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海外FXがおすすめしないと言われるのはなぜ?危険性を徹底解説

海外FX危険性

「海外FXは危険だからおすすめしない」そんな声を聞いて不安に感じていませんか?

筆者自身もFXを始めた当初は、出金拒否やスプレッドの悪さといった噂を信じ、国内FXから取引を始めました。

確かに海外FXにはリスクも存在します。

本記事では、海外FXが「おすすめされない」と言われる背景を事実ベースで解説しつつ、安全に使える業者の選び方や安心して取引するポイントを、海外FX歴7年の筆者が詳しくご紹介します。

海外FX初心者の方は海外FX初心者完全ガイドを一読することをおすすめいたします。

目次

海外FXがおすすめしないと言われるのはなぜ?危険性を徹底解説

海外FXがおすすめしないと言われるのは下記の8つの理由があるからです。

  1. 日本の金融庁に無登録で運営しているから
  2. 信託保全が義務ではないから
  3. 不当な出金拒否のリスクがあるから
  4. 国内FXよりも海外FXはスプレッドが広いから
  5. 国内FXよりも税金が高いから
  6. ハイレバレッジで損失が大きくなる危険があるから
  7. 詐欺被害に遭うリスクがあるから
  8. 日本語に対応していない業者も多いから

ここでは、海外FXがおすすめしないと言われる理由を金融に関する規制や実情を元に解説していきます。

日本の金融庁に無登録で運営しているから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の1つ目は「日本の金融庁に無登録で運営しているから」です。

海外FX業者とは、日本の金融庁にFX業者と登録していない海外にあるすべてのFX業者を指します。

海外FXと国内FXの違い図解
海外FXと国内FXの違い

そのため、米国なら先物取引委員会、英国なら金融行動監視機構といった機関に登録されていても、日本においては無登録業者として取り扱われます。

日本居住者向けにFX業者が勧誘、営業をするには金融庁に登録が必要です。

金融庁としては、日本居住者向けに直接の勧誘・営業を行っている可能性のある海外FX業者に対しては警告を発出しています。

他方、国内に拠点を有しない無登録の外国証券業者であっても、有価証券関連業に係る行為についての勧誘をすることなく、あるいは金融商品取引業者(第一種金融商品取引業に限る。)による代理又は媒介により、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として有価証券関連業に係る行為を行うことについては許容されている

引用:金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針:金融庁

具体的に警告の対象となった海外FX業者へ罰則がありませんが、金融庁の規制方針上、日本語版サイトのある海外FX業者などは警告の対象となる事実は知っておくべきです。

海外FXを使うことは違法?

海外FX業者の利用については「個人が自己判断で利用することは合法」といった見解が金融庁より公表されています。
詳しくはこちらの弁護士が海外FX違法性を完全解説をご確認ください。

信託保全が義務ではないから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の2つ目は「信託保全が義務ではないから」です。

信託保全とは、FX業者に預け入れた私たちトレーダーの資金の管理体制を指します。

大きく分けて、FX業者の資金管理体制には下記の2種類があります。

項目信託保全分別管理
資金の管理方法顧客資金と自社資金を分離して信託銀行に預ける顧客資金と自社資金を分離して銀行に預ける
倒産時信託銀行を通じて全額返金となる可能性が高い返金されない可能性が高い
主な管理信託銀行が行うFX業者が行う
信託保全と分別管理の比較

国内FX業者では、日本の金融庁による規制により信託保全が義務化されています。

一方で、海外FX業者は信託保全が義務でない場合が多く、顧客資金の管理体制は分別管理が主流です。

FX業者の倒産時に返金されないリスクが高いことから、海外FXをおすすめしないといった意見があります。

不当な出金拒否のリスクがあるから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の3つ目は「不当な出金拒否のリスクがあるから」です。

国内FX業者と比べて、海外FX業者では不当な出金拒否が発生するリスクが高まります。

 なぜなら、海外FX業者によっては金融ライセンスを取得せず、顧客の損失を自社の利益として稼いでいる悪質な運営を行っている場合があるからです。

例えば、利用規約に違反していないにも関わらず、一方的に利益の取り消しや口座凍結となった事例はSNS上でも多く確認できます。

国内FXよりも海外FXはスプレッドが広いから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の4つ目は「国内FXよりも海外FXはスプレッドが広いから」です。

全体的に海外FX業者は、国内FX業者と比べてスプレッドが広い傾向があります。

項目国内FX業者海外FX業者
主な発注方式DD方式NDD方式
顧客の取引相手自社が取引相手となるOTC(店頭取引が多い)業者や口座によって異なる
スプレッド狭くなりやすい広くなりやすい
約定力下がりやすい高くなりやすい
海外FXと国内FXの発注方式

国内FX業者では、業者が顧客の取引相手となる店頭取引(OTC取引)が主流となり、スプレッドは自社で狭く設定しやすい仕組みを採用しています。

一方で、海外FXでは、ディーラーが顧客注文を管理せず、取引システムで注文を処理するNDD方式が採用されています。

NDD方式の多くは、提携する金融機関が提示するスプレッドを軸に自社の利益分を上乗せするため、スプレッドが広くなりやすいです。ただし、約定力が強くなるなどのメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。

国内FXよりも税金が高いから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の5つ目は「国内FXよりも税金が高いから」です。

実は、海外FXと国内FXでは、発生した利益(所得)に適用される税金の仕組みが異なります。

  • 海外FX:総合課税・累進課税が適用される。給与所得や副業による収入との合計金額を基準に所得税が計算される。
  • 国内FX:申告分離課税が適用される。他の所得とは分けて一定の割合で所得税が計算される。

国内FXを使った所得は、いくら稼いだかに関わらず、一律20.315%(所得税15%・住民税5%・復興特別所得税0.315%)の税金となります。

一方で、海外FX業者は、給与所得や副業による所得と合計し、その金額が多いほど所得税が上がる累進課税が適用されます。

累進課税では、所得税が最大45%となるため、稼ぎの多いトレーダーには海外FXはおすすめしないといった意見は正しいです。

海外FXでも法人口座を開設することで節税できますが、やはり国内FXの優遇税率と比べると税金が高くなりやすいことは変わりません。目安として、年間収支が900万円を超えると所得税が33%に達するため、法人化や国内FXへの移行が望ましいと言えます。

ハイレバレッジで損失が大きくなる危険があるから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の6つ目は「ハイレバレッジで損失が大きくなる危険があるから」です。

ハイレバレッジは海外FXの強みですが、自己管理が甘いとリスクも高まります。

なお、レバレッジの理解について、初心者の方は「レバレッジが高い=危険」という間違った認識をしているので、下記のポイントを押さえておきましょう。

項目最大レバレッジ実効レバレッジ
意味最大で使えるレバレッジの倍率取引で実際に使われているレバレッジ倍率
特徴高いほど取引は有利取引に最低限必要な資金(必要証拠金)が少なくなる高いほどハイリスク取引の規模に比例して損益も大きくなる
最大レバレッジと実効レバレッジ

重要なのは、実効レバレッジ倍率であり、実効レバレッジが高いほど自己資金に対してリスクの高い取引を行っている状態になります。

実効レバレッジが高く、自己資金に対して規模の大きい取引を行えば、負けた場合の損失も大きくなるため、取り扱いには十分に注意が必要です。

レバレッジはFXを始めとする信用取引の魅力でもあります。自分が許容できる損失の範囲で、実効レバレッジの高い取引を行うと、少額資金からでも大きく稼ぐことができます。レバレッジ=危険なので使わないといった方は、信用取引ではなく、現物取引、為替の取引なら外貨預金を選ぶべきです。

詐欺被害に遭うリスクがあるから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の7つ目は「ハイレバレッジで損失が大きくなる危険があるから」です。

日本のFX業者に対する規制は、世界的にみても厳格で安全性の高さが評価されています。

そのため、他国の金融当局で規制されている海外FX業者の中には、不正にレート操作したり、運用データを偽って投資資金を集めるなどして収益を上げる悪質な詐欺業者も存在しています。

自ら安全性の高い海外FX業者を探すことをしない方は、海外FXはおすすめしません。

日本語に対応していない業者も多いから

海外FXをおすすめしないと言われる理由の8つ目は「日本語に対応していない業者も多いから」です。

海外FX全体でみると、日本語に非対応の業者の方が多くなります。

また、米国などに拠点を置く海外FX業者は、日本居住者の口座開設を受け付けていません。

そのため、海外FX業者を使う際は、日本居住者の口座開設ができ、海外FX初心者の方には日本語に対応している業者をおすすめします。

海外FXを使うメリット|日本人トレーダーが多い理由は?

海外FXをおすすめしない意見もある一方で、筆者自身を含めて海外FXにメリットを感じて身を置いているトレーダーも多いです。

  1. 透明性の高いNDD方式を採用
  2. 少額資金から大きく稼げる
  3. 口座資金以上に損失のないゼロカット
  4. ボーナスを使って資金調達ができる
  5. MT4・MT5で取引ができる
  6. キャッシュバックで稼げる

ここでは多くの海外FX業者に共通する上記6つのメリットから、海外FXを使う日本人トレーダーが多い理由を解説します。

透明性の高いNDD方式を採用

海外FXが採用している発注方式から、国内FXより信頼できるといった意見もあります。

なぜなら、海外FXは人為的な注文の操作をせず、機械的に注文を処理するNDD方式が採用されているからです。

NDD方式とDD方式の仕組み図解
NDD方式とDD方式の仕組み

NDD方式とは「ノン・ディーリング・デスク」のことで、システムが顧客の取引を処理するFX業者側での発注方式になります。

国内FXではDD方式(ディーリング・デスク)が主流で、ディーラー(ヒト)の裁量で顧客の取引を処理しています。

そのため、ヒトの操作が発生するDD方式と比べると、NDD方式はシステムが自動的に処理するので透明性が高いです。

NDD方式には、機械的な処理によって大量の注文を即時に処理できることから約定力が高いというメリットがあります。約定力が高いと、注文を早く・正確に約定させられるため、海外FXは売買頻度の多いスキャルピングも広く認められています。

少額資金から大きく稼げる

投資・投機は、やはり資金力が大きい方が稼ぎやすいです。

少額資金から稼ぐなら、国内FXより海外FXの方が現実的と言えます。

海外FXが稼ぎやすいのは、ハイレバレッジで数回の取引を行うだけでも、資金を2倍、3倍と増やしていけるからです。

例えば、10万円の元手から100万円まで増やそうと考えた場合、低ロットでリスクを抑えた取引をすると、コツコツ増やすにしても高い勝率を維持したまま大量の取引が必要になります。

一方で、多少のリスクを取ってレバレッジを生かせば、数回の取引で1万円→100万円を達成することが可能です。

低レバレッジの少額資金トレードでは、そもそも1回の利益が少ないため、負けて資金を減らさないように高勝率・高取引回数が必要になり現実味がありません。少額から大きい利益を狙いたい方はこちらのハイレバ取引のコツやおすすめ手法も確認しておきましょう。

口座資金以上に損失のないゼロカット

しっかりと業者を選べば、海外FXの方が国内FXより安全といった考え方もあります。

なぜなら、海外FXでは口座資金以上の損失が発生しないゼロカットが採用されているからです。

ゼロカットとは、口座資金を超える損失が発生し、マイナス残高となった場合に不足している損失分をFX業者が補填する制度のことです。

国内FXでは下記の金融商品取引法によって、ゼロカットの提供が禁止されています。

金融商品取引法 第三十九条を確認する
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
二 有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補填し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為

出典:e-Gov 法令検索 「金融商品取引法 第三十九条」

口座資金以上の損失に関しては、国内FXはFX業者側を保護する方針の規制、海外FXでは逆に顧客側を保護する方針で規制されています。

この規制による事実から、海外FXの方が安全と考えるトレーダーも多いです。

ボーナスを使って資金調達ができる

海外FXの大きな魅力は、ボーナスを活用して少ない自己資金で取引を始められることです。

口座開設や入金に応じて、1万円~100万円のトレード資金を調達できる場合があります。海外FX業者のボーナスは、トレード資金として使えるクレジットで提供されるため、有利な資金で取引を行って、利益はしっかり現金で出金可能です。

国内FXのボーナスは、基本的には大量の取引を行って、キャッシュバックや景品が貰える形となっているため、初心者には敷居が高くなっています。

最新の海外FXボーナス情報はこちらの海外FX最新ボーナスキャンペーンランキングでご確認ください。

MT4・MT5で取引ができる

海外FXのメリットのひとつは、MT4やMT5といった世界中で使われている取引ツールを利用できることです。

MT4・MT5は直感的に使いやすく、チャート分析の機能も豊富なため、多くのトレーダーに選ばれています。

さらに、カスタムインジケーターや使っているインジケーターの設定は、他の業者のMT4やMT5でもそのまま使えることが多く、乗り換え時の手間が少ないのも利点です。

キャッシュバックで稼げる

海外FXでは、キャッシュバックサイトを使って取引ごとに報酬を得られるのも大きな魅力です。

海外FXキャッシュバックの仕組み図解
海外FXキャッシュバックの仕組み

マネーチャージャーなどのキャッシュバックサイトを経由して口座開設すると、取引のたびにスプレッドの一部が現金で還元されます。

これはブローカーとのパートナー契約により発生する紹介報酬からユーザーに還元する仕組みで、取引量が多いほどキャッシュバック額も増加します。

コツコツ稼ぎながらコストを実質的に抑えられるのは、国内FXにはないメリットです。

海外FXを使うデメリット

ここでは、海外FXを使うデメリットについて解説します。

  1. トラブル時は基本的に自己責任
  2. 悪質な海外FX業者も存在する

海外FXは少額から稼ぎやすいハイレバレッジやボーナス、優れた取引ツールといったメリットがある一方で、海外にあるFX業者を使う意味でデメリットがあります。

トラブル時は基本的に自己責任

海外FXを日本居住者が利用するのは自己判断で認められています。

海外FXは、世界基準で優れた取引条件のトレード環境が使えるメリットがある反面、トラブル発生時は自己責任になるというデメリットがあります。

もちろん、詐欺被害に遭った場合などは消費者センターや弁護士に相談することはできるものの、基本的に行政より自ら動いてトラブルを解決する必要があることに注意しましょう。

悪質な海外FX業者も存在する

残念ながら悪質な海外FX業者が存在することは事実です。不当な出金拒否を行ったり、最悪の場合は元本の引き出しもできないリスクもあります。

そもそも海外FXとは「国外にある全てのFX業者」になりますから、数ある中で安全性が高く、さらに優位性のあるサービスを提供している業者を探すことも重要です。

そこで、本記事では、安全な海外FX業者の見分け方についても後述していきます。

海外FXでおすすめしない業者の見分け方

怪しい海外FX業者は、下記のポイントを押さえておけば見分けられます。

  1. 金融ライセンスを取得していない
  2. オフィスが存在しない・所在地が不明
  3. 設立から年数の浅い業者
  4. 100万円超の高額出金の口コミがない業者
  5. 日本語サポートのない業者
  6. SNSやレビューサイトで評価の悪い業者

海外FXでおすすめしない業者とは、これらポイントに当てはまる業者です。

ここでは、怪しい海外FX業者の見分け方を詳しく解説していきます。

Success

筆者は、海外FXを7年間利用していますが、ポイントを押さえて厳選した業者を選んで使っています。実際に、安全性の高い海外FX業者を使ってきたことで、過去に一度も出金拒否となった経験はありません。

金融ライセンスを取得していない

日本の金融庁で無登録であっても、海外FXは拠点を置く現地の金融当局によって規制されます。

しっかりと現地で認可を受けている海外FX業者かどうかは「金融ライセンス」の取得状況から判断することが可能です。

日本居住者の口座開設が可能な金融ライセンスは下記の金融ライセンスが挙げられます。

日本居住者が口座開設できる金融ライセンス

  • セーシェル金融サービス機構(FSA Seychelles)
  • モーリシャス金融サービス委員会(FSC Mauritius)
  • 英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC British Virgin Islands)
  • ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC Belize)
  • バヌアツ金融サービス委員会(VFSC Vanuatu)

直轄の金融ライセンス以外にも、グループ会社で取得している金融ライセンスも要チェックです。

例えば、キプロス証券取引委員会や英国金融行動監視機構など、日本居住者の受け入れができなくとも、厳格な監査基準のある金融ライセンスを取得している業者は安全性が高く評価できます。

オフィスが存在しない・所在地が不明

オフィスが存在しない・所在地が不明の海外FX業者は絶対に使わないようにしましょう。

したがって所在地を公開していない海外FX業者は、金融ライセンスの取得をしていない、怪しい業者であるリスクが高いです。

設立から年数の浅い業者

設立から年数の浅い海外FX業者の利用は避ける方が無難です。

長年の運営実績がある海外FX業者なら、企業としての安定性があり、何より数あるショック相場での顧客を保護してきたことになります。

例えば、一見するとしっかりと運営されている新興ブローカーでも、歴史的な暴落相場で多額の損失を抱えてしまい、ゼロカットによる損失補填もできない潜在的なリスクがあります。

100万円超の高額出金の口コミがない業者

高額出金の口コミは、健全な運営が行われている海外FX業者を見分ける上で重要なポイントです。

何ら問題なく、高額出金に対応できない海外FX業者には以下の問題があると考えられます。

  • 自社の資金が十分になく、運営ができていない。
  • 出金のインフラが整っていない。
  • 詐欺業者で実際には取引が行われていない。

詐欺業者の場合には、顧客から資金を集めて自社の利益とすることを目的に運営されている可能性もあるため、実際に取引で利益は発生しておらず、出金に応じられません。

そのため、海外FX業者を利用する際は、高額出金の口コミがSNSなどで確認できる業者を選びましょう。

日本語サポートのない業者

日本語サポートのない海外FX業者は避けましょう。

日本語によるサポートが受けられない海外FX業者では「出金に必要な書類が英語で分からず手続きが進められない」「取引に関するルールを確認したいが専門的な英語で分からない」といったトラブルが起きかねません。

そのため、海外FX初心者の方は特に日本語対応の海外FX業者を選ぶことをおすすめします。

SNSやレビューサイトで評価の悪い業者

SNSやレビューサイトで評価が著しく悪い海外FX業者の利用は避けましょう。

具体的には、不当な出金拒否やレートの異常、取引に支障が出る頻度の約定拒否(リクオート)といった悪評の多い海外FX業者はおすすめしません。

もちろん、利用者の多い大手の海外FX業者であれば、事実とは異なる悪い噂や口コミも少なからず見かける場合があります。

そのため、出金拒否の口コミでも原因について言及されているか、レート異常時の対応など業者側の対応に問題があったかまで確認できると良いでしょう。

各FX業者の口コミはこちらの評判の良い人気おすすめ海外FX業者ランキングで確認しておきましょう。

安全性・信頼性の高いおすすめ海外FX業者

ここでは、安全性・信頼性の高い海外FX業者を3社に厳選してご紹介します。

「悪質業者と優良業者を見分ける自信がない・・・」といった方が海外FXを使うなら、まず安心して使える、この3社から選びましょう。

Exness|アクティブユーザー100万人超

exness-logo
項目内容
運営会社Exness(SC)Ltd
ライセンスセーシェル金融サービス機構(登録番号:SD025)
設立2008年
発注方式NDD方式(成行約定・即時約定)
資金管理体制分別管理
補償制度The Financial Commission(最大2万ユーロ)
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ無制限
Exnessの基本情報

メリット

  • 2008年設立で100万超のアクティブユーザーを抱える大手
  • 会計報告書を公開するほどの透明性の高い運営体制
  • 無制限レバレッジで1円から1ロットのエントリーができる
  • 強制ロスカット水準は0%
  • スワップフリーでスイングトレードが有利
  • 上級者向けの口座タイプは最小0pipsのスプレッド

デメリット

  • 時間帯や指標発表時のレバレッジ制限が厳しい
  • 日本居住者の口座開設は提携するパートナーのリンク限定
  • プロ口座は約定拒否が起きやすい

Exness(エクスネス)は10年以上の運営実績がある老舗ブローカーです。

アクティブ数は100万人を超えていることから、多くのトレーダーから愛用されていることが分かります。

日本居住者の利用できる運営会社は、セーシェル金融サービス機構より証券ブローカーとしてライセンスを取得済みです。

Exnessの金融委員会加盟の証明書
出典:The Financial Commission

また、顧客と業者間の紛争を解決するThe Financial Commissionに加盟しており、仮にExnessが不当に出金拒否をしても、公平な判断と最大2万ユーロの補償も受けられます。

無制限レバレッジが提供されているExnessは、海外FXらしいハイレバレッジと安心して取引に集中できる信頼性の両方を兼ね備えています。

HFM|受賞歴が多数の大手ブローカー

hfm-logo
項目内容
運営会社HF Markets (SV) Ltd
金融ライセンスセントビンセント・グレナディーン諸島 国際事業会社(登録番号:22747 IBC 2015)
設立2010年
発注方式NDD方式(STP・ECN)
資金管理体制分別管理
保証制度賠償責任保険(最大500万ユーロ)
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ2,000倍
HFMの基本情報

メリット

  • 優れたブローカーとして多数の受賞歴
  • 最大500万ユーロの補償額の保険に加入
  • HFMグループ全体で6つの金融ライセンスを取得
  • 10年以上の運営実績
  • FXと貴金属CFDのゴールドが最大2,000倍レバレッジ
  • 主要な取り扱い銘柄のスワップフリー
  • 入出金手数料が無料

デメリット

  • 全体的なスプレッドが広め
  • 直轄の金融ライセンスは取得していない
  • 使っていない口座は維持費が発生する

HFM(エイチエフマーケッツ)は、優れたブローカーとして多数の受賞歴がある大手海外FX業者です。

HFMの受賞歴の中には「アジアで最も信頼できるブローカー」や「世界最高の取引口座」といったものが含まれていることから、信頼できる優良海外FX業者であることが分かります。

HFMの受賞歴
出典:HFM 受賞歴

さらにHFMグループ全体では、世界最難関の金融ライセンスである英国金融行動規制機構を含む6つを取得しています。

HFM公式でも、これらの金融ライセンスによる規制を準拠することが明記されています。

HFMは世界トップクラスの安全基準を満たす、信頼性の高い海外FX業者です。

FXGT|100万ユーロの賠償責任保険に加入

fxgt-logo
項目内容
運営会社GT Global Ltd
金融ライセンスセーシェル金融サービス機構(登録番号:SD019)
設立2019年
発注方式NDD方式(DMA)
資金管理体制分別管理
保証制度賠償責任保険(最大100万ユーロ)
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ1,000倍※オプティマス口座5,000倍
FXGTの基本情報

メリット

  • セーシェル金融サービス機構のライセンスを取得
  • 最大補償額100万ユーロの賠償責任保険
  • 世界的なセキュリティ規格の準拠
  • 日本人スタッフも在籍するサポート体制
  • 仮想通貨CFDが最大1,000倍レバレッジで取引可能

デメリット

  • 全体的なスプレッド広い
  • 大手と比べると運営年数が浅い
  • ECN Zero口座以外はストップレベルがある

FXGT(エフエックスジーティー)は、仮想通貨のレバレッジ取引が最も好条件で取引できる海外FX業者として知られています。

仮想通貨と言えば、ここ数年でハッキング被害や詐欺業者に関する話題を耳にする機会が増えてきました。

しかし、FXGTはセーシェル共和国で金融ライセンスを取得し、高レベルのセキュリティ水準で過去一度もハッキング被害なく運営されています。

FXGTの賠償責任保険の証明書
出典:FXGT 資金の安全性

FXGTは、金融ライセンスの取得だけでなく、ブローカー向けの賠償責任保険にも加入しています。

万が一の際にも、保険によって最大100万ユーロ(約1.6億円)の補償があるので安心です。

海外FXに関するよくある質問

なぜ「海外FXはおすすめしない」と言われるのですか?

海外FXは、日本の金融庁に登録されていない業者がほとんどであるため、出金拒否やサポート対応の悪さなど、万が一のトラブル時に自己責任となるリスクがあるからです。ただし、すべての業者が悪質というわけではなく、信頼できる金融ライセンスを取得しているブローカーも存在します。

海外FXで出金拒否があるのは本当ですか?

一部の悪質な海外FX業者では、確かに出金拒否や口座凍結などのトラブルが報告されています。 特に金融ライセンスを取得していない海外FX業者で口座を作ってしまうと、正当な利益であっても出金ができない可能性があるため、必ず金融ライセンス取得済みの業者を選びましょう。

海外FXのデメリットは?

海外FXのデメリットとしては下記が挙げられます。

  • 日本の金融庁の無登録で安全性の低い業者もある
  • 信託保全無しが一般的
  • 不当な出金拒否を行う業者がある
  • 全体的なスプレッドが広め
  • 累進課税により他の所得との合計が多いほど税率が高い
  • ハイレバレッジは自己管理が甘いと損失が大きくなる
  • 日本語に対応していない場合が多い
  • 詐欺被害のリスクが国内FXよりも高い

海外FXがやばいと言われる理由は?

海外FXは日本の金融庁に無登録であり、悪質業者がいることが「海外FXはやばい」と言われる主な原因です。しかし、海外FXは国外の全てのFX業者を指すため、他国で金融ライセンスを取得し、健全に運営されている場合も多くあります。

海外FXのゼロカットとは?

海外FXのゼロカットとは、相場の急変動によって損失が口座残高を上回った場合に、そのマイナス残高をFX業者が補填する制度です。国内FX業者の場合は、顧客損失の補填が規制されているため、マイナス残高も追証として顧客が支払います。

海外FXをおすすめしないと言われる理由まとめ

「海外FXはおすすめしない」そんな声を鵜呑みにして、チャンスを遠ざけていませんか?確かにリスクはあります。

とは言え、海外FXには「誰もがトレーダーになれる」業者があることも事実です。少額資金でも始められるハイレバレッジ、損失を限定するゼロカット、豊富なボーナスや取引ツール。

正しい知識と業者選びさえあれば、多額の資金がなくても、あなたも市場で戦う力を持てるのです。

本記事がその第一歩になれば幸いです。

https://money-charger.com/ja/information/overseasfx-bonus

この記事を書いた人

MoneyChager(マネチャ)編集部
MoneyChager(マネチャ)編集部                                                MoneyChager編集部では、海外FX関連の仕事に10年以上携わっており、海外FX業者へのコンサルティング実務経験もある知識、経験共に豊富なディレクターが全てのコンテンツ制作のディレクションを行っております。また、実際にFX・CFD取引の経験がある5人のライターがライティングを行っており、コンテンツ制作は全てコンテンツ制作ポリシーに基づき本当の価値のある記事を制作できるように編集部一同心がけております。