つけ出すスキルやツール、複数口座の管理能力が求められるため、単純そうに見えて実践難易度は高めです。
海外FXでアービトラージは禁止?規約違反や違法性との関係
アービトラージそのものは違法ではありません。金融商品取引法や法律上で明確に禁止されている行為ではなく、規約上の禁止事項として扱われているのが実情です。
つまり、海外FX業者ごとに「アービトラージは禁止」と明記されている場合は、その規約に違反することで、口座凍結や利益没収、出金拒否といったペナルティを受ける可能性があります。特にボーナスを悪用したアービトラージは、業者側も厳しく取り締まっているため注意が必要です。
海外FXの出金拒否や口座凍結は様々な原因で起こりうるので、出金拒否の原因や対処法に関してや、口座凍結の原因や対処法を事前に確認しておきましょう。
また、MT4やMT5などの取引ツールは共通化されているため、IPアドレスや取引タイミングで不自然なパターンは自動で検出されるケースもあります。規約違反は「バレなければいい」では済まされないため、事前に利用規約を確認し、アービトラージに寛容な業者を選ぶことが重要です。
法律上はセーフでも、規約上はアウトという点に注意が必要です。
海外FXアービトラージの4手法

アービトラージには複数の手法がありますが、海外FXで実践されているのは主に4種類です。ここでは、それぞれの特徴や仕組み、メリット・注意点をわかりやすく解説します。
- スワップアービトラージ
- 業者間アービトラージ
- 3通貨アービトラージ
- ボーナスアービトラージ
①スワップアービトラージ
スワップアービトラージは、スワップポイント(通貨の金利差)を活用して利益を得る手法です。
FXでは、通貨ペアを保有することで毎日発生する「スワップポイント」があります。
このスワップポイントは業者によって差があり、それを利用して「スワップが高い業者で買い」「スワップが低い業者で売り」というポジションを同時に持つことで、差額が利益になります。
たとえば、A社で買いスワップ+200円、B社で売りスワップ−190円であれば、1日あたり+10円の純利益です。
ただし、スワップの条件は日々変動するため、安定して稼ぐにはスプレッドや手数料、スワップの反映タイミングなどもチェックする必要があります。
手動でも十分対応できるため、初心者でも実践しやすいのがこの手法の魅力です。
スワップが高い業者やスワップフリーの業者は下記の記事でご確認ください。
②業者間アービトラージ

業者間アービトラージは、複数のFX業者間に発生する通貨レートの差(価格のズレ)を活かして利益を得る手法です。FXは相対取引のため、同じ通貨ペアでも業者ごとにレートが微妙に異なる瞬間があり、それが裁定のチャンスとなります。
たとえば、以下のように業者Aと業者Bのレートにタイムラグが生じることがあります:
業者AとBのレート反映のタイムラグ例
時刻 | 08:00:00 | 08:00:01 | 08:00:02 | 08:00:03 |
---|---|---|---|---|
海外FX業者A | 100.00 | 100.15 | 100.30 | 100.35 |
海外FX業者B | 100.00 | 100.05 | 100.10 | 100.30 |
この例では、08:00:02時点でA社が100.30円、B社が100.10円となっており、その0.20円の価格差を利用して同時に売買すれば、理論上はリスクを抑えた利益が得られます。
ただし、価格差が広がりやすい経済指標発表時などは、スプレッドの急拡大やスリッページ、約定拒否などのリスクも大きくなるため、初心者が手動で取引するのは避けるべきです。
そのため、こうした一瞬のズレを狙うには、EA(自動売買ツール)とVPS環境の併用がほぼ必須です。
③3通貨アービトラージ
3通貨アービトラージは、トライアングルアービトラージとも呼ばれ、3つの通貨間の交換レートに発生するわずかな差を利用して利益を得る手法です。
為替市場では、タイミングによって異なる通貨ペア間にごく短時間の「価格のゆがみ」が生じることがあります。
たとえば、以下のようなレートが提示されていたと仮定します(2025年4月時点の相場)
- 日本円 → 米ドル:1ドル = 152円
- 米ドル → ユーロ:1ドル = 0.92ユーロ
- ユーロ → 日本円:1ユーロ = 167円
この場合、10,000円を以下のように交換していくとします
ステップ | 通貨変換 | 計算 | 所持額 |
---|---|---|---|
① | 円 → ドル | 10,000円 ÷ 152円 | 約65.79ドル |
② | ドル → ユーロ | 65.79ドル × 0.92ユーロ | 約60.53ユーロ |
③ | ユーロ → 円 | 60.53ユーロ × 167円 | 約10,106円 |
この結果、10,000円が10,106円になり、106円の利益が生まれます。
ただし、このような機会は一瞬で解消されることがほとんどで、判断と実行のスピードが求められます。
そのため、EA(自動売買ツール)や専用ソフトを併用することで、チャンスを逃さず取引できる環境を整えるのが理想です。
とはいえ、この手法は手動でも成立可能な柔軟性があり、他のアービトラージ手法よりも自由度が高い点が特徴です。
④ボーナスアービトラージ
ボーナスアービトラージは、複数のFX業者で入金ボーナスを獲得し、損失側の口座をボーナスで補填しながら利益を残す手法です。
▼ 取引の流れ(例)
- FX業者Aに5万円入金 → ボーナスで計10万円
- FX業者Bも同様に入金 → 計10万円
- A社で買い、B社で売りのポジションを持つ(両建て)
- 勝った側に残る利益がそのまま確保され、負け側はボーナスで損失を吸収
自己資金に損失が出ず、片方の利益だけが残る、見かけ上ノーリスク”な構造が魅力とされています。
ただし、多くの海外FX業者で禁止されており、注文履歴やIPアドレスの照合などから不正が発覚する可能性があります。
違反が判明すれば、口座凍結や出金拒否などの処分を受けることもあるため、大きなリスクがあることは理解しておきましょう。
まとめ:海外FXアービトラージ4手法の比較表
手法名 | リスク | 難易度 | 利益の安定性 | 規約違反リスク | EAの必要性 | 初心者向き度 |
---|---|---|---|---|---|---|
スワップアービトラージ | 低 | 中 | 中〜高 | 低〜中 | 不要(手動OK) | ★★★★☆ |
業者間アービトラージ | 中 | 高 | 中 | 中 | 必須 | ★★☆☆☆ |
3通貨アービトラージ | 中 | 高 | 中 | 低 | あれば有利 | ★★★☆☆ |
ボーナスアービトラージ | 低 | 低 | 高(理論上) | 非常に高い | 不向き | ★★☆☆☆ |
アービトラージに利用しやすい業者の選び方とおすすめ海外FX業者5選

アービトラージの成功は、どの業者を使うかに大きく左右されます。
このセクションでは、リスクを抑えながらアービトラージ取引を行うために押さえるべき業者選びのポイントと、おすすめのFX業者4社を紹介します。
アービトラージで失敗しない業者選びの4つのチェックポイント
アービトラージは、業者の条件や規約によって禁止されている場合があります。
そのため、口座凍結などのリスクを回避するには、以下のような点を必ず確認しておきましょう
- 金融ライセンスを保有している(例:FSA、CySECなど)
- 出金拒否やトラブル事例が少ない
- スプレッドが狭く、約定力が高い
- 利用規約にアービトラージの禁止事項が明記されていない
とくに「アービトラージの禁止」が明確に書かれている業者は、避けましょう。記載がない場合でも、万が一に備えて慎重な運用が必要です。
アービトラージで利益を出しやすい取引環境とは?【スペック視点で解説】
アービトラージは、わずかな価格差を正確にとらえることが収益の鍵となるため、FX業者の「取引環境(=提供されるシステムや条件)」の質が結果に大きく影響します。
ここでいう取引環境とは、自分のパソコンやネット回線ではなく、FX業者側の取引サーバーや取引方式、インフラ性能のことを指します。
特に重視すべきポイントは以下の3つです
- サーバー応答速度(約定スピード):注文が遅延せずに通ることは、裁定取引の成功に直結します
- 取引方式(NDD/STP):ディーラーの介入がない透明性の高い方式は、アービトラージとの相性が良好
- VPSの対応可否:自動売買でアービトラージを行う場合、常時安定稼働できる環境が必要になります
これらのスペック情報は、多くの業者が公式サイトの「取引条件」ページに記載しており、比較サイトやレビューサイトを使うことでさらに把握しやすくなります。
一部の業者では全ての情報が掲載されていない場合もあるため、不明な点はカスタマーサポートに問い合わせるのも一つの方法です。
正確なスペックを事前に確認しておくことも、アービトラージ戦略の安定運用につながります。
アービトラージに利用しやすい海外FX業者5選【EA対応・取引制限なし】
アービトラージ取引は多くの海外FX業者で規約違反とされていますが、中には「アービトラージの禁止が明記されていない」「実際に取引されていて問題になっていない」といった業者も存在するようです。
ここでは、EA対応・スキャルピング可能・明確な禁止なしといった条件を満たし、アービトラージ戦略を実践しやすい5社を紹介します。
1. FXGT|EAと高レバ環境が魅力の中堅ブローカー
- アービトラージ記載: 明記なし(ただし一部制限の可能性あり)
- 対応手法: スワップアービ、業者間アービ
- EA利用: 可能
- 注意点: ボーナス絡みの両建てや極端なタイミングの取引は警戒される傾向あり
2. ThreeTrader|最狭スプレッド×自由度の高い裁定運用が可能
- アービトラージ記載: 記載なし(裁定取引に対して明確な禁止はない)
- 対応手法: 業者間、三角裁定、スワップ(裁定EAの運用報告あり)
- EA利用: 可能(cTrader・MT4両対応)
- 注意点: 指標発表直後などの高速スキャルには注意
3. Exness|公式に裁定取引を許容した数少ないブローカー
- アービトラージ記載: 明確な禁止なし、公式FAQで容認明言あり
- 対応手法: スワップ / 他社との業者間アービ / 三角裁定すべて
- EA利用: 完全対応(全自動売買ツール運用OK)
- 注意点: 他社口座と組み合わせた際は相手業者側の規約違反に要注意
4. Tradeview|裁定取引に寛容なA-book環境で自由な戦略を実現
- アービトラージ記載: 禁止事項なし(取引制限ゼロ)
- 対応手法: 全手法(裁定・スワップ・レイテンシー・自作EA含む)
- EA利用: 公認。スキャルピングも歓迎
- 注意点: ボーナスがないため初期資金は必要。中〜上級者向け
5. IS6FX|日本人向けの取引環境で黙認の傾向があるとの声も
- アービトラージ記載: 明記なし(サポートからはグレーな回答)
- 対応手法: スワップ・業者間(EA報告あり)
- EA利用: 可能(MT4/5)
- 注意点: ボーナスを利用した取引はNGラインの可能性があるため控えるのが安全
比較表:アービトラージに利用しやすい海外FX業者5選
業者名 | アービ記載 | 対応手法 | EA利用 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|---|
FXGT![]() | 明記なし | スワップ / 業者間 | 可 | 中堅業者。高速すぎる裁定取引には注意が必要 |
ThreeTrader![]() | 記載なし | 三角 / 業者間 / EA活用多数 | 可 | 約定力◎。短期スキャは控えめに |
Exness![]() | 容認表記あり | すべての裁定取引に対応 | 可 | 自由度最高。他社との組み合わせには注意 |
Tradeview![]() | 禁止なし | すべて自由(A-book環境) | 可 | 約定力・透明性◎。資金・経験のある方向け |
IS6FX![]() | 記載なし | スワップ・業者間(黙認傾向) | 可 | 日本人利用者多数。ボーナス活用には慎重さが必要 |
アービトラージを海外FXで利用するメリット

アービトラージは「価格差を利用して利益を得る」取引手法であり、相場予測が苦手な方にも実践しやすいのが特徴です。ここでは、海外FXでアービトラージを活用する主な3つのメリットを紹介します。
1. 低リスクでほぼ確実に利益を得られる
アービトラージの最大の魅力は、相場変動を予測せずに利益を狙える点にあります。価格差が発生した瞬間に、安い方で買い、高い方で売るという仕組みのため、理論上「勝率100%」の取引も可能です。
たとえば、ある通貨ペアが業者Aでは100.10円、業者Bでは100.15円だった場合、Aで買ってBで同時に売れば、価格差の0.05円が利益になります。
もちろん、サーバー遅延や手数料、注文タイミングによるズレなど注意点はありますが、相場に張るギャンブル的なリスクは大幅に抑えられます。
2. 相場の変動が少なくても収益チャンスがある
一般的なトレードでは「相場が大きく動くこと」がチャンスになりますが、アービトラージではその逆です。
むしろ、相場が落ち着いている時に発生する一時的な価格のゆがみを狙うことで、地道に利益を積み上げることが可能です。
特にスワップアービトラージや三角裁定では、数pipsの差でも繰り返し取引することで着実に利益になります。
「方向性が読めない相場」でも稼げる手段として貴重な選択肢です。
3. 高度なスキルが必要ない
アービトラージは「上がる・下がる」の予測ではなく、「価格差」や「条件の違い」を見つける作業です。そのため、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のような専門知識は必須ではありません。
基本的には、価格差が発生したタイミングで注文を実行するだけなので、初心者でも取り組みやすい構造的なトレードです。
さらに、EA(自動売買)を使えば、価格差検知とエントリーを自動化できるため、相場を見る時間が取れない方にも向いています。
海外FXでボーナスを悪用した両建て・アービトラージがバレる理由

「バレなければ問題ない」と思われがちなボーナスアービトラージや両建て手法ですが、実際にはほとんどのケースで運営側に見抜かれているのが現状です。
ここでは、なぜ不正行為が見抜かれるのか、その理由を3つに分けて解説します。
取引パターンが通常とは異なるため
FX業者は、ユーザーごとの注文や保有ポジションをシステムで詳細に監視しています。両建てやアービトラージによる取引は、一般的な裁量トレードとは異なる不自然な注文パターンとして検出されるようです。
例えば、「ボーナスのみを使って大きなロットを建てて短期間で決済」や「常に一方向にしかポジションを取らない」などの挙動は、リスクを負っている通常のトレーダーと明らかに異なります。
この異常な取引が検出されると、運営側の監視アルゴリズムによってフラグが立てられやすくなります。
同一の取引プラットフォーム(MT4・MT5)が使われているため
多くの海外FX業者では、取引プラットフォームにMT4やMT5といったMetaTraderを採用しているのがほとんどです。
これらのプラットフォームは標準化されているため、IPアドレスや口座間の挙動が業者間で似たような形式で記録されるという特徴があります。
その結果、複数業者間での同時発注・両建て・高レバレッジの連動取引なども検出しやすくなっているのです。
複数のFX業者間で情報を共有しているから
一部のFX業者では、AML(マネーロンダリング防止)や不正対策の一環として、取引ログやIP情報を他業者と連携して管理しているケースがあります。
とくにグループ会社同士や、同一プラットフォームを使っている業者間では、ユーザーの行動がクロスチェックされる可能性もあるようです。
これにより「別業者を使ったつもり」の不正取引も、思わぬ形でバレるリスクが高まっています。
海外FXでアービトラージをする場合の注意点と使うコツ

前のセクションでは“なぜバレるか”という仕組みに触れましたが、ここでは“どうすればバレずに取引できるか”という実践的な注意点と回避のコツを紹介します。
アービトラージは低リスクで利益を狙える一方、規約違反や口座凍結といったリスクも存在します。
このセクションでは特に重要な4つの観点に分けて解説します
- ボーナス利用の禁止リスク
- 業者間取引に関する注意点
- 規約違反時のペナルティリスク
- 利益を最大化するためのロット調整
アービトラージで利益を出したい方必見の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
ボーナスを使うのは禁止されている
※【補足文】「ボーナス関連のリスク」は前にも触れましたが、ここでは禁止されている理由と避けるための実践策を掘り下げて紹介します。
多くの海外FX業者では、入金ボーナスや口座開設ボーナスを利用したアービトラージを明確に禁止しています。
なぜなら、自己資金を使わずにリスクを負わず利益を得る行為が、業者の意図に反するからです。
たとえば、A社とB社に同額を入金し、それぞれのボーナスで買い・売りの両建てを行う。このような取引は高確率でシステムに検出され、利益没収や口座凍結の対象となります。
ボーナスを活用したい場合は、「アービトラージ目的での利用を許可している業者」を選ぶか、最初からボーナスの対象外口座で運用するのが安全です。
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業者間での取引も禁止されていることが多い
ここでは「業者をまたぐ取引」に関して、注意すべき具体的な行動と対策を解説します。
複数のFX業者間でレート差を狙う“業者間アービトラージ”は、効果的な戦略ですが、多くの業者が規約で明確に禁止しています。
とくに、同時刻に反対ポジションを持つような両建て行為や、EAでの連動注文は監視対象です。
加えて、同系列のグループ企業や同一サーバーの業者間では、挙動が照合されやすく、一見ばれにくい取引でも記録から発覚するケースがあります。
回避策としては、そもそも「業者間アービを禁止していない業者」を事前に選び、禁止行為に該当しない範囲で戦略を構築することが基本です。
万が一不正がバレると口座凍結や出金拒否されるかも
規約違反に該当する取引を続けていると、口座凍結・利益の没収・出金拒否などの厳しい処分が下される可能性があります。
とくにボーナス利用・業者間両建て・高頻度での即時決済など、典型的なアービトラージ挙動はシステム側に蓄積されやすく、数日〜数週間後に遡って処分されることも。
一度凍結されると、申告しても資金の返還が難しくなるため、最初に規約と注意事項を読み込むことが最重要です。
なお、X(旧Twitter)や掲示板、個人ブログなどには、アービトラージの実体験や凍結報告が投稿されていることもあります。
ただし、情報の真偽や投稿条件が不明な場合も多いため、あくまで参考程度にとどめ、最終的には利用規約やサポートの回答を優先して判断するのが確実です。
利益を出すコツは大きいロットで取引すること
最後に、取引が可能な状況下で「どう利益を最大化するか?」という実践的なアプローチを紹介します。
アービトラージは価格差の小さな取引であるため、1回の利幅が数pips~数十pips程度と限定的です。そのため、十分な利益を出すには、ある程度まとまったロット数で効率よく取引する必要があります。
とはいえ、ロットを大きくすればスリッページや約定拒否のリスクも増すため、以下のようなアプローチが現実的です。
- 最初は少額(0.1〜0.5ロット程度)でテスト運用し、スプレッドや滑りがないか確認する
- レート差が安定して発生する時間帯(欧州・ロンドン市場の重なる時間)を狙って徐々にロットを上げる
- スプレッドの変動が少なく、かつ約定力の高い業者を使うことで、利益を損なわずにロットを増やしやすくなる
なお、アービトラージ向きの業者選びについては、前のセクション「海外FXアービトラージに利用しやすい業者5選」で詳しく解説しています。
業者の選定は、利益効率にも直結する重要な要素です。
このように、ロット数だけでなく「いつ・どの業者で・どんなタイミングで仕掛けるか」まで考慮することが、アービトラージで利益を最大化するための実践的なポイントです。
海外FXのアービトラージで実際に利益を出すための戦略設計

アービトラージは理論上“勝率100%”に近い取引手法ですが、実際に利益を上げるには「タイミング」や「通貨ペアの選び方」など、いくつかの戦略的な視点が欠かせません。
ここでは、より実践的な観点から、裁定取引で利益を得るためのポイントを3つに分けて紹介します。
レート差を狙いやすい時間帯と通貨選びの実践戦略
アービトラージが成立しやすいのは、市場の流動性が高くレートの更新速度に差が出やすい時間帯です。
特にロンドン市場とニューヨーク市場が重なる「日本時間21時〜深夜1時」は、業者間で価格差が生まれやすくなります。
通貨ペアは、「取引量が多くてスプレッドが安定しているメジャー通貨」を選ぶのが基本です。具体的には、USD/JPY、EUR/USD、GBP/USDなどが安定した価格差を生みやすい傾向にあります。
マイナー通貨やスプレッドが広がりやすい通貨は除外するのが安全策です。
アービトラージに向いている時間帯と通貨ペアの例
時間帯(日本時間) | 特徴 | 向いている通貨ペア |
---|---|---|
8:00〜10:00 | 東京市場の立ち上がりでやや安定 | USD/JPY、AUD/JPY |
15:00〜18:00 | ロンドン市場開始。価格差が発生しやすい | EUR/USD、GBP/USD |
21:00〜25:00 | ロンドン×NY市場が重複。流動性最大 | USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD |
価格差が解消しないリスクへの対処と利益確定ラインの設計
アービトラージは「差があること」を前提に成り立ちますが、必ずしも即時に解消されるとは限りません。
業者間のレートが意外と長時間乖離したままになることもあり、損益に影響を及ぼす可能性があります。
こうした状況を避けるには、エントリー前に「価格差が○pips以上開いたら決済する」など、明確な基準を持つことが大切です。
また、スリッページや約定拒否が起こる可能性も考慮し、指値や逆指値の設定にも気を配りましょう。
結果として、事前のリスクシミュレーションが損失回避につながります。
手動取引と自動売買の違いと使い分けポイント
業者間の価格差は1秒未満で変化することも多く、手動での取引では対応しきれない場面が出てきます。
このため、アービトラージではEA(自動売買)の利用が主流となっているようです。
自動売買なら、複数の業者を同時に監視し、レート差が生まれた瞬間に注文を実行できます。
一方で、スワップアービトラージなど、価格変動をあまり伴わない手法なら手動でも十分に対応可能です。
それぞれの戦略に合ったスタイルを選ぶことで、トレード効率は大きく向上します。
海外FXにおけるアービトラージに関するQ&A

海外FXのアービトラージに関してよくある質問をまとめました。
- 両建てとアービトラージの違いは?
- 自動売買でアービトラージはできる?
- アービトラージはスマホだけでもできますか?
- 理論上負けないというのは本当?
- アービトラージで凍結されたらどうすればいい?
- どれくらいの価格差があればチャンスになる?
気になる項目をチェックしておきましょう。
Q. 両建てとアービトラージの違いは?
両建てとは、同じ通貨ペアで買いと売りのポジションを同時に持つ手法です。
リスクを分散したり、損益を固定したりする目的で使われます。一方、アービトラージは異なる業者や通貨ペア間の価格差を狙って利益を得る戦略です。
たとえば、A社でドル円を安く買い、B社で高く売るなどが該当します。両建てはリスク調整、アービトラージは利ざや狙いと覚えると違いがはっきりします。
Q. 自動売買(EA)でアービトラージはできる?
はい、可能です。
とくに業者間アービトラージのように、レート差をリアルタイムで捉えて即注文を出す必要がある手法では、専用のEA(Expert Advisor)を使うのが一般的です。
ただし、EAの性能や設定ミスによって誤動作するリスクもあるため、最初は少額で検証してから本格運用に入るのが安全でしょう。
また、EA使用自体を禁止している業者もあるため、利用規約の確認も欠かせません。
Q. アービトラージはスマホだけでもできますか?
結論から言えば、スマホだけで完結させるのは難しいです。
単純なスワップアービトラージ程度なら可能ですが、業者間のレート差を瞬時に判断し、複数口座をまたいで発注する作業はPC環境が圧倒的に有利です。
さらに、自動売買EAを使う場合は基本的にPCやVPSサーバーでの稼働が前提となります。スマホはあくまで補助的な確認ツールとして活用するのが現実的です。
Q.理論上負けないというのは本当?
アービトラージは、同じ価値を持つ2つの商品の差額を利用して利益を得る取引で、理論上は必ず利益が出せるため、絶対に負けないと考えている方も多いはずです。
実際、負けにくいことは確かではあるものの、「絶対負けない」というのは誤りです。
アービトラージは、政治情勢や法規制が変わって、相関が急に崩れたりするリスクもあるため、負けることももちろんあります。
また、多くのポジションを保有することで、多くのスプレッドが必要になり、結局損をしてしまう可能性もあります。
このように、やり方を間違えるとアービトラージでも損することがあるので、あらかじめリスクを想定した上で、投資を行いましょう。
Q. アービトラージで凍結されたらどうすればいい?
口座凍結や出金拒否が発生した場合、まずは業者のサポートに問い合わせて状況の確認を行います。
ただし、一度「規約違反」と判断されると交渉が難航するケースが多く、利益没収なども覚悟しなければなりません。
そもそも未然に防ぐために、禁止行為の記載がない業者を選ぶ・ボーナスを絡めない・不自然な取引パターンを避けるなどの対策が必要です。
凍結後では遅いため、事前の防止策がすべてです。
Q. どれくらいの価格差があればアービトラージのチャンス?
目安としては、2〜5pips以上の価格差があればアービトラージ実行を検討できます。
ただし、スプレッドや手数料、スリッページなどを加味すると、差が小さいほど利益が出にくくなるため注意が必要です。
特にボーナス非対応の実弾トレードでは、「実質的に残る利益」があるかを基準に判断しましょう。価格差が見えても、実際に残る利益がなければアービトラージは成立しません。
まとめ:アービトラージは稼げる?手法や禁止行為について初心者にわかりやすく解説しました。

海外FXにおけるアービトラージは、違法ではないものの、業者によっては禁止されていることがあります。
安全に実践するためには、業者選びと規約確認が何より重要です。メリットだけでなくリスクにも目を向けながら、正しい方法で裁定取引を活用しましょう。
アービトラージのポイントまとめ
- 法律上は違法ではない
- 業者の規約違反には注意
- 安全に使える業者を選ぶ
- 初心者でも取り組みやすい
- EA運用は業者選定がカギ
- ロットや時間帯に戦略性を持つ
ルールを理解したうえで取引すれば、アービトラージはローリスクで安定した利益を狙える手段になります。規約を守り、賢く海外FXを活用していきましょう。
この記事を書いた人

- MoneyChager編集部では、海外FX関連の仕事に10年以上携わっており、海外FX業者へのコンサルティング実務経験もある知識、経験共に豊富なディレクターが全てのコンテンツ制作のディレクションを行っております。また、実際にFX・CFD取引の経験がある5人のライターがライティングを行っており、コンテンツ制作は全てコンテンツ制作ポリシーに基づき本当の価値のある記事を制作できるように編集部一同心がけております。
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