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海外FXスプレッド・手数料の比較ランキング!狭い・最挟の業者を徹底比較

海外FXで取引を行う際には、「スプレッド」と呼ばれる手数料のようなものが必ず発生します。

スプレッドの広さは業者によって異なるので、なるべくスプレッドが狭い業者を選ぶのが海外FXで利益を挙げるためには重要なポイントです。

本記事では、いくつもある海外のFX業者の中から、スプレッドが狭くて取引しやすいおすすめの業者を紹介します。

併せて、海外FX業者の選び方やスプレッドの影響を抑える方法なども説明しますので、これから海外FXにチャレンジしてみたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

MoneyChager編集部は、2万人以上のユーザー調査結果を参考に、海外FX業者の安全性や取引環境を分析した上で、本当におすすめのスプレッドが狭い海外FX業者を紹介できますので、ご期待ください。

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日本証券業協会一種証券外務員

石坂貴史

大学卒業後、株取引や国債、外国為替証拠金取引などに興味をもち、実際の取引を通じながら金融の知識を広げる。3級ファイナンシャルプランニング技能士を皮切りに、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP(Affiliated Financial Planner – 日本FP協会認)を取得。2024年に日本証券業協会(JSDA)一種証券外務員資格を取得し、日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント Asset Building Consultantとして活動。現在、FP業務のほか、経済総合ポータル『Money Ships』の立ち上げ、デザイン構築、運用、WEBライターなど全ての業務を取り仕切る。

石坂貴史のプロフィール>

海外FX業者のスプレッド、下記の取引環境が一目でわかる海外FX業者カオスマップも参考にしてみてください。

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海外FXキャッシュバック活用の運用例

・ドル円スプレッド:1.6pips
・キャッシュバック:0.9pips
・実質スプレッド:0.7pips(1.6pips-0.9pips)

海外FX取引では、キャッシュバックを活用することで実質的なスプレッドが狭くなり、より利益を大きくすることが可能です。

取引ごとにキャッシュバックを受けられるタイプの口座とキャッシュバックなしの口座を比べると、取引回数が増えれば増えるほどお得度に差が生じることはいうまでもありません。

海外FXでお得に取引をしたいのであれば、キャッシュバックをしっかりと活用するのがおすすめです。


目次

海外FXのスプレッドとは

これまでにFX経験がない方だと、そもそも「スプレッド」というものがどういうものなのか、イマイチ分かっていない方もいるかもしれません。

まずは、海外FXにチャレンジするにあたり必ず把握しておかなければならない「スプレッド」について、説明しましょう。

スプレッドとは

スプレッドとは、「買値(ASK)」と「売値(BID)」の間の差額のことを指します。

たとえば、ドル円の買値・売値にそれぞれ以下の金額が付いていたとしましょう。

  • 買値:155.24
  • 売値:155.22

このとき、ドル円を購入する場合は155.24円が必要ですが、同じタイミングでドル円を売ろうと思っても155.22円にしかならず、「155.24円-155.22円=0.02円」の差が生じていることになります。

この差こそが「スプレッド」であり、海外FX業者の手数料収入になります。

トレーダーからすれば、スプレッドが狭いほうがコストを抑えた取引が可能なので、なるべくスプレッドの狭い業者を選ぶことが重要です。

広い業者と狭い業者の違い

海外FX業者で設けられているスプレッドの値はそれぞれ異なり、スプレッドが広い業者もあれば狭い業者もあります。

スプレッドが広い業者と狭い業者の違いは、おおむね以下のとおりです。

スプレッドが広い業者スプレッドが狭い業者
ボーナスキャンペーンが豊富ボーナスキャンペーンが少ない
最大レバレッジが高め最大レバレッジが低め

スプレッドが広い業者は、それだけ聞けばトレーダーからは敬遠されやすい業者です。

しかし、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどの各種ボーナスキャンペーンを豊富に提供することで、トレーダーの利用を促すようにしています。

海外FX業者が設けているボーナスの例

・新規口座開設ボーナス

・入金ボーナス

・一定lotの取引に対するボーナス

また、最大レバレッジが高めということは少ない資金でトレードを始められるということでもあり、そういった要素もトレーダーには魅力的に映るでしょう。

ただ、日々トレードを繰り返すトレーダーからすると、ボーナスキャンペーンを利用できるのは限られた機会のみなので、それよりも利益を挙げやすい特徴を有している業者を選ぶほうが賢明ということになります。

そのため、定期的にトレードを行う中級者~上級者の方であれば、ボーナスキャンペーンが少なくともスプレッドが狭い業者を選ぶほうがよいでしょう。

海外FX業者と国内FX業者のスプレッドの違い

「海外FX業者で取引を行う際には必ずスプレッドが発生する」とお伝えしましたが、国内FX業者で取引を行う際にも、もちろんスプレッドが発生します。

ただ、海外FX業者と国内FX業者を比較する場合は、スプレッドにおいて以下のような違いに注意しなければなりません。

  • スプレッドの単位
  • 口座タイプ
  • スプレッドの仕組み

それぞれの違いについて、以下で説明しましょう。
海外FX業者と国内FX業者の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。

スプレッドの単位

海外FXではスプレッドを表す際に「pips」という単位を用いるのが一般的ですが、国内FXでは「銭」が用いられます。

「pips」と「銭」の関係は以下のとおりです。

海外FX業者(pips)国内FX業者(銭)
1円100pips100銭
0.1円10pips10銭
0.01円1pips1銭

先ほど例で挙げた「買値:155.24、売値:155.22」のドル円の場合、海外FXならスプレッドは「2pips」ですが、国内FXならスプレッドは2銭です。

「銭」は日本でのお金の数え方の単位なので、ドル円やユーロ円・ポンド円など、円絡みの通貨ペア(クロス円)でのスプレッドに対してのみ用いられます。

一方で「pips」は単純に買値と売値の差分を表す単位なので、ポンドドルやユーロドルなど、円が絡まない通貨ペアのスプレッドに対しても用いることが可能です。

口座タイプ

口座タイプが複数設けられていることがあるのも、海外FXの特徴です。

海外FXの口座は「STP口座」と「ECN口座」に大きく分けることができ、それぞれで特徴が異なります(詳しくは後述)。

一方国内FXの場合、ほとんどの業者で1タイプの口座しか設けられていません(大半の場合はSTP口座)。

自身の取引スタイルなどに応じて口座を使い分けることができるのは、海外FXの大きな魅力のひとつといえるでしょう。

スプレッドの仕組み

スプレッドの仕組みは「変動制スプレッド」と「固定制スプレッド」に大きく分けることができ、海外FX業者は「変動制スプレッド」を採用していることが多いです。

スプレッドの種類変動制スプレッド固定制スプレッド
国内or海外海外FX国内FX
メリット狭いスプレッドで取引できる場合がある常に同じスプレッドで取引できる
デメリットスプレッドが拡大する場合がある基本的なスプレッドは広め

変動制スプレッドはその名のとおり、為替の状況やボラティリティなどによってスプレッドが変動します。

うまくタイミングを選べば狭いスプレッドでの取引が可能なのが、変動制スプレッドの大きな魅力です。

ただし、ボラティリティが拡大している時間帯では、その分余分にコストを支払わなければ取引できません。

固定制スプレッドは、(原則として)常に同じスプレッドで取引ができるので、タイミングによる取引コストの差を考慮する必要はありません。

その分基本的なスプレッドは広めに設定されていることが多いので、どちらも一長一短の仕組みといえます。

変動制スプレッドは、為替の流動性が高い時間帯にはスプレッドが拡大することはほとんどないので、そういった時間帯を中心に取引をする方であれば、海外FXのほうがコストを抑えられるといえるでしょう。

変動制スプレッドと固定制スプレッドの特徴まとめ

・変動制スプレッド:狭いスプレッドでの取引が可能、ボラティリティが拡大している間はスプレッドが広くなる可能性あり

・固定制スプレッド:常に同じスプレッドでの取引が可能、基本的なスプレッドは変動制スプレッドより広め

STP口座とECN口座の違い

海外FX業者では利用できる口座が複数ある場合があり、それらは口座の特徴によって「STP口座」と「ECN口座」に分けられます。

STP口座とECN口座の違いを、以下に表でまとめました。

口座タイプSTP口座ECN口座
スプレッド普通~広め狭い
取引コストスプレッドのみスプレッド+手数料
ボーナスあるところが多いないところが多い
レバレッジ高い低い~普通
最低入金額低め高め

上掲した表の内容を踏まえて、両者の特徴を以下で説明します。

STP口座

STP口座は業者によっては「スタンダード口座」などと呼ばれることもあり、それぞれの業者が取り扱っている口座のなかでもっとも一般的なものが該当することが多いです。

取引にかかるコストがスプレッドのみで分かりやすい、ボーナスがいろいろと設定されておりお得に取引できる、少ない入金額から取引可能など、海外FXでの取引経験が少ない方でも使いやすい特徴を数多く有しています。

そのため、初めて海外FXにチャレンジする方は、STP口座を利用するのがおすすめです。

ECN口座

ECN口座は「低スプレッド口座」とも呼ばれる口座で、海外FX業者によっては取り扱いがない場合もあります。

ECN口座はスプレッド自体はSTP口座よりも狭めに設定されていますが、その代わりにSTP口座では必要のない手数料が発生します。

また、ボーナスキャンペーンもないことが多く、最低入金額も高めに設定されているので、初心者よりは海外FXでの取引に慣れている中~上級者向けの口座です。

スプレッドが狭いことから、スキャルピング中心のトレードを行う方にはECM口座がおすすめです。

スプレッドが広がるタイミング

スプレッドはトレーダーにとっては取引コストでしかないので、スプレッドが広がるタイミングでは取引をなるべく避けるのが賢明です。

スプレッドが広がりやすいタイミングは、主に以下が挙げられます。

  • 早朝・深夜などのボラティリティの低い時間帯
  • 雇用統計などの重要指標や経済ニュースの発表時

それぞれについて説明します。

早朝・深夜などのボラティリティの低い時間帯

ボラティリティとは「値動きの激しさや変動幅」を意味し、市場に参加する人が一定数いれば一定のボラティリティが維持されます。

市場への参加人数は各市場がオープンしている時間帯かどうかによりますが、いわゆる「三大市場」がオープンしている間はボラティリティが極端に低くなることはないでしょう。

世界の三大市場

・東京市場

・ニューヨーク市場

・ヨーロッパ市場

三大市場はそれぞれオープンしている時間帯が異なりますが、日本時間の早朝や深夜は三大市場のいずれもが閉場しているので、市場への参加者がグッと少なくなる時間帯です。

そのため、ボラティリティが低くなることでスプレッドも広がりやすくなります。

普段と同じような感覚で取引をするとスプレッドがかなり広く、思っていたような取引ができない可能性があるので、とくに初心者のうちは早朝や深夜での取引は避けるのがおすすめです。

雇用統計などの重要指標や経済ニュースの発表時

ボラティリティが低いタイミングではスプレッドが広がりやすいですが、逆に「急激にボラティリティが高くなる」タイミングでもスプレッドは広がりやすいです。

急激にボラティリティが高くなるタイミングは、為替の動きに大きな影響を及ぼしそうな指標やニュースが発表されるタイミングで、指標であれば雇用統計やCPIなどが挙げられます。

経済ニュースであれば、タイムリーな話題ですがトランプ氏がアメリカ大統領に返り咲き就任した際の演説で「関税を引き上げる」旨の発言をしたとのニュースが流れた際は、急激にボラティリティが高くなりスプレッドも広がりました。

為替に影響のありそうな経済ニュースがいつ発表されるかを事前に把握することはできませんが、雇用統計やCPIなどの指標は発表時間があらかじめ公表されています。

そのため、その時間帯付近ではボラティリティの高まりによってスプレッドが広がることが予想されるので、取引は控えるのが賢明です。

取引しやすい時間帯に関して詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。

スプレッドが狭いおすすめ業者ランキングトップ10

海外FX業者の数は非常に多く、いざどれかを選べと言われても迷ってしまう可能性があります。

そこで、スプレッドが狭い業者の中から、取り扱っている通貨ペアの豊富さやボーナスキャンペーンの豊富さなどをもとに比較したおすすめの業者をランキング形式で紹介します。

口座を開設する業者をお悩みであれば、以下で紹介する業者を中心に検討してみてください。

右へスクロール
海外FX業者ドル円ポンド円ユーロ円ポンドドルユーロドル
1位
AXIORY
AXIORY
1.52.21.21.71.4
2位

TradeView
1.92.72.11.41.1
3位

TitanFX
1.32.51.71.61.2
4位

iFOREX
1.43.22.01.61.1
5位

Exness
1.12.22.01.21.0
6位

XMTrading
2.03.02.21.81.6
7位

BigBoss
1.92.52.21.61.4
8位

HFM
1.82.22.12.21.5
9位
axi
Axi
1.12.31.61.81.4
10位

XS.com
1.32.31.91.31.1

海外FXスプレッドおすすめ 第1位:AXIORY

AXIORY

AXIORYの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数61種類
最大レバレッジ2,000倍(マックス口座のみ)
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.5pips

【ポンド円】2.2pips

【ユーロ円】1.2pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

AXIORYは完璧な日本語によるサポートを受けられることから、日本人の利用者も多い海外FX業者です。

口座の種類も5種類から選ぶことが可能で、とくにマックス口座では最大2,000倍のレバレッジをかけられるので、わずかな資金で多くの利益を得られるチャンスがあります。

会社としての安全性も高く、これまで入出金トラブルなどの悪い噂を耳にしたことはありません。

スプレッドは口座の種類によって異なりますが、スタンダード口座やナノ口座で設定されているスプレッドは海外FX業者の中ではかなり狭めなので、コストを抑えた取引が可能です。

公式ホームページで発表されている約定率は99,99%を誇り、スキャルピングにも対応しているので、スキャルピングをメインに取引を行うトレーダーの方にとくにおすすめです。

海外FXスプレッドおすすめ 第2位:TradeView

TradeViewの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数61種類
最大レバレッジ500倍(X Leverage口座のみ)
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.9pips

【ポンド円】2.7pips

【ユーロ円】2.1pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット100%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

TradeViewは日本語でのメールサポートが24時間受けられるので、安心して利用できるFX業者です。

口座の種類も豊富で、最大500倍のレバレッジがかけられるX Leverage口座やスプレッドが狭めのILC口座など、4種類の中から好きな口座を選んで取引することができます。

海外FX業者では禁止されていることもあるスキャルピングや両建て取引も可能なので、柔軟にトレードを行えるのも大きな魅力です。

発注可能なLot数も多いので、値動きの少ない相場でもまとまった利益を狙えるでしょう。

ロスカット水準が100%と少し高めに設定されているので、ほかのFX業者を利用する場合よりも資金管理に注意する必要があることは、念頭に置いておくのが賢明です。

海外FXスプレッドおすすめ 第3位:TitanFX

TitanFXの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数60種類
最大レバレッジ1,000倍(Zeroマイクロ口座のみ)
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.3pips

【ポンド円】2.5pips

【ユーロ円】1.7pips

スキャルピングの可否
入出金方法10種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

TitanFXは高速約定とスプレッドの狭さに定評のあるFX業者です。

高速約定でスリッページが起きにくい、スプレッドが狭くコストを抑えられる、これらの特徴は海外FX業者を選ぶうえでは欠かせないポイントといえます。

また、Zeroマイクロ口座のみではあるものの最大レバレッジは1,000倍と高めで、そのほかの口座でも最大500倍のレバレッジをかけられるので、資金効率の高い取引が可能です。

ボーナスキャンペーンを行う頻度は低いものの、継続して取引を行う方にとってはボーナスキャンペーンの有無よりも、約定力とスプレッドの狭さのほうが重要でしょう。

日本語でのサポートも受けられるので、安心して利用できるFX業者をお探しのトレーダーの方にはおすすめです。

海外FXスプレッドおすすめ 第4位:iFOREX

iFOREX

iFOREXの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数82種類
最大レバレッジ400倍
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.4pips

【ポンド円】3.2pips

【ユーロ円】2.0pips

スキャルピングの可否不可
入出金方法6種類
ロスカット0%
ゼロカットあり
注文方式DD方式

iFOREXは取り扱っている通貨ペアの豊富さが特徴のFX業者です。

かなりマイナーな通貨ペアも取り扱っているので、ポートフォリオを分散させながら取引を行いたい方にはうってつけでしょう。

また、ロスカットの基準が「0%」なのも大きな特徴で、ほかのFX業者ならロスカットされるような水準でもiFOREXなら耐えられるケースがあります。

ゼロカットありという点も踏まえて、少ない資金で効率的な取引を行うことが可能です。

もちろん日本語でのサポートにも対応していますし、電話やメールだけでなくLINEでのやり取りもできるので、問題が起きた場合でもタイムリーに対応してもらえます。

海外FXスプレッドおすすめ 第5位:Exness

Exnessの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数96種類
最大レバレッジ無制限(実質21億倍)
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.1pips

【ポンド円】2.2pips

【ユーロ円】2.0pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット0%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

Exnessは最大レバレッジが「無制限」であることが特徴的なFX業者です。

ほかの業者では数百倍~数千倍程度がレバレッジの上限でしたが、Exnessでは「実質21億倍」という驚異的なレバレッジをかけることができるので、一攫千金を狙うことも夢ではありません。

レバレッジをかける場合の懸念点は「損失が一気に膨らむ可能性があること」ですが、Exnessではゼロカットシステムを導入しており元本以上の損失は発生しないので、安心して取引できます。

通貨ペア数もかなり豊富で、ほかの業者では取り扱っていないようなマイナーな通貨ペアの取引も可能です。

約定率も高めなので、プロトレーダーの方からも人気の高い業者です。

海外FXスプレッドおすすめ 第6位:XMTrading

XMTrading

XMTradingの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数57種類
最大レバレッジ1,000倍
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】2.0pips

【ポンド円】3.0pips

【ユーロ円】2.2pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

XMTradingは、海外FX業者の中でも知名度が非常に高く人気のある業者です。

XMTradingの人気を支える大きな要因のひとつが、2022年10月にリリースされた「KIWAMI極口座」で、「極小スプレッド」×「手数料無料」×「スワップフリー」という特徴を有しています。

スプレッドが狭く手数料が無料というだけで使いやすいことは間違いないのですが、スイングトレードを中心に行う方にとってはスワップフリーも重要なポイントでしょう。

スイングトレードではポジションを長く保有し続ける必要があるので、プラススワップのポジションであれば問題ありませんが、マイナススワップのポジションの場合は資金が徐々に目減りしていってしまいます。

「KIWAMI極口座」を利用すれば、マイナススワップで資金が減ってしまう心配がありません。

幅広いトレーダーの方におすすめですが、スイングトレードを中心に行う方にはとくにおすすめです。

海外FXスプレッドおすすめ 第7位:BigBoss

BigBoss

BigBossの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数43種類
最大レバレッジ2,222倍(デラックス口座でカスタマイズを行った場合のみ)
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.9pips

【ポンド円】2.5pips

【ユーロ円】2.2pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD

BigBossはスプレッドの狭さや約定率などにおいて、バランスの取れたFX業者です。

複数ある口座の中で、デラックス口座はアイテムによってカスタマイズが可能なのが特徴的で、元の最大レバレッジは1,111倍ですが、アイテムでカスタマイズをすることで最大2,222倍のレバレッジでの取引が可能になります。

また、ほかのアイテムを利用すればロスカット水準を0%まで引き下げられるなど、口座の特徴を自分好みに変えられるのは大きな魅力といえるでしょう。

口座開設ボーナスなどの豪華なボーナスを常時提供しているので、口座開設のタイミングを考える必要もありません。

「海外FXが初めてでどの業者を選べばよいか分からない」という方に対しても、安心しておすすめできる業者です。

海外FXスプレッドおすすめ 第8位:HFM

HFM

HFMの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数53種類
最大レバレッジ2,000倍
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.8pips

【ポンド円】2.2pips

【ユーロ円】2.1pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

HFMは、豊富な通貨ペアや狭めのスプレッドなどが魅力のFX業者です。

HFMが取り扱っている口座のひとつである「ゼロ口座」は、主要通貨ペアを中心にゼロスプレッドで取引が可能、レバレッジ最大2,000倍という優れた特徴を有しているので、資金効率のよい取引を行うのに便利です。

コピートレードにも対応しているので、プロトレーダーの取引をそのまま真似して利益を狙うこともできます

入金ボーナスやロイヤリティーボーナスといった種々のボーナスも豊富に設けられているので、実質的なスプレッドを狭くできるのも魅力でしょう。

日本人のトレーダーも多く利用している業者なので、安心して取引を始められたいとお考えの方にはとくにおすすめです。

海外FXスプレッドおすすめ 第9位:Axi

Axi

Axiの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数67種類
最大レバレッジ1,000倍
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.1pips

【ポンド円】2.3pips

【ユーロ円】1.6pips

スキャルピングの可否
入出金方法3種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

Axiは主要な通貨ペアのスプレッドが平均的に低めに抑えられているFX業者です。

トレーダーによって取引する通貨ペアは異なりますが、多くの方が取引するであろう主要通貨ペアのスプレッドが低く抑えられているのは、使いやすいポイントといえます。

最大レバレッジも1,000倍と十分なレバレッジを効かせられるので、少額の入金から一気に莫大な利益を挙げることも可能です。

複数ある口座のうち「エリート口座」は最低入金金額が25,000ドル以上で、残高維持も必要になりますが、表に掲載したスプレッドよりも狭いスプレッドで取引できます。

入金力の自信のある方にとっては、Axiの「エリート口座」での取引は魅力的に映るのではないでしょうか。

海外FXスプレッドおすすめ 第10位:XS.com

XS.comの特徴は、以下のとおりです。

通貨ペア数42種類
最大レバレッジ2,000倍
代表的な通貨ペアの平均的なスプレッド(STP口座)【ドル円】1.3pips

【ポンド円】2.3pips

【ユーロ円】1.9pips

スキャルピングの可否
入出金方法6種類
ロスカット20%
ゼロカットあり
注文方式NDD方式

XS.comは海外FX業者の中でもトップクラスに狭いスプレッドが魅力の業者です。

とくに短い時間で何度も取引を繰り返すスキャルピングを中心に行うトレーダーにとって、取引1回あたりのコストに相当するスプレッドが低いことは、口座選びにおいて重要な要素のひとつです。

スリッページが起きにくく約定率が高いことも相まって、スキャルパーの方から高い人気を誇っています。

最大レバレッジも2,000倍と高めの設定になっていますが、ゼロカットシステムを導入しているので、資産が減る方向に急激な値動きが起きても入金した金額以上を失うことはありません。

透明性の高いNDD方式を採用していることもあり、安心して利用できる業者といえるでしょう。

主要取引ペアごとのスプレッドランキング

FX業者によって設定されているスプレッドの幅は異なるため、口座を選ぶ際にはそれらを慎重に比較検討する必要があります。

とくに、メインで取引をする通貨ペアが決まっているのであれば、その通貨のスプレッドで比較することが重要でしょう。

以下では、クロス円の中でも取引の多いペアや世界の主要通貨ペアに絞って、先ほど紹介した10社のFX業者のSTP口座における平均的なスプレッドを紹介しますので、こちらもFX業者選びの参考にしてください。

ドル円の海外FXスプレッド比較

FX業者スプレッド
AXIORY1.5pips
TradeView1.9pips
TitanFX1.3pips
iFOREX1.4pips
Exness1.1pips
XMTrading2.0pips
BigBoss1.9pips
HFM1.8pips
Axi1.1pips
XS.com1.3pips

STP口座においてドル円のスプレッドが平均的に狭いのは、ExnessやAxiなどです。

あくまでも平均的なスプレッドであり、ECN口座ではほかのFX業者のほうがスプレッドが狭い場合もありますが、ドル円を中心にトレードする方はこれらの業者を利用するとよいでしょう。

ポンド円の海外FXスプレッド比較

FX業者スプレッド
AXIORY2.2pips
TradeView2.7pips
TitanFX2.5pips
iFOREX3.2pips
Exness2.2pips
XMTrading3.0pips
BigBoss2.5pips
HFM2.2pips
Axi2.3pips
XS.com2.3pips

STP口座においてポンド円のスプレッドが平均的に狭いのは、AXIORYやExness・HFMなどです。

あくまでも平均的なスプレッドであり、ECN口座ではほかのFX業者のほうがスプレッドが狭い場合もありますが、ポンド円を中心にトレードする方はこれらの業者を利用するとよいでしょう。

ユーロ円の海外FXスプレッド比較

FX業者スプレッド
AXIORY1.2pips
TradeView2.1pips
TitanFX1.7pips
iFOREX2.0pips
Exness2.0pips
XMTrading2.2pips
BigBoss2.2pips
HFM2.1pips
Axi1.6pips
XS.com1.9pips

STP口座においてユーロ円のスプレッドが平均的に狭いのは、AXIORYやAxiなどです。

あくまでも平均的なスプレッドであり、ECN口座ではほかのFX業者のほうがスプレッドが狭い場合もありますが、ユーロ円を中心にトレードする方はこれらの業者を利用するとよいでしょう。

ポンドドルの海外FXスプレッド比較

FX業者スプレッド
AXIORY1.7pips
TradeView1.4pips
TitanFX1.6pips
iFOREX1.6pips
Exness1.2pips
XMTrading1.8pips
BigBoss1.6pips
HFM2.2pips
Axi1.8pips
XS.com1.3pips

STP口座においてポンドドルのスプレッドが平均的に狭いのは、ExnessやXS.comなどです。

あくまでも平均的なスプレッドであり、ECN口座ではほかのFX業者のほうがスプレッドが狭い場合もありますが、ポンドドルを中心にトレードする方はこれらの業者を利用するとよいでしょう。

ユーロドルの海外FXスプレッド比較

FX業者スプレッド
AXIORY1.4pips
TradeView1.1pips
TitanFX1.2pips
iFOREX1.1pips
Exness1.0pips
XMTrading1.6pips
BigBoss1.4pips
HFM1.5pips
Axi1.4pips
XS.com1.1pips

STP口座においてユーロドルのスプレッドが平均的に狭いのは、ExnessやTradeView・iFOREX・XS.comなどです。

あくまでも平均的なスプレッドであり、ECN口座ではほかのFX業者のほうがスプレッドが狭い場合もありますが、ユーロドルを中心にトレードする方はこれらの業者を利用するとよいでしょう。

スプレッドが広くても海外FXがおすすめな理由

海外FX業者と国内FX業者のスプレッドを比較して、「海外FX業者のスプレッドは広い!」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

確かに、海外FX業者のほうがスプレッドが広い傾向にあることは否めませんが、それだけの理由で「海外FX業者は使うべきではない」とは考えないほうがよいでしょう。

というのも、海外FX業者は注文方式において安心して利用できる可能性が高いからです。

FXの注文方式は、「DD方式」と「NDD方式」に大きく分けられます。

「DD方式」は「Dealing Desk方式」の略称で、トレーダーと市場の間にFX業者が入って間接的に取引をする方式です。

FX業者を介しての取引になることで、常に一定のスプレッドを維持できるのが強みで、国内のFX業者で主に採用されています。

ただし、FX業者を介することで透明性のない取引になってしまうので、業者による不正操作がまったくないとは言い切れないのが、DD方式のネックといえるでしょう。

一方の「NDD方式」は「No Dealing Desk方式」の略称で、トレーダーと市場の間にFX業者を介さず直接的に取引をする方式です。

海外FX業者ではNDD方式を採用しているところが多いですが、市場と直接取引をすることから不正操作などの懸念は一切ありません

国内FX業者が不正操作をしてるというわけではありませんが、一切の懸念なく取引ができるのがどちらかと問われれば、「NDD方式」を採用している海外FX業者ということになります。

そのため、透明性の高い取引を行いたい方には海外FX業者のほうがおすすめです。

DD方式とNDD方式の特徴まとめ

・DD方式:常に一定のスプレッドを維持できる、業者による不正操作の可能性を払拭しきれない

・NDD方式:クリーンな取引ができる、取引のタイミングによってスプレッドが変動する

海外FX口座の選び方

海外のFX業者は数も多いので、どの業者を利用しようかと悩んでしまうことも考えられます。

すでに紹介している「スプレッドが狭い業者」の中から選ぶのがおすすめですが、自分なりに考えたいということであれば、以下のような選び方を意識するとよいでしょう。

  • 取引したい通貨ペアのスプレッドが狭いところを選ぶ
  • キャンペーンが豊富なところを選ぶ
  • 自身の取引スタイルに合っているところを選ぶ
  • 約定率が高いところを選ぶ
  • 評判のよいところを選ぶ

それぞれの選び方について、以下で詳しく説明します。

取引したい通貨ペアのスプレッドが狭いところを選ぶ

「スプレッドが狭い業者」を選ぶことが重要とお伝えしていますが、より正確にお伝えするのであれば「自身が取引する通貨ペアのスプレッドが狭い業者」を選ぶことが重要です。

仮に、ドル円やポンド円のスプレッドが狭い業者であっても、自身が取引するユーロ円のスプレッドが広ければ、スプレッドの狭さの恩恵にあずかることはできません。

自身が中心に取引する通貨ペアを決めて、その通貨ペアのスプレッドをもとにしてFX業者を比較するのがおすすめです。

複数の通貨ペアを取引する場合、片方の通貨ペアのスプレッドが狭い業者ともう片方の通貨ペアのスプレッドが狭い業者は、異なる可能性があります。

その場合は、それぞれの取引を別の海外FX業者で行うことも検討しましょう。

キャンペーンが豊富なところを選ぶ

キャンペーンの内容やキャンペーンを行う頻度は、業者によって大きく異なります。

キャンペーンを利用すればコストを抑えた取引が可能になるので、キャンペーンを有効活用しない手はありません。

ただし、キャンペーンの適用対象になるためには、「○○円以上の入金」や「○○lot以上の取引」などの条件をクリアしなければならない場合もあります。

キャンペーンの条件などをきちんと確認したうえで、無理なく対象になれるようなキャンペーンが豊富なところを選ぶとよいでしょう。

自身の取引スタイルに合っているところを選ぶ

自身の取引スタイルによって、許容できるスプレッドの幅は変わってきます。

短期間での取引を繰り返すスキャルピングが中心の場合、取引回数分だけスプレッドを負担することになるので、なるべくスプレッドが狭い業者を選ばなければスプレッド負けしてしまいます。

一方、スイングトレードが中心であれば取引回数は少なめで済み、利確幅も大きめに設定することが多いので、スプレッドが多少広くても問題ありません。

人によってはスキャルピングとスイングトレードをどちらも行うこともあると思いますが、その場合はそれぞれで利用するFX業者を変えることも検討しましょう。

とくにスキャルピングは、業者によっては禁止されている場合もあるので、スキャルピングOKのところを選ぶ必要があります。

約定率が高いところを選ぶ

約定率の高さも、業者を選ぶ際に重視すべきポイントのひとつです。

約定率とは、トレーダーが出した注文が意図したタイミングで成立する確率です。

為替の値動きが激しいと、注文を出した金額から少しズレた金額で約定する「スリッページ」が発生してしまう可能性があります。

スリッページの幅によっては意図したような利益を挙げられなくなる可能性があるので、スリッページが発生せずにきちんと約定してくれるかどうかは、業者の使い勝手を大きく左右します。

FX業者の中にはホームページで約定率を公開しているところもあるので、そういった情報も踏まえたうえで業者を選びましょう。

評判のよいところを選ぶ

どの業者を選んでも、FXという取引の仕組み自体が変わることはありません。

ただ、FXは自身の貴重なお金を口座にあずけたうえで行うものなので、「評判のよい業者を選びたい」と考えるのが自然なことでしょう。

FXでは業者の規約で禁止されている行為を行った場合、口座が凍結されて出金ができなくなる場合があります。

規約に触れるような行為をしていたという自覚があれば自業自得ではありますが、そうでない場合でも規約違反ということで口座が凍結されたという話を多々聞くのがFX界隈です。

そういった話を聞くことが多い業者は避けて、出金拒否などの話を聞くことがほぼなく評判のよいところを選ぶことで、安心して取引を行えるでしょう。

スプレッドなしのFX業者はない?

ここまで何度も「スプレッドは狭いほうがいい」という話を聞いていると、「そもそもスプレッドのないFX業者は存在しないのか?」と考える方もいるかもしれません。

冒頭でも少し触れたように、スプレッドはFX業者の手数料収入であり、「スプレッドなしのFX業者=利益を得ずに事業を行っている業者」ということになるので、手数料も含めてスプレッドなしのFX業者は存在しません。

ただ、国内の一部のFX業者には、特定の通貨ペアで一定lotまでであればスプレッドなしで取引が可能なところもあります。

lotがかなり抑えられているのでメインの業者として利用するのには不向きですが、FX初心者の方がコストをかけずにFXにチャレンジしてみたいときには便利な業者といえるかもしれません。

スプレッドの注意点

海外の業者を利用してFXを行うにあたっては、スプレッド関連で以下のような点に注意する必要があります。

  • ボーナスが豊富な業者はスプレッドの設定が広めなことが多い
  • ECN口座は最低入金金額が高めに設定されている
  • スリッページが発生する可能性がある

それぞれの注意点を、詳しく説明します。

ボーナスが豊富な業者はスプレッドの設定が広めなことが多い

海外FX業者の中には、「入金ボーナス」や「取引ボーナス」などのさまざまなボーナスを設けている業者があり、それらのボーナスをうまく活用すればコストを抑えながら取引が可能です。

ただ、それらのボーナスの原資は当然ながら業者自身が負担しています。

トレーダーに対してボーナスを提供するために必要なコストはスプレッドによってまかなわれているため、ボーナスが豊富な業者はスプレッドの設定が広めなことが多いです。

ボーナスが豊富な業者を利用することは悪いことではありませんが、ボーナスが利用できない場合には取引にどれくらいのコストがかかるかも踏まえたうえで、業者選びをするほうがよいでしょう。

ボーナスの豊富さとスプレッドの関係

・ボーナスが豊富→スプレッドは総じて広め

・ボーナスが少なめ←スプレッドは総じて狭め

ECN口座は最低入金金額が高めに設定されている

ECN口座はSTP口座よりもスプレッドが狭めに設定されているので、トレーダーとしてはECN口座で取引を行って取引コストを抑えたいところでしょう。

ただ、「スプレッドが狭い=業者の利益も少ない」ということなので、FX業者は1回1回の利益が少ない代わりにより多くの取引をトレーダーに行わせようとしてきます。

そのため、ECN口座の最低入金金額はSTP口座の最低入金金額よりも高めに設定されているケースが多いです。

ECN口座を利用しようと検討している場合は、口座開設前に最低入金金額を確認しておきましょう。

スリッページが発生する可能性がある

スリッページとは、「注文を出した金額と実際に約定した金額の間に差が生じること」を指します。

スリッページが発生すると、自分が想定していた金額での取引ができなくなるので、損益に大きな影響があります。

いくらスプレッドが狭い業者を選んでいても、スリッページによる注文金額のズレが多発すれば、スプレッドが多少広いもののスリッページが起こりにくい業者を選んでいたほうがよかった、ということになるでしょう。

スリッページが発生するかどうかは各業者の約定率次第で、業者によってはホームページで約定率を公開していることもあります。

スプレッドが狭く、約定率が高くてスリッページが発生しにくい業者を選ぶのが理想的です。

スプレッドの影響を少なくする方法

FX取引で効率的に利益を挙げるためには、スプレッドの影響をなるべく少なくすることを意識しなければなりません。

スプレッドの影響を少なくする方法としては、主に以下が挙げられます。

  • キャッシュバックを活用する
  • スプレッドが広がるタイミングでの取引を避ける
  • 長期取引をメインに行う

それぞれの方法を、詳しく説明しましょう。

キャッシュバックを活用する

キャッシュバックが発生する場合、その金額はスプレッドによる取引コストと相殺することが可能です。

つまり、キャッシュバックを受け取りながら取引を繰り返すことで、実質的にスプレッドが狭い状態で取引を行うことができます

もちろん、キャッシュバックがない期間はそもそものスプレッドでの取引になるので、キャッシュバックを受け取れる条件やその金額をきちんと把握しておかなければなりません。

スプレッドが広がるタイミングでの取引を避ける

海外FX業者は「変動制スプレッド」を採用していることが多いので、取引をするタイミングによってスプレッドに差が生じることがあります。

スプレッドがいつ狭くなるか、いつ広くなるかを事前に把握することはできませんが、すでに触れた通りスプレッドが広がるタイミングを予測することは可能です。

日本時間の早朝や深夜は、ボラティリティが低下することでスプレッドが広がりやすいです。

また、重要指標が発表されたり為替に影響のありそうな経済ニュースが流れたりした際は、急激に為替が動くことによってスプレッドが広がる可能性があります。

そういったタイミングでの取引はスプレッド負けする可能性が高いので、スプレッドが広がりやすいタイミングを避けて取引することを心がけましょう。

長期取引をメインに行う

為替取引においてスプレッドの影響を受けるのは注文が成立する際だけで、ポジション保有中にスプレッドによる手数料が発生するようなことはありません。

そのため、短い時間に何度も繰り返し取引を行うスキャルピングではスプレッドによる影響を何度も受けることになりますが、比較的長い時間軸で取引を行うスイングトレードでは、スプレッドの影響を受ける回数は少ないです。

たとえば、スプレッドが3pipsの通貨ペアで1日の間に20回取引を行うと3pips×20=60pipsもの手数料を支払っていることになりますが、スイングトレードで1度しか取引を行わなければ、スプレッドによる手数料は3pipsのみということになります。

長期取引をメインに行うことでスプレッドによる影響を抑えられるので、スプレッド負けが気になる方は取引スタイルの変更を検討してみましょう。

海外FXのスプレッドに関するよくある質問

最後に、海外FX業者のスプレッドに関するよくある質問を、Q&A形式でまとめました。

スプレッドに関して気になることがある方は、ぜひ参考にしてください。

海外FXのスプレッドは広いですか?

海外のFX業者で設定されているスプレッドは、国内のFX業者で設定されているスプレッドと比べると広いことが多いです。

これには、海外のFX業者が設けている豊富なボーナスキャンペーンが関係しています。

ボーナスキャンペーンを設けるための原資はスプレッドによる手数料収入でまかなわれているため、トレーダーに対するボーナスを提供するためにスプレッドが広めに設定されているといえます。

スプレッドが広めな代わりに豊富なボーナスキャンペーンを利用できる海外FX業者か、ボーナスキャンペーンは少なめだがスプレッドが狭くて取引コストの少ない国内FX業者、どちらを魅力に感じるかで利用する業者を選ぶとよいでしょう。

海外FXのスプレッドはどうして変動制のところが多いのですか?

海外FXのスプレッドが変動制のところが多いのは、「NDD方式」を採用しているところが多いからです。

FXのの注文方式は、「DD方式」と「NDD方式」に大きく分けられます。

「DD方式」は国内のFX業者で多く採用されている方式で、トレーダーと市場の間にFX業者が入って間接的に取引をします。

FX業者を介しての取引になることで、常に一定のスプレッドを維持できるのが強みですが、FX業者を介することで透明性のない取引になってしまうことが懸念点です。

「NDD方式」はトレーダーと市場の間にFX業者を介さず直接的に取引をする方式なので、不正操作に対する懸念は一切ありません。

ただし、FX業者を介さないためスプレッドが変動制になります。

海外FXのスプレッドはリアルタイムで確認できますか?

海外FXのリアルタイムでのスプレッドは、各業者の公式ホームページやMT4・MT5といった取引プラットフォームをダウンロードすることで確認できます。

取引をするタイミングによってスプレッドが異なる可能性がある海外FXでは、実際に取引をする前にスプレッドを確認しておくことは非常に重要です。

ボラティリティが低くないにもかかわらず普段よりもスプレッドが広がっている場合、何らかの指標やニュースが発表されていたり、要人発言があったりした可能性が高いので、経済ニュースなどを確認しましょう。

国内と海外のFX業者ではどちらのほうがスプレッドが狭いですか?

国内と海外のFX業者では、国内のほうがスプレッドが狭いことが多いです。

ただし、海外のFX業者のほうがボーナスキャンペーンを豊富に設けていることが多く、ボーナスキャンペーンを活用することで実質的なスプレッドを狭くすることができます。

また、取引方式の違い(DD方式かNDD方式か)によって、海外FX業者のほうがより透明性の高い取引を行うことが可能です。

単純なスプレッドの広さだけで海外のFX業者を敬遠せずに、さまざまな観点から比較したうえで利用する業者を選びましょう

海外のFX業者でスプレッド0で取引できるところはありますか?

海外のFX業者でスプレッド0で取引できるところはまったくないわけではありませんが、それらはいずれもECN口座です。

そのため、スプレッドが0でも取引手数料が発生するので、まったくのコスト0で取引できるわけではありません

完全にコスト0で取引できる口座をお探しであれば国内の一部業者が該当しますが、コストが0なのは特定の通貨ペアのみでlotも一定数のみなので、メインの取引口座として利用するのには不向きです。

海外FXでスプレッドが広がりやすいタイミングはいつですか?

海外FXでスプレッドが広がりやすいタイミングは、「日本時間の早朝や深夜」や「重要指標や経済ニュースの発表時」などです。

日本時間の早朝や深夜は、世界の三大市場がいずれも閉まっていることから市場への参加者が少なく、ボラティリティが低くなりやすいのでスプレッドも広がる傾向にあります。

重要指標や経済ニュースの発表時は、為替が急激に動きやすいことから値動きに合わせてスプレッドも広がりやすいです。

また、各国の中央銀行総裁などによって為替に影響のありそうな発言(要人発言)があった場合も、スプレッドが広がりやすいので注意しましょう。

海外FXではスプレッド以外に手数料が必要ですか?

海外FXで提供されている口座は、「STP口座」と「ECN」口座に大きく分けられます。

STP口座はECN口座と比べるとスプレッドが広めですが、取引時にスプレッド以外の手数料は発生しません。

ECN口座はSTP口座よりもスプレッドが狭めですが、取引時に手数料が発生します。

そのため、ECN口座を使って取引をする場合は、スプレッド以外に手数料を支払う必要があることを考慮しなければなりません。

海外のFX業者でドル円のスプレッドが狭いのはどこですか?

海外のFX業者でドル円のスプレッドが平均的に狭いのは、ExnessやAxi・TitanFX・XS.comなどで、1.1~1.3pips程度のスプレッドで取引できます。

上に挙げたのはSTP口座でのスプレッドであり、ECN口座ではより狭いスプレッドを提供しているところもありますが、ドル円を中心にトレードする方はこれらの業者を中心に検討するとよいでしょう。

海外のFX業者でポンド円のスプレッドが狭いのはどこですか?

海外のFX業者でポンド円のスプレッドが平均的に狭いのは、AXIORYやExness・HFM・Axi・XS.comなどで、2.2~2.3pips程度のスプレッドで取引できます。

上に挙げたのはSTP口座でのスプレッドであり、ECN口座ではより狭いスプレッドを提供しているところもありますが、ポンド円を中心にトレードする方はこれらの業者を中心に検討するとよいでしょう。

海外のFX業者でユーロ円のスプレッドが狭いのはどこですか?

海外のFX業者でドル円のスプレッドが平均的に狭いのは、AXIORYやAxi・TitanFX・XS.comなどで、1.2~1.9pips程度のスプレッドで取引できます。

上に挙げたのはSTP口座でのスプレッドであり、ECN口座ではより狭いスプレッドを提供しているところもありますが、ユーロ円を中心にトレードする方はこれらの業者を中心に検討するとよいでしょう。

海外FXスプレッドに関してのまとめ

このページでは海外FXのスプレッドの仕組みなどを解説し、スプレッドが狭くておすすめの海外FX業者を紹介しました。

解説した重要なポイントは、以下のとおりです。

  • スプレッドはFXの取引に必要な「手数料」
  • 海外のFX業者ではほぼ「変動制スプレッド」が採用されている
  • 日本時間の早朝・深夜や重要指標・経済ニュースの発表時にはスプレッドが広がりやすい
  • 海外のFX業者は「NDD方式」を採用していることが多く取引の透明性が高い
  • スプレッドの狭さだけでなく約定率の高さも重要なポイント
  • スプレッドの影響を少なくするためには長期取引がおすすめ
  • 海外のFX業者で完全にコスト0で取引できるところはない

海外FXでは基本的に変動制スプレッドが採用されており、ボラティリティの低くなる時間帯や重要指標発表時などはスプレッドが広がりやすいです。

各業者のリアルタイムでのスプレッドは、公式ホームページやMT4・MT5といった取引プラットフォームで確認できるので、普段通りのスプレッドになっているか確認したうえで、取引をしましょう。

FX取引で利益を挙げることをシビアに考えるのであれば、スプレッドの狭さだけでなく約定率にも注目する必要があります。

公式ホームページで約定率を公表している業者もあるので、業者選びの際には参考にするとよいでしょう。

実質的なスプレッドを狭くするという観点では、キャッシュバックキャンペーンを活用することも重要です。

FX業者の中には、取引ごとにキャッシュバックを受けられるような口座を提供しているところもあります。

仮にドル円のスプレッドが「1.2pips」で、取引ごとに「0.3pips相当」のキャッシュバックを受けられるとすると、実質的に「1.2pips-0.3pips=0.9pips」というスプレッドで取引が可能です。

取引1回あたりのスプレッドの差は小さいかもしれませんが、何度も取引を繰り返すとキャッシュバックの有無が大きな差になることがお分かりいただけるでしょう。

キャッシュバックも活用しながら、海外FX業者でのFX取引にチャレンジしてみてください。

石坂貴史さん

海外FX業者は初回ボーナスや期間限定のキャッシュバックキャンペーンを豊富に取り扱っている分、スプレッドが広い傾向があります。スプレッドはFX取引を行う際の手数料のようなものなので、キャンペーンを考慮しつつ、買値と売値の差がなるべく小さい業者を見つけましょう。特にFXに慣れていない方は、まずはスプレッドに焦点を当てて業者比較するのが分かりやすいです。FXは24時間取引できるのがメリットでもありますが、時間帯によってスプレッドが狭まったり広がったりするので、FXならではの特性を把握することも重要です。

この記事を書いた人

MoneyChager(マネチャ)編集部
MoneyChager(マネチャ)編集部                                                MoneyChager編集部では、海外FX関連の仕事に10年以上携わっており、海外FX業者へのコンサルティング実務経験もある知識、経験共に豊富なディレクターが全てのコンテンツ制作のディレクションを行っております。また、実際にFX・CFD取引の経験がある5人のライターがライティングを行っており、コンテンツ制作は全てコンテンツ制作ポリシーに基づき本当の価値のある記事を制作できるように編集部一同心がけております。