海外FX業者の最大ロット数を比較！ロット制限や言葉の定義も合わせて解説

「海外FX業者ごとに最大ロットって違うの？」

「保有するロット数が増えるとレバレッジ制限を受けるの？」

「ロットを上げるとどのくらい損益が変わるの？」

海外FXのロット数について、このような疑問をお持ちではありませんか？

FX初心者の方にとっては、「ロットの計算が難しい」と悩んでいる方もいることでしょう。

そこで今回は、海外FXの最大ロット数について初心者向けに詳しく解説していきます。

具体的には、

• 海外FXの最大ロット数の概要
• ロット数によってレバレッジ制限を受けること
• 最大ロット数が大きい海外FX業者5選

を中心に解説します。

これから、海外FXを始めてみたいFX初心者の方はぜひ参考にしてください。

海外FXの最大ロットについて！初心者が知っておきたい基本情報とは 

まず始めに、海外FX業者の最大ロット数についてご紹介します。

• 海外FXのロットとは「取引する通貨量」のこと
• 1ロットのロリ引きに必要な保証金は「現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ」で計算
• 口座残高やロット数によってレバレッジ制限がかけられることに要注意
• 初心者は小ロットから始めるのがおすすめ

それぞれを順番に確認しましょう。

海外FXのロットとは「取引する通貨量」のこと

FXのロットとは、取引する通貨量のことを表します。

FXでは、取引するロット数を増やすことで、大きな利益を上げられます。。

ただし取引ロット数が増えると、大きな収益を上げられるものの、同時に損失も大きくなるかもしれません。

例えば、1ロットを10万通貨として、ドル円を売りポジションで1ロット保有していた場合、

• ドル円が2円上がる→20万円の損失
• ドル円が2円下がる→20万円の利益

一方で、ドル円を売りポジションで10ロット保有していた場合だと、

• ドル円が2円上がる→200万円の損失
• ドル円が2円下がる→200万円の利益

となります。

このように、同じ値動き幅でも、保有するロット数によって、伴うリスクが大きくなっていきます。

つまりロット数の高い取引は「ハイリスクハイリターン」とも言えるため、FX初心者の方は、まずはロット数を下げて、比較的少ないリスクでの取引を意識しましょう。

ほとんどの海外FX業者では1ロット10万通貨に設定されている

ほとんどの海外FX業者では、1ロット10万通貨に設定されています。

一方で国内FXの場合は1ロットが1万通貨です。国内FXから海外FXに挑戦する方は、最初は少し混乱するかもしれませんが、海外FXでは「1ロット10万通貨」だと覚えておきましょう。

1ロット当たりの通貨量は口座タイプによって異なる 1ロット当たりの通貨量は口座タイプによって異なります。 例えば、「XM Trading」では、1ロット当たりの通貨量はそれぞれ以下の通りです。 マイクロ口座：1,000通貨 スタンダード口座：100,000通貨 XM Zero口座：100,000通貨 このように、各口座によって1ロット当たりの通貨量が異なるので、口座開設の際に確認しておきましょう。

1ロットの取引に必要な保証金は「現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ」で計算

1ロットの取引に必要な保証金は、一般的に「現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ」で計算できます。

例えば、1ロット（10万通貨）をレバレッジ20倍で100円で注文し、110円で決済したとすると、必要保証金は、100円×10万通貨÷20倍=50万円となります。

反対に20倍のレバレッジの場合、口座資金が100万円の状態であれば、最大2ロット（20万通貨）の運用が可能です。

100万円（口座資金）÷50万円（1ロットあたりの必要保証金）=2ロット（取引ロット数）

損益は（決済価格－注文価格）×取引数量で確認しよう

FXの損益は、一般的に（決済価格ー注文価格）×取引数量の計算式で求められます。

例えば、1ロット（100通貨）で取引した際に、120円で購入して130円で決済を行うと、（130-120）×100=1000円の利益となります。

このようにFXの損益は、決済価格と注文価格の差額に取引数量を掛け算することで算出できます。

口座残高やロット数によってレバレッジ制限がかけられることに要注意

海外FX業者によっては、口座残高やロット数によって、レバレッジに制限がかかる場合があります。

たとえ最大レバレッジが高かったとしても、口座の残高次第で利用できるレバレッジが下げられてしまう恐れもあります。

「とにかくレバレッジを高くして、ポジションを多く持つことで、利益を一気に増やしたい」と考えている方は注意しましょう。

ポジション制限の有無も考慮しよう

海外FXで取引する際には、ポジション制限の有無も考慮する必要があります。

例えば、GEMFOREXでは1口座で保有できるのは、最大200ロットまでという制限があります。

また、1回のエントリーで50ロット以上のポジションを持つことができません。

例：1ロットのポジションを200個保有＝合計200ロット 　　50ロットのポジションを4つ保有＝合計200ロット 　　50ロットのポジションを3つ保有、10ロットのポジションを5個保有＝合計200ロット 上記のように、1回のエントリーで保有できる最大ロット数は50ロットとなり、最大200ロットまでのポジションを持つためには、50ロット以下のポジションを分割して保有する必要があります。

初心者は小ロットから始めるのがおすすめ

海外FX初心者は、取引に慣れるまでは小ロットから始めるようにしましょう。

また、1ロット数10万通貨の取引量が定められている場合、0.01ロットから取引を行うのもおすすめです。

0.01ロットなどの小ロット取引を行うことで、必要保証金や損失のリスクを小さく抑えることができるため、初心者の方でも安心して取引できます。

最大ロット数が大きい海外FX業者5選

ここからは、最大ロット数が大きい海外FX業者を5つご紹介します。

1. GEMFOREX
2. XM Trading
3. AXIORY
4. Traders Trust
5. FBS

各業者の特徴やおすすめの理由についても解説します。

①GEMFOREX

出典：GEMFOREX公式サイト

GEMFOREXは、約定率がほぼ100%で、低スプレッド口座にも対応している海外FX業者です。

初心者から上級者まで使いやすいのが特徴です。

GEMFOREXの最大ロット数は、全口座タイプ共通。1口座あたり200ロットで、ロット数によってレバレッジ制限がかけられることもありません。

またGEMFOREXでは、最大レバレッジ1000倍という高レバレッジ取引も可能なので、ハイリスク・ハイリターンな取引で高収益を得たい方にもおすすめです。

多くの日本人スタッフも完備されているため、トラブル時の問い合わせなども安心です。

②XM Trading

出典：XM Trading公式サイト

XM Tradingは、全世界196カ国にサービスを展開している世界最大手の海外FX業者です。

セーシェル・モーリシャスの金融ライセンスも保有しているため、理不尽な出金拒否のリスクがありません。

安全性や信頼性が高いことも、FXトレーダーから人気な理由の1つです。

またXM Tradingの最大ロット数は、各口座タイプごとに異なります。

例えば、マイクロ口座の最大ロット数は100ロットで、通貨単位は1,000通貨です。

1000通貨×100ロットで、最大10万通貨、約1000万円分のポジションを保有できます。

そのほかスタンダード口座とゼロ口座、KIWAMI極口座のの最大ロット数は共通しており、3つとも50ロットです。

通貨単位は10万通貨なので、10万通貨×50ロットで、最大500万通貨、約5億円分のポジションを保有できます。

このように、XM Tradingでは、各口座によって最大ロット数が異なるため、自身の取引スタイルや予算に合わせたFXトレードが可能です。

③AXIORY

出典：AXIORY公式サイト

AXIORYは、FX業界でもトップクラスのスプレッドや最新テクノロジーを採用した高い約定率を誇るFX業者です。

手数料ゼロのスタンダード口座や、0.0Pips〜の業界トップクラスの最狭スプレッドが、多くのFXトレーダーから人気を集めています。

AXIORYの最大ロット数は全口座共通で1000ロットで、最大10万通貨となっています。

またAXIORYでは、最大ポジション数の制限がないため、非常に取引がしやすいと言えます。

大きなロット数で取引する方や、複利運用のEAを回している方におすすめのFX会社です。

④TradersTrust

出典：Traders Trust公式サイト

Traders Trustは、近年徐々に知名度が上がってきている海外FX業者の1つです。

Traders Trustでは、口座残高ではなく、ロット数によって最適化される最大3000倍のレバレッジが特徴です。

VIP口座では、1注文あたりわずか1.5ドルと手数料が低いので、手数料を抑えて取引したい方にもおすすめです。

ちなみにTraders Trustでは、全口座共通で最大取引数は1,000ロットです。

1ロット当たりの通貨量は最大10万通貨となっているため、1億通貨のポジションを保有できます。

口座開設から30日間は、デモ口座を使うことも可能なので、初心者トレーダーの方は、ぜひ一度使ってみましょう。

⑤FBS

出典：FBS公式サイト

FBSは、2009年に設立された最大3000倍のレバレッジと、豪華なキャンペーンが特徴の海外FX業者です。

最大ロット数は500ロットで、1ロット当たりの通貨量は最大10万通貨です。

通常講座では最大保有ポジションは200となっているものの、ECN口座なら保有ロット数無制限で取引ができます。

大きなロット数でトレードしたいと考えている方におすすめのFX業者です。

海外FXの最大ロットに関するQ&A

ここでは、海外FXにおける最大ロットに関してよくある質問をまとめました。

• ロット制限になった場合はどうするべき？
• ロット数の目安はどれくらい？
• ロットと「枚」の意味は違う？
• 国内と海外では基準が異なる？
• ロット数を増やすタイミングは？

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.ロット制限になった場合はどうするべき？

1回に注文できる最大ロット数の制限がある場合には、複数回に分けて注文を行うことで解決できます。

例えば、最大ロット数200ロットに対して、それ以上の注文を行いたい場合だと、150ロットを2回に分けるなどのように、複数回に分けて注文すれば、最大ロット数以上のポジションを保有できます。

保有できる上限ロットを超えた取引をしてしまうと、新規注文ができなくなったり、取引制限がかけられたりするので、常に自分の合計ポジションを正確に把握しておきましょう。

Q.ロット数の目安はどれくらい？

海外FXの取引に慣れていない初心者の方は、少ないロット数から取引を行いましょう。

ロット数の具体的な目安としては、投資資金の2%〜3%が良いと言われています。

特に、資金の少ない方は、小さいロットからの取引がおすすめです。

Q.「ロット」と「枚」の意味は違う？

FX取引を行っていると、「枚」という単語を見かけることもあるかと思います。

結論から言うと、「枚」はロットと全く同じ意味で取引量の単位を表しています。

最初は、戸惑うこともあるはずですが、ロット＝枚と覚えておくようにしましょう。

Q.国内と海外では基準が異なる？

国内と海外では、1ロット当たりの取引単位が異なります。

国内FXでは、1ロット1万通貨なのに対して、海外FXでは1ロットは10万通貨となります。

間違って注文してしまうと、大きな損失を被る恐れもあるため、国内と海外では基準が異なることを抑えておきましょう。

Q.ロット数を増やすタイミングは？

ロット数を増やすタイミングに、大きな決まりはありません。

一般的に言われているのは、安定した収益を上げられているか、用意できる保証金に対して、適切な数量で取引を行っているかなどが、ロット数をあげる目安です。

しかしながら、ロット数を上げると、その分レバレッジも高くなるため、損失を被るリスクも高まります。

そのため、ロット数を上げる際には、自分であらかじめ定めておいた損切りルールにのっとって、機械的に取引を行っていく必要があります。

まとめ

本記事では、海外FXの最大ロット数とロット数が大きいおすすめFX業者について初心者向けに詳しく解説しました。

重要な点をおさらいしましょう。

• 海外FXのロットとは「取引する通貨量」のこと
• 1ロットの取引に必要な保証金は「現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ」で計算
• 口座残高やロット数によってレバレッジ制限がかけられることに要注意
• 初心者は小ロットから始めるのがおすすめ
• ロット数の具体的な目安としては、投資資金の2%〜3%

海外FXでは業者によって、最大ロット数や保有できるポジションの上限が異なります。

大きなロット数で取引を行いたい方は、最大ロット数が大きい業者を選んで取引をするのがおすすめです。

今回ご紹介した海外FX業者は、ロット数の大きい取引が可能で、信頼のできる初心者におすすめのFX業者なので、ぜひ活用してみてください。