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海外FXと国内FXの違いとは?それぞれの特徴を解説

「海外のFXと国内のFXはどっちがいいんだろう…」

FXをはじめたい人にとって、海外FXと国内FXの違いは気になるところでしょう。

このふたつでは、レバレッジや利益に適用される税金などに違いがあります。

そこで本記事では海外FXと国内FXの違い、初心者にはどちらが最適かを解説します。

これから海外FXを始めよう考えている方は参考にしてみてください。

【比較】海外FXと国内FXのおもな違い

海外FXと国内FXには、主に以下の5つの項目で違いがあります。

海外FX 国内FX
レバレッジ 最大5,000円倍程度 最大25倍
スプレッド 広い 狭い
税金 総合課税(雑所得)
15%〜55%
申告分離課税
20.315%
ゼロカットシステム あり なし
ボーナス ・口座開設
・入金
・取引
・口座開設
・入金
・取引

それぞれの項目を詳しく見ていきます。

レバレッジ

レバレッジとは、少額の自己資金を証拠金として、大きな資金を運用し、自己資金の収益性を高めることを指します。てこの原理を利用した取引方法と考えるとよいでしょう。

例えば1ドル100円として、1万ドルを運用します。通常であれば、1万ドルを運用するのに100万円が必要となりますが、レバレッジが100倍なら1万円だけで運用が可能です。

もしレバレッジが500倍なら、2,000円で1万ドルの運用が可能になります。

一方、国内FXでは、個人が利用できる最大レバレッジを25倍に規制しているので、1万ドルを運用するには4万円の証拠金が必要になります。

海外FXは国内FXより低資金で運用でき、効率的に大きな利益を稼げる可能性があります。

スプレッド

スプレッドとは、双方の通貨の売値と買値に生じる価格差のことです。例えば米ドルの買値が130円、売値が129.5円だったとき、スプレッドは0.5円になります。

スプレッドは取引手数料に当たるので、低価格であればコストを抑えられます。国内FXではスプレッドの幅が狭く、手数料を抑えて取引が可能です。

一方、海外FXはスプレッドの幅が広く、手数料が高くなるケースが多いようです。

税金

FX取引で得られた利益のうち、一定の割合が税金として徴収されます。税率が安ければ、ご自身が受け取れる金額が大きくなります。

海外FXは総合課税で15%〜55%の税率です。総合課税とは、1年間の合計利益を課税の対象とする税金計算方法です。累進税率によって税率が決まるため、利益が大きければ税率が高くなります。

国内FXは申告分離課税で20.315%の税率です。申告分離課税とは、その他の利益とは分離して税額を計算し、確定申告によって納税することです。

海外FXと国内FXで税率や仕組みがまったく異なりますが、課税所得が475万円未満であれば海外FXの総合課税のほうがお得になります。

また、海外FXでも経費を計上できるので、パソコン代やセミナー料金、通信費などの海外FX関連の費用は忘れずに経費計上しましょう。

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、証拠金以上の損失が発生しても利用者の口座残高が0円でおさえられる制度です。

例えば、国内FXで100万円分のマイナスになると借金100万円を背負ってしまいますが、海外FXはゼロカットシステムがあるため、借金にはなりません。

つまり、海外FXのほうがハイレバレッジでの取引をおこないやすいと言えるでしょう。

ボーナス

海外FXは国内FXと比較すると、口座の開設や入金によってもらえるボーナスが豊富です。

例えば、海外FXでは口座開設で3万円、入金すると1万円もらえるなど取引しなくてもボーナスがもらえるケースがあります。

ほかにも新しいユーザーを紹介したらもらえるボーナスや、取引額によってもらえるボーナスもあります。

したがって、ボーナスとレバレッジを活用すれば、少額の自己資金で取引が可能です。

一方、国内FXのボーナスは種類が限られていることや、もらうための条件が厳しい傾向にあります。

ボーナスは証拠金としてのみ利用できるなど制限があるので、注意事項を確認しましょう。

初心者はどっちがよい?海外FXと国内FXを使い分けるポイント

海外FXと国内FXの違いを見ていきましたが、どのように使い分けるのがよいのでしょうか。これから海外FXを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

少ない資金で効率よく稼ぐなら海外FX

海外FXには少ない資金で効率よく稼ぐための仕組みが整っています。

例えば、海外FXでは最大5000倍までレバレッジをかけられ、ゼロカットシステムも使えるので、ハイレバレッジで大きな利益も狙いやすくなっています。

大きな額で安全に稼ぐなら国内FXでよいが……

リスクを取らず、大きな額で安全に稼ぎたい方もいるでしょう。その際は国内FXを検討するのもいいかもしれません。

ただ、大きな額で安全に稼ぐ方法は、FXではおすすめできません。

FXの最大の利点であるレバレッジを活かせない

大きな額で安全に稼ごうとすると、FXの最大の利点であるレバレッジを活かしきれません。FXはハイレバレッジをかけて少額で大きな利益を得られるのが魅力のひとつです。レバレッジをかけずにFXをやっても、十分なメリットは感じにくいでしょう。

どちらを選ぶべき?経験問わず海外FX一択

FXをするなら、経験を問わず海外FX一択です。なぜなら、海外FXではレバレッジの幅が広く、失敗してもゼロカットシステムによって借金にならなかったりと、失敗しても最小限の損失で済むからです。


ほかにも、ボーナスが入る機会が国内FXに比べて多く、資金の面でもお得にFX取引ができます。スプレッドは国内FXのほうが狭いですが、それを考慮しても海外FXのほうがメリットが大きいと言えるでしょう。

経験を積むのは国内FXではなくデモで十分

「海外FX一択です」と言っても、なかには海外のFXは怖いから国内FXで経験を積みたいと思う方もいるでしょう。

ただ、FX経験を積みたければ国内FXよりデモトレードをおこないましょう。

デモトレードとは、実際にお金をかけることなく実際のチャートを見ながらFX取引をおこなうことをいいます。すべて仮想取引なので、利益はありませんが借金を背負うこともありません。実際のトレード、チャートの見方を勉強しながらFX取引を経験できるのでおすすめです。

デモトレードでチャートやトレードを経験したら、海外FXにて取引をおこないましょう。

海外FXと国内FXに関するQ&A

海外FXと国内FXに関してよくあるQ&Aをまとめました。

  • Q,海外FXには出金拒否がある?
  • Q,海外FX業者を利用するのは違法?
  • Q,スリップが起こりやすいのはどっち?
  • Q,海外FXの税金が高いことはデメリットではないの?

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.海外FXには出金拒否がある?

海外FXでは出金拒否されるケースがあります。しかしほとんどの場合は、自身の規約違反が原因です。利用する事業者の禁止事項や利用規約をあらかじめ確認しましょう。

ただ、ごく一部には正当な取引をおこなっているのにもかかわらず、出金拒否をおこなう業者もあります。キャンペーンで誘い込み、取引での利益を顧客に還元しない悪徳事業者です。

一見、優良業者と思っても、実は罠に陥る可能性もあるので注意しましょう。優良業者か見極めるためには、Forex Peace Armyにて口コミを確認するのがおすすめです。

Q.海外FX業者を利用するのは違法?

日本での海外FX業者の利用は違法ではありません。日本の金融ライセンスを取得していない海外FX業者でも、取引をして大丈夫です。

海外FXで得られた利益は国内の課税対象となるので注意しましょう。

Q.スリップが起こりやすいのはどっち?

スリップとは、レートを任意のタイミングでクリックして発注するストリーミング注文の許容範囲を超え、取引が不成立になることを言います。

スリップが起こるとなかなか注文ができず取引が進まなくなります。対策として、約定力が強い事業者を選ぶのがおすすめです。約定力とは、発注したレートで取引を成立させる力を指します。

海外FXのほうが国内FXよりも約定力が強く、スリップが起こりにくいため取引をスムーズにおこなえます。

Q.海外FXの税金が高いことはデメリットではないの?

海外FXは総合課税制をとっており、1年間の利益が多ければ国内FXよりも税率が上がります。

しかし、海外FXの利益は経費を使えたり、国内FXより大きな利益を得やすいことから多額の税金を払ってもお得になる場合が多いです。

海外FXの税金は一見高く見えますが、税金以外のところに目を向けるとデメリットよりメリットのほうが多いことがわかります。

まとめ

本ページでは、海外FXと国内FXの違いを解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 海外FXにはボーナスの種類が多い
  • 国内FXはスプレッドが狭く手数料を安く抑えられる
  • 海外FXは使用できるレバレッジが高い
  • ほとんどの海外FXはゼロカットシステムを採用している
  • 取引の経験問わず、海外FXを利用するのがおすすめ
  • 経験を積むならデモトレードを使おう
  • 出金拒否をする悪徳業者がいるので注意
  • 海外FX業者を日本で使っても問題ない
  • 海外FXの税金は高いが、国内FXより大きな利益を狙いやすい

このように海外FXは国内FXに勝っている点が多く、おすすめです。

ただ、詐欺手法を使う悪徳業者もいるので注意が必要です。

海外FXと国内FXの違いを理解して、自分にあった事業者を選びましょう。