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海外FXの主要な入出金方法は5つ!出金ルールや選び方を解説

海外FXで気になることの一つに入出金の方法があると思います。せっかく利益が確定しても、出金して手元に戻さなければ意味がないですよね。

適切な方法を理解して行動しないと出金の際に損をするどころか、出金自体できなくなってしまう可能性もあります。

この記事では海外FXの主な入出金方法の5つを比較した上で、それらを選択する際のポイントや注意すべきことを解説しています。

初心者の方にもわかりやすく説明しているので、きちんと理解してご自身に合った方法を選びましょう!

海外FXの入出金方法はどれがいいの?

海外FXでは以下の5つの入出金方法があります。

入出金方法 おすすめ度 入金手数料 入金までの時間 出金手数料 出金までの時間
国内銀行送金 ★★★★★ 数百円 数時間 数百円 1~5日
オンラインウォレット ★★★★☆ 決済会社所定の手数料

クレジットカードの場合

入金額の4~8.5%

即時 決済会社所定の手数料

6~824円

1~2営業日
仮想通貨 ★★★☆☆ 無料~1,500円 即時~24時間以内 無料~1,500円 即時~3営業日
海外銀行送金 ★☆☆☆ 3~5,000円 5~7営業日 3~5,000円 5日~数週間
クレジットカード(デビットカード) ★★☆☆☆ カード会社所定の手数料(ショッピング枠利用) 即時 無料 数日~3か月

スムーズに出金をするために、入出金方法は以下の3つの軸から考えましょう。

  1. 安定性
  2. 入出金手数料
  3. 出金までにかかる時間

海外FXでは、「ある特定の入出金方法の取り扱いが突如なくなる」ということが起こり得ます。以下のように、金融庁の規制を受けて突然入出金ができなくなってしまった事例もあります。安定性のない方法は避けるのが吉です。

手数料に関しては安いに越したことはありません。無駄なコストはなるべく抑えましょう。

出金までにかかる時間も、スムーズな方法を選びたいですね。

入金方法は慎重に選ぼう

海外FXの口座を開設すると、少しでも早く資金を入れてトレードしたくなりますよね。しかし安易に入金方法を選んでしまうと、出金するときに思わぬ時間をとられて、後悔することにもなりかねません。

その理由は※マネーロンダリングなどの不正行為を防止するために、金融庁の指導のもと、各海外FX業者は入金方法と出金方法を統一しているからです。

ただし出金方法が入金方法と同じになるのは資本金分のみ。利益分は海外銀行送金になります。

たとえば海外FXの口座を開設、資金10万円分をクレジットカード(または電子ウォレット)で入金し、FX取引で30万円の利益が発生した場合は以下のようになります。

  1. 資金分10万円は、入金方法と同じクレジットカード(電子ウォレット)へ出金
  2. 残りの利益20万円は、海外銀行送金を利用して出金

各入出金方法にはそれぞれメリット/デメリットがあるので、まずは入金方法を適切に選択することから始めましょう。

※マネーロンダリングとは?
マネーロンダリングとは、犯罪によって不当に得た資金だとばれないように、他人や架空の金融口座、株や為替取引などを通じて正当な事業資金であるかのようにごまかす行為を指します。

いままで給料程度の金額しか移動したことのない人の口座へ、ある日突然海外から多額の資金が送られてきたら、銀行は正当な手段で得た報酬なのか確認します。(確認の電話が入ることもあるようです。)

マネーロンダリングに対しては国内外で厳しい監視措置がとられています。

「出金優先順位ルール」がある

海外FXには出金優先順位ルールと呼ばれるものがあり、複数の方法を使って入金をした場合、出金できる順番が決まっています。

  1. クレジットカード/デビットカード
  2. オンラインウォレット
  3. 仮想通貨
  4. 銀行送金

たとえば、最初にクレジットカードを使って5万円入金し、次に仮想通貨で更に資金を5万円分追加投資後、30万の利益が発生した場合には、出金の優先順位に従って以下の順番で出金されます。

  1. クレジットカードへ5万円返金
  2. 仮想通貨へ5万円出金
  3. 海外送金で残り20万円を出金

上記のように、取引口座への入金を複数選んでおこなうと、各海外FX会社の出金優先順位に従って出金されるため、返金の手間が面倒になり、利益分の出金までに時間がかかってしまいます。

出金の手間を減らすために、入金方法はひとつに固定しましょう。

初めての海外FXなら国内銀行送金がおすすめ

初心者で海外FXに挑戦するなら、以下の3つの理由から国内銀行送金がもっともおすすめです。

  1. 安定して入出金が行える
  2. 使い慣れている銀行口座からの振り込みができる
  3. 日本国内の銀行に振り込むため、手続きがしやすい

クレジットカードや電子ウォレットは、口座に即時入金対応できたり手数料が安かったりと便利です。

しかし金融庁が海外FXへの取り締まりを強めているため、入金への制限がかかっていたり、突然入金ができなくなる場合もあります。

その点、国内銀行送金は、海外FX指定の国内銀行口座へ自分の銀行口座から振り込みをおこなうため、指定銀行が閉じない限り安定して入出金ができます。

手数料はクレジットカードよりも若干高くなりますが、数百円程度。ネット銀行を利用していれば、手数料が0円の場合もあります。

ただし、国内銀行送金に対応している業者はあまり多くはありません。また出金には対応せず、入金にのみ対応している業者もあるので注意してください。

海外銀行送金はおすすめできない

国内銀行送金のほかに海外の銀行へ直接振り込む方法もありますが、対応している国内銀行が少なく、手数料や日数もかかるため、あまりおすすめできません。

  1. 入出金手数料が高い
  2. 多くの国内銀行が海外FX業者からの送金を拒否している
  3. 口座の反映に最長数週間かかる

送金手数料は数千円単位で、かかる日数は入出金ともに5~7日ほどです。国内銀行送金やほかの入出金方法と比較しても手数料がもっとも高く着金までの時間も長いため、あまりメリットがありません。

以下のような主要な銀行が海外銀行送金に対応していないのもデメリットのひとつです。

  • ゆうちょ銀行
  • じぶん銀行
  • ペイペイ銀行
  • 新生銀行
  • みずほ銀行(インターネット店)
  • ソニー銀行
  • 楽天銀行

海外送金の受け入れをしていない、または海外FXの取引を推奨していないと明記する銀行もあるため、海外銀行送金はできれば避けた方がいいでしょう。

またここに記載されていない銀行であっても、海外から多額の振り込みがあった場合には、確認のための連絡が入ることを留意しておきましょう。

https://twitter.com/s3c199fVwolja6P/status/1306926354256994304?s=20&t=gOUh-d0Kzsk6FFYW_AP7dw

クレジットカード(デビットカード)は支払い拒否されることも

多くの海外FX業者では、VISAやMasterCardなどのクレジットカード/デビットカードで入金ができます。

ただしクレジットカード会社が独自の判断により支払い拒否することも。

海外FXでの利用を、停止または注意勧告しているクレジットカード会社およびデビットカード会社は以下の9社です。(2022年5月時点)

  1. 楽天カード
  2. ライフカード
  3. 三井住友カード
  4. MUFG
  5. JP BANK カード
  6. ソフトバンク
  7. TRUST CLUBカード
  8. りそなデビットカード
  9. ジャックスカード

入金に使われるのはクレジットカードのショッピング枠。その枠で利用→返品処理を繰り返すことになり、不自然な行為とみなされ、カードが利用停止されるケースもあるため十分に注意が必要です。

オンラインウォレットにチャージして使う方法も

オンライウォレットとはインターネット上で使えるお財布のようなもの。資金をクレジットカードか銀行送金で、電子ウォレットへあらかじめチャージし、提携している海外FX業者で入出金します。

有名どころでいうと、日本を含めた200か国に対応しているbitwallet(ビットウォレット)がこれに該当します。

  • 入金の反映が最短数分
  • 国内での出金手数料は一律824円
  • VISAやmastercardをはじめとした、6種類のクレジット/デビットカードや、銀行口座からの入金(チャージ)が可能

登録する手間がかかりますが、手数料の安さや入出金の反映スピードを考慮すれば、十分優れた方法だと言えそうです。

ただしチャージするための手数料が必要であり、出金にかかる日数も国内送金とさほど変わらないため、国内銀行送金未対応の場合に利用を検討するのがよいでしょう。

仮想通貨での入金に対応している業者もあるが

海外FX業者によってはビットコインなどの仮想通貨での取引に対応しているところもあります。

  • 取り扱い通貨はビットコインがメイン(ほかの通貨もあり)
  • 送金手数料が安いと最近注目されている(数百円~千円程度)
  • 持っていない場合、仮想通貨取引所の口座開設から始めなければならない
  • 価格変動が激しく、100万円で購入したものが、翌日90万円に下がる可能性もある

入金までの反映時間は国内銀行送金と同じくらいです。

今後対応する会社も増えると予想されるので、すでに仮想通貨を持っている場合は利用してみてもいいかもしれません。

ただし価格変動の激しさから、初心者にはあまりおすすめできないのが正直なところです。

海外FXの入出金に関するQ&A

海外の出金に関するよくある質問にQ&A形式で回答します。

  • 出金スピードが早い決済手段は?
  • 出金にかかる手数料はいくら?
  • おすすめの銀行はどこ?

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.出金スピードが早い決済手段は?

海外FX業者における出金の早さには、あまり違いがありません。

実際には、銀行振込やBitwalletなどの出金方法によって差が出ます。以下の表に出金の早さの目安を記載しているのでご覧ください。

出金方法 出金の早さ
クレジットカード 1日〜1か月
銀行送金 1日〜7日以内
ビットコイン 即時反映〜3日以内
Bitwallet 即時反映〜3日以内
Sticpay 即時反映〜3日以内

ビットコインやBitWallet、電子決済のSticpayなどの場合は、最長でも3日程度で出金が完了します。早めのサイクルで出金をしたい場合は、なるべくそれらの手段を利用すると良いでしょう。

また海外FXではマネーロンダリングを防止するために、「入出金の方法が同じ」であることが原則です。銀行送金で入金をおこなえば、銀行振込となることを理解しておきましょう。

そのほか、クレジットカードでの出金方法は、入金額までしか返金されないので注意が必要です。

Q.出金にかかる手数料はいくら?

出金にかかる手数料は各FX業者や出金手段によって異なります。例として、4つの海外FX業者の出金手数料目安をまとめました。

銀行振込 Bitwallet Sticpay
XM
無料(出金額40万未満は2,500円) 無料 無料
gem forex

1日1回無料。

それ以降出金額の2%
(20万円以下は一律4,500円)

無料
IS6FX
is6fx
無料 無料 無料
AXIORY

20,000円以上:無料

20,000円未満:1,500円

20,000円以上:無料

20,000円未満:1,500円

gem forexはStickpayに対応していないものの、銀行振込やBitwalletなどの出金に関しては基本的に無料です。

またIS6FXは月1回までは無料ですが、「月2回目以降は20万円以下なら一律4,500円、20万円以上出金する場合は出金額の2%」「一度も取引せず出金する場合は4,500円」がかかります。

あまり頻繁に出金しない方は、どの業者を利用しても違いは少ないですが、出金頻度が高い場合は、なるべく手数料が低い業者を選ぶようにしましょう。

Q.おすすめの銀行はどこ?

おすすめの銀行は利用する海外FX業者によって異なります。

利便性の観点から見ると、ゆうちょ銀行やみずほ銀行などの大手のネット銀行であれば、振込に行く時間を短縮できるメリットはあるでしょう。

また、対応している銀行は各FX業者で異なるため、ホームページでの確認が必要です。

ここで注意すべき点は、「SWIFT(スイフト)コードを持っていない銀行に出金しようとすると、出金拒否される」可能性があること。スイフトコードとは、金融機関を識別する番号を示します。

各FX業者に対応している銀行を利用すればほとんど違いはありませんが、出金拒否にならないように注意が必要です。

金融機関のサイトや通帳、またはキャッシュカードに番号(コード)が書かれているので、事前に見ておきましょう。

まずは利用したい業者のホームページから、対応している銀行を確認することから始めると良いですね。

 

まとめ

ご自身に合った入出金方法は見つかりましたか?最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 海外FXは入金方法によって出金方法が決まる
  • 入出金方法は安定性・入出金手数料・出金までにかかる時間を軸に考える
  • おすすめは国内銀行送金/オンラインウォレットによる入出金

海外FXは国内と異なり、入出金方法を吟味するべきです。金融庁や各金融機関は海外FXの対応に慎重なため、いつ入出金方法が変わってもおかしくありません。

取引を開始する海外FX業者の動向には、常に気を配ることをおすすめします。