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海外FXの取引時間は?稼ぎやすい時間帯や注意すべき点とは

  • 海外FXの取引時間ってどうなんだろう?
  • 値動きが大きい時間帯ってどの時間帯?
  • 取引を避けたほうがいい時間帯はあるの?

海外FXに興味があり、取引時間について疑問がある方も多いのではないでしょうか。

本記事では、

  • 海外FXの取引時間と時間帯ごとの特徴
  • 取引時間ごとの値動きの傾向
  • 初心者におすすめの時間帯

などをご紹介します。

本記事を読むことで、海外FXの経験がない初心者の方でも、どの時間帯に取引を行うべきなのか理解できます。

ぜひ参考にしてください。

海外FXの取引時間(営業時間)とは?時間帯ごとの特徴について

ここでは、海外FXの取引時間に関する基本情報を解説します。

  • 海外FXの取引時間は平日24時間
  • クリスマスや正月などの祝日は取引時間(営業時間)が短縮されることもある
  • CFDは取引時間が変則的になることが多い

まずは、海外FXの取引時間(営業時間)について見てみましょう。

海外FXの取引時間は平日24時間

出典:OANDA証券

為替は株式市場とは異なり、特定の取引所を持っているわけではありません。

そのため、海外FXは、世界中の為替市場のいずれかが開いている時間帯、つまり平日の24時間が主な取引時間になります。

例えば、日本が祝日でも他の海外市場が開いている場合には、FX取引を行うことができます。

このように、どこかの市場が取引を終了しても、どこかの市場は開いているため、世界中の金融機関がインターバンク市場と呼ばれる取引所を介して24時間取引を行っています。

FX取引は、24時間取引を行うことが可能なため、日中は忙しい会社員の方でも、夜間に無理なく取引を行うことができます。

サーバー時間が取引時間の基準になる

FXでは現地時間で取引時間が決まっているのではなく、「サーバー時間」というもので取引時間が決まっています。

多くのFX業者では、冬時間GMT+2・夏時間GMT+3を採用しているため、ほとんどの場合で日本時間と冬時間の時は7時間、夏時間の時は6時間の時差があります。

そのため、サーバー時間に表示されている時間に+7時間、もしくは6時間することで、日本時間を計算することができます。

サーバー時間はFX業者によって異なるため、事前にしっかりと確認を行いましょう。

ただし取引時間外(営業時間外)であっても発注予約は可能

海外FXの取引時間は、平日の24時間となっていますが、取引時間外であっても発注予約が可能です。

これは、中東の一部の国で土日に取引が行われているためです。

しかしながら土日の取引は取引高が少なく、参加者がほとんどいないことから、相場に与える影響は大きくありません。

とはいえ、日曜日に相場に影響を与えるような重大なニュースがあれば、月曜日以降の価格に大きな影響が出る可能性もあります。

たとえば土曜日に相場にショックを与えるニュースが出たのにも関わらず、売りポジションを金曜日から月曜日まで持ち越してしまうと、想定外の損失をこうむるかもしれません。

不足の事態を避けるためにも、ポジションの持ち越しをしないのが無難な取引のコツです。

未決済のポジションを翌日以降に持ち越すことを「ロールオーバー」という

未決済のポジションを翌日以降まで持ち越すことをFX用語では「ロールオーバー」と言います。

FX取引では、原則2営業日後に必ず決済を行うというルールがありますが、この「ロールオーバー」を活用することで、FXトレーダーは未決済のまま2営業日以降でも長期的にポジションを保有できるようになりました。

ロールオーバーは、長期投資をメインに行いたいという方に向いている仕組みだと言えます。

クリスマスや正月などの祝日は取引時間(営業時間)が短縮されることも

クリスマスや年末年始などの祝日は、取引時間が短縮されることもあるため注意しましょう。

12月25日は、ほとんどの国で取引が休みになります。

クリスマス当日が平日の場合、日本市場のみが開いており、国内のFX業者に限り朝7時〜15時前後で取引を行うことができます。

しかしながら、海外FX業者の場合、海外に拠点があるため、クリスマスの取引はできません。

また、大晦日や元日などの年末年始に関しては、日本を含む世界中の市場で取引が休みになるため、原則取引ができません。

取引時間変更については取引所のカレンダーや公式サイトを確認しよう

このように、クリスマスや年末年始などの祝日には多くのFX業者で取引時間が短縮されることもあるため、取引所のカレンダーや公式サイトで事前に確認することをおすすめします。

出典:GEMFOREX公式サイト

たとえばGEMFOREXの場合、公式サイトにて以下のような案内がされています。

  • 1日24時間オンラインによる取引
  • 日曜日GMT21:00 – 金曜日GMT21:00
  • 日本時間:【冬時間】月曜7:10~土曜6:50、【夏時間】月曜6:10~土曜5:50

その他の取引所に関しても「(取引所名) 取引時間」で検索すると、事前の案内が確認できるでしょう。

3月から11月のサマータイムは1時間前倒しになることもある

前述したとおり、3月第2日曜日〜11月第1日曜日には、サマータイムが実施されるため、取引時間が1時間前倒しになります。

サマータイムとは、欧米を中心に導入されている、標準時より時計を1時間進める制度のことです。

ヨーロッパでは3月の最終日曜日午前1時から10月の最終日曜日午前1時まで。アメリカでは3月の第2日曜日午前2時から11月の第1日曜日午前2時までとされています。

例えば、サマータイム期間外の取引時間が月曜7時10分〜土曜6時50分だった場合、サマータイム導入時には、取引時間が1時間早まって月曜6時10分〜土曜5時50分となります。

サマータイム開始時期と終了時期についてしっかりと確認しておかないと、決済注文が間に合わず、週明けまでポジションを決済できなくなる恐れもあるため、注意しましょう。

日本時間の祝日は影響しない

憲法記念日や昭和の日などの日本独自の祝日の場合は、海外市場は変わらず開いているため取引が可能です。

CFDは取引時間が変則的になることが多い

CFDとは、「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済取引」の意です。FXと同じように新規と決済の差額が利益となります。

このCFDは、取引時間が変則的になることが多いため注意しましょう。

参照:GMOクリック証券

銘柄によっても取引時間が異なる場合がある

上の写真は、GMOクリック証券で扱っているCFD銘柄の一部です。

この写真を見てもわかるように、CFDは銘柄によって、取引時間が異なります。

自分が取り扱いたい銘柄がどの時間帯に取引可能なのかをしっかりと確認しておきましょう。

【海外FX】取引時間ごとの値動きの傾向

ここからは、海外FXの取引時間ごとの値動きの傾向についてご紹介します。

  • 東京時間(8時〜10時は値動きが活発)
  • ロンドン時間(ニューヨーク市場の開場で上昇)
  • ニューヨーク時間(21時〜翌2時までは値動きが活発)
  • 負けないトレードをするなら東京時間9時〜14時がおすすめ

自分のライフスタイルにも照らし合わせ、どの時間帯に取引を行うのがベストなのかを考えましょう。

東京時間(8時〜10時は値動きが活発)

東京市場では、取引が始まる8時〜10時に値動きが活発になる傾向があります。

東京時間午前9時55分に基準レート(TTM)を決める「仲値」が発表され、この頃に取引が最も活発になります。10時を過ぎると、相場は落ち着くと言えるでしょう。

東京時間では、主に日本や中国、オーストラリアやシンガポールなどのFXトレーダーが参加することが多く、他の時間帯と比較し値動きが落ち着いているのが特徴です。

ロンドン時間(ニューヨーク市場の開場で上昇)

ロンドン時間は、一般的に日本時間17時〜26時までの間を指します。

ロンドン時間になると、ヨーロッパを中心としたFXトレーダーの取引が活発になり、東京時間に落ち着いていた値動きが、ロンドン時間になった途端に大きく変動するケースも少なくありません。

日本時間19時ごろになると、ヨーロッパの昼休憩の時間帯と重なるため、値動きが一旦落ち着く傾向にあります。

また日本時間21時以降になると、さらにニューヨーク市場が開場するため、値動きが激しくなる傾向があります。

ニューヨーク時間(21時〜翌2時までは値動きが活発)

ニューヨーク時間は、一般的に日本時間の21時〜翌日の6時までのことを指します。

前述したように、ロンドン時間と開場時間が重なっている21時〜午前2時までの時間帯は、1日の中で最も値動きが激しいと言えるでしょう。

またこの時間帯は、為替市場にとって重要なトレンドが発生しやすい時間帯とも言われており、この深夜の時間帯に大きく相場が動くケースも決して珍しくはありません。

値動きが大きい分チャンスも増えますが、リスクも大きくなることを覚えておきましょう。

負けないトレードをするなら東京時間9時〜14時がおすすめ

トレードにおいて、大勝しなくてもいいけど、とにかく負けたくないと考えている方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめな取引時間は、東京時間9時〜14時です。

前述したとおり9時〜14時の間は、トレードに参加する人たちのほとんどがアジア勢です。

また、9時〜14時は、他の取引時間に比べると、トレーダーが少ない時間帯のため、比較的値動きが小さい傾向にあります。

初めてFXトレードをおこなう場合は、この時間帯を狙ってみてください。

<手数料(スプレッド)負けには要注意>

FXでは、取引手数料が無料のFX会社も多いのですが、「スプレッド」が実質的な手数料としてかかるケースもあるため注意が必要です。

多くのFX会社では、手数料を無料にして、スプレッドによる収益で会社を運営しています。

スプレッドは、買値と売値の価格の差のことを指します。

多くのFX会社は、各手数料を無料にしてトレーダーが取引しやすい環境を作ることで取引回数を増やし、トレーダーが支払うスプレッドから利益を得ています。

とくに短期トレードを行う際には、スプレッド負けには注意しましょう。

スプレッドによって負けるケースは以下のとおりです。

【米ドル/円120円で1万通貨を購入し、120.1円で売った時の為替差益】

(120.1円×10,000通貨)- (120円×10,000通貨) = 1,000円

【スプレッドが3銭(0.3円)時にかかるコスト】

0.3円(スプレッド)× 10,000通貨 × 1回 = 3,000円

【総収支】

1,000(為替差益) – 3,000(コスト)= -2,000円(スプレッド負け)

このように、単純な取引で勝っていたとしても、総収支で見ると、差益に対してコストのほうが高くなってしまうこともあるため、FX会社を選ぶ際はスプレッド`も重視しましょう。

海外FXの取引時間に関するQ&A

海外FXの取引時間に関してよくある質問をまとめました。

  • Q. GEMFOREXの取引時間は?
  • Q. 初心者にはどの時間帯がおすすめ?
  • Q. ゴールド取引におすすめな時間帯は?

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.GEMFOREXの取引時間は?

出典:GEMFOREX公式サイト

GEMFOREXの取引時間は、日曜日GMT21:00〜金曜日GMT21:00となっています。

これを日本時間で考えると、以下のようになります。

11月〜3月の夏時間:月曜日6:10〜土曜日5:50

12月〜2月の冬時間:月曜日7:10〜土曜日6:50

前述したとおり、クリスマスの前後や年末年始は取引時間が短縮されるため、取引時間変更については取引所のカレンダーや公式サイトで事前に確認しておくことをおすすめします。

Q. 初心者にはどの時間帯がおすすめ?

FX市場は取引する時間帯で値動きの傾向などが大きく異なることがあります。

FX取引に慣れてない初心者の方には、比較的値動きが少ない日本時間9時〜14時の取引がおすすめです。

取引に慣れてきて、相場が大きく変動する時間帯に挑戦してみたいという方は、21時〜午前2時などの値動きが激しい時間帯に取引を行ってみましょう。

Q. ゴールド取引におすすめな時間帯は?

小さなポジションから取引を始めることのできるゴールド取引は、個人トレーダーにも人気の取引です。

ゴールド取引におすすめな時間帯は、日本時間の21時〜23時です。

この時間は、ゴールドの相場が一日で一番活発に動く時間帯とも言われており、日中仕事をしている会社員の方にもおすすめの時間帯です。

まとめ

本記事では、海外FXの取引時間と時間帯ごとの特徴や取引時間ごとの値動きについて解説しました。

重要な点をおさらいしましょう。

  • 海外FXの取引時間は基本的に平日24時間
  • クリスマスや正月などの祝日は取引時間が短縮されることもある
  • 負けないトレードをするなら東京時間9時〜14時がおすすめ
  • ゴールド取引をするなら、東京時間の21時〜23時の時間帯がおすすめ

外国為替市場には、株式市場のように特定の取引所が存在しておらず、取引できる時間に制限がないのが特徴です。

基本的には土曜日や日曜日でない限り、何時でも取引できます。

ただし海外の祝日やイベント時には、取引時間が変更になるので注意が必要です。

また時間によっても値動きに特徴があることを理解しておきましょう。

そのほか、各FX会社や銘柄によっては、取引時間が若干異なることがあるため、取引所のカレンダーや公式サイトはこまめにチェックしておくことが大切です。

今回ご紹介したGEMFOREXなどの取引所は信頼度が高いので、取引する際はぜひ活用してみてください。