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海外FXは追証なし?ゼロカットシステムのリスクとは
- 海外のFX取引所を使いたいけど安全なの?
- 海外FXは本当に追証がないの?
- ゼロカットシステムはどうして成立するの?
- 国内FX取引所と具体的に何が違うの?
海外FXを始めたいけど、追証ルールやゼロカットシステムの安全性が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では海外FX追証ルールやゼロカットシステムのリスクについて解説していきます。
海外FXは追証なし?本当にリスクがないのか徹底解説
そもそも、追証とはどのような意味なのでしょうか。
ここでは追証の基本的概念、そして追証なしの海外FXにはリスクがないのかをご説明します。
追証とは「追加で証拠金を入金しなければならない状態」のこと
出典:SMBC日興証券
信用取引や株価指数先物取引、FXなどを行う上で重要になるのは「委託保証金維持率」という値です。
「委託保証金維持率」とは、建玉を維持するために必要な委託保証金の割合の事を指し、取引所によって「最低委託保証金維持率」が定められています。
FXなどの取引を行う中で、この「最低委託保証金維持率」を下回った場合には、追加で保証金を差し入れる必要があり、その状態の事を「追証(おいしょう)」と呼びます。
つまり「追証」を一言で言うと、建玉を維持するために必要な委託保証金を追加で入金しなければならない状態のことです。
追証に関わってくるこの「委託保証金維持率」は主に、以下の3つの条件で下がります。
- 担保の価値が下がった時
- 買い立てたポジションに含み損が発生した時
- 売り建てたポジションに含み損が発生した時
この維持率に余裕がある場合には、追証が必要になる可能性は低いと言えますが、上限ぎりぎりで取引を続けていると、維持率が下がった際に追証が必要になってしまうため、注意が必要です。
国内FXではこの追証が発生する
国内FXでは、上記で説明した追証が発生します。
国内FX取引所に追証がある理由は、日本の法律で「損失の補填が禁止」されているからです。
この法律は、FX業者を過度な損失から守ることが目的としたものです。
仮に日本のFX取引所に追証のルールがなかった場合、マイナス(損失)が発生すると、FX業者がそのマイナス分を全て負担しなければならなくなります。
追証のルールは、国内FX業者独自のものではなく、日本の金融庁によって定められた法律です。
海外FXにはゼロカットシステムがあるので追証がない
日本国内のFX取引所では金融庁が定めた法律により、「追証」というルールがあることを解説しました。
損失の補填を禁止している国は、日本以外にはほとんどなく、海外FXには追証というルールが存在しません。
反対に、海外FXでは「ゼロカットシステム」というルールを採用しています。
ゼロカットシステムとは、急激な為替相場の変動により損失が発生した際に、FX業者が代わりに損失分を負担してくれるシステムのことです。
それでは、一体なぜ、海外のFX業者は、投資家の損失を負担してくれるのでしょうか。
なぜ?追証なしの理由の真相は…
海外のFX業者がゼロカットシステムでユーザーの損失分を負担することに、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
この秘密は、海外FX会社の利益に隠されています。
一般的に、海外FX会社は売値と買値の差額であるスプレッドが主な利益となっています。
このスプレッドはいわゆる取引手数料のようなもので、海外FX会社は、取引が行われれば行われるほど、スプレッドが手に入るという仕組みです。
つまり、追証でユーザーが損失を被るリスクを高めるよりも、ゼロカットシステムを採用し、ユーザーに安心して多くの取引を行ってもらうほうが、海外FX会社は儲かることになります。
これが海外FX会社が追証なしで、ユーザーの損失を負担するゼロカットシステムを実現できる主な理由です。
ただし通常はゼロカットシステムの前にロスカットされる
出典:OANDA証券
ゼロカットシステムの仕組みを理解すると、リスクをほとんど負うことなく、FXを行うことができるように感じます。
しかしながら海外FXでは、ゼロカットシステムが発動する前にロスカットされることがほとんどです。
ロスカットとは、含み損が一定の水準を超えると、強制的に決済が行われる仕組みのことです。
つまり海外FXでは、含み損が大きくなり証拠金が減ると、強制的にロスカットが発動し、損が確定してしまいます。
このことからもわかるように、海外FXのゼロカットシステムが効果を発揮するケースは実際のところほとんどありません。
ゼロカットシステムが役立つケースとしては、以下のように「為替レートが急激に動いたせいで、ロスカットが間に合わない場合」です。
- 戦争
- 大きな政策が決定したとき
- 大地震や津波などの自然災害 など
このような要因による急な変動によりロスカットが間に合わず、証拠金がマイナスになることもあります。
このような急な為替レートの変動時は、ゼロカットシステムが発動し、FX業者が損失分を負担してくれます。
しかしながら、このような急な為替レートの変動は滅多に起こることではないため、ロスカットシステムで得られるメリットよりも、投資家たちが支払う代償のほうが大きくなってしまうというのが現状です。
トレードでは予想がはずれた際に自分で損切りすべき
そもそもFXトレードを行う際には、予想が外れた時に自分でリスク管理を行い損切りを行うことが鉄則です。
「ゼロカットシステムがあるから安心」という考えでトレードをしていては、継続的にFXで稼ぐことは難しいと言えるでしょう。
ゼロカットシステムに頼り切った取引を行うのではなく、自分でリスク管理を徹底し、利益を出すことがFX取引の理想です。
【結論】追証なしのゼロカットシステムはとくにデメリットがない
国内FXでは追証があるため、状況によっては借金を抱えるリスクが存在します。
しかしながら、海外FXなどの追証なしのゼロカットシステムの場合、投入した資金以上の損失が生まれる可能性が低いため、デメリットがそこまでないと言えます。
「海外FXって大丈夫なの?」と疑問を持っている方は、この事実を理解しておくだけでも、追証なしのゼロカットシステムが危険なものだというイメージを払拭できたのではないでしょうか。
しかし悪徳業者が追証を請求するケースもある
過去には海外のFX業者が投資家たちの損失がカバーできないという理由で、追証を請求したケースもあります。
世界中のFXトレーダーたちが破産した「スイスフランショック」が起こった際には、とある海外FX業者は、損益がカバーできないという理由で、追証を払うように公式ホームページでアナウンスを行いました。
このように、当初の約束を破るような悪徳業者も存在するため、ゼロカットシステムも絶対に安全でリスクがないとは言い切れません。
「スイスフランショック」の事例からもわかるように、ゼロカットシステムが破綻することもあるという前提で、信頼できる取引所を選定することが大切です。
追証なしのゼロカットシステムがあるからといって安心しないのが大切
海外FXでトレードを行う方の中には、「追証なしのゼロカットシステムがあるから安心だ」と言う方もいます。
しかしながら、証拠金がゼロかマイナスになるようなハイリスク・ハイリターンな取引は、投資とは呼べません。
リスク管理のできていないFX取引は、投資ではなくギャンブルだと言えます。
仮にゼロカットシステムが発動したとしても、資金がゼロになった時点で投資は失敗だと考えられるため、最終的に損をする可能性のほうが高いです。
FXトレードを行う際には、追証なしのゼロカットシステムがあるからといって安心せず、常に利益と損失の比率を適切に設定するリスクリワードの意識を持ちましょう。
追証なしゼロカットシステムを採用している安全な海外FX業者3選
ここからは、追証なしのゼロカットシステムを採用している比較的安全な海外FX業者を紹介していきます。
おすすめは、以下の3社です。
- FXGT
- GEMFOREX
- XM Trading
それぞれ紹介します。
①FXGT
出典:FXGT公式サイト
口座開設ボーナス | 3,000円 |
---|---|
入金ボーナス | 100%入金ボーナス(初回入金)
50%入金ボーナス(2回目入金) |
入金方法 | 5種類 |
ライセンス | FSA |
両建て | 可能 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | ドル円1.9~2.1pips
ユーロドル1.9~2.2pips |
スキャルピング | 可 |
ロスカット | 20~40% |
ゼロカット | あり |
仮想通貨取引 | あり |
取引ツール | MT5 |
資産保証 | 分別管理 賠償責任保険 |
取引形態 | NDD STP方式 NDD ECN方式 |
入出金手数料 | 無料 |
FXGTは、豊富な取り扱い銘柄と、定期的に開催される豪華なキャンペーンが魅力の、通貨ペアと仮想通貨のレバレッジ取引に対応したハイブリッド取引所です。
FXGTでは、最大レバレッジ1,000倍で取引することができます。
また、ゼロカットシステムを採用しているため、仮にロスカットされたとしても、国内FX業者のような追証が発生することはありません。
さらに、FXGTでは365日24時間の日本語サポートを行っているため、安心して利用することが可能です。
口座開設や入金ボーナスが充実しているため、少額から始めてみたいという方にはおすすめの取引所です。
②GEMFOREX
口座開設ボーナス | 1万5千円 |
---|---|
入金ボーナス | 2~1000%の抽選入金ボーナス |
入金方法 | 14種類 |
ライセンス | FSC |
両建て | 同一口座 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | ドル円1.6pips
ユーロドル1.7pips |
スキャルピング | 可 |
ロスカット | 20% |
ゼロカット | あり |
仮想通貨取引 | なし |
取引ツール | MT4/MT5/ミラートレード |
資産保証 | 分別管理 |
取引形態 | DD方式 |
入出金手数料 | 無料 |
GEMFOREXは、自動売買(EA)を主軸に展開してきた海外FX業者です。
現在では、300以上の自動売買システムが無料で提供されており、自動売買をサポートするサービスも非常に充実しています。
また、FXGTと同様にゼロカットシステムを採用しているため、国内FXよりも少ない資金でハイリスクハイリターンな取引を行うことができます。
GEMFOREXは、日本語サポートもしっかりしているため、初めて海外FXや自動売買を使う初心者の方にとっては、非常に使いやすい業者だと言えます。
③XM Trading
口座開設ボーナス | 3,000円 |
---|---|
入金ボーナス | $5,000 |
入金方法 | 5種類 |
ライセンス | FSA/FCA |
両建て | 同一口座 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | ドル円1.6pips
ユーロドル1.7pips |
スキャルピング | 可 |
ロスカット | 20% |
ゼロカット | あり |
仮想通貨取引 | あり |
取引ツール | MT4/MT5 |
資産保証 | 分別管理 |
取引形態 | NDD、STP、ECN |
入出金手数料 | 無料 |
XM Traidingは、日本人に人気の海外FX業者です。
約定力の高さと最大1000倍のハイレバレッジ取引、そして定期的なキャンペーンの開催が人気を集めている主な理由です。
他の業者に比べると、少しコストがかかってしまいますが、初心者に対する手厚いサポートや企業としての信頼性などが高く、安心して取引を行いたい方にはおすすめのFX業者です。
追証なし?海外FX業者に関するQ&A
ここからは、海外FX業者に関するよくある質問を3つご紹介します。
- ゼロカットシステムがあれば借金はしない?
- ゼロカットシステムがある国内FX業者はある?
- 追証を請求された場合の対応方法は?
気になる項目があれば、チェックしておきましょう。
Q. ゼロカットシステムがあれば借金はしない?
ゼロカットシステムは、投入した資金以上の損失をFX業者がカバーしてくれるための仕組みです。
そのため、ゼロカットシステムがあれば、原則投入した資金以上の損失は発生しないと考えてください。
しかしながら、前述したとおり、過去にはゼロカットシステムを採用する海外FX業者が投資家の損失分をカバーできず、追証を請求したケースも存在します。
海外FX業者を利用して取引を行う際には、「ゼロカットシステムがあるから安心」というスタンスで取引するのではなく、予想が外れ次第、自主的に損切りすることをおすすめします。
Q. ゼロカットシステムがある国内FX業者はある?
日本にある金融商品取引法という法律は、「損失の補填」を禁止しています。
そのため、日本国内には、ゼロカットシステムを採用している業者は存在しません。
国内のFX取引所では、最大レバレッジも25倍までという制限がありますが、海外のFX取引所では、最大1000倍などのハイレバレッジで取引を行うことができます。
高いレバレッジで取引を行えば、短期間で資金を増やせる可能性もありますが、逆に考えれば、資金を一瞬で失うリスクもあります。
「ゼロカットシステムがあるから」「ただレバレッジが高いから」という考えで海外FX業者を活用するのは、安易な考えです。
自分で仕組みや安全性をしっかり理解した上で、国内FX業者と海外FX業者のどちらが自分にあっているのか判断することをおすすめします。
Q. 追証を請求された場合の対応方法は?
一般的に追証が必要になると、業者から追証が必要になったことを知らせるメールやメッセージが届きます。
追証が必要になった場合には、追証が発生した日の翌々営業日(維持率が20%を下回った場合には、翌営業日)までに、追証を支払う必要があります。
業者によっては、追証が発生する前に、注意喚起のお知らせメールを配信するサービスを行っているため、追証発生を防ぐための方法として活用してみましょう。
まとめ
本記事では、海外FXの追証ルールやゼロカットシステムの安全性について解説しました。
最後に重要な点をおさらいしましょう。
- 追証とは「追加で証拠金を入金しなければならない状態」のこと
- ゼロカットシステムは、「投入した資金以上の損失をFX業者がカバーしてくれるための仕組み」のこと
- 日本の法律では「損失の補填」が禁止されているため国内FX業者はゼロカットシステムを採用できない
- 海外FX業者にはゼロカットシステムがあるため追証がない
- 追証なしのゼロカットシステムは特にデメリットが存在しない
- ゼロカットシステムがあるからといって安心してはいけない
海外FX業者では、高レバレッジで取引ができる上に、ゼロカットシステムを採用しているため、ハイリスク・ハイリターンな取引を行うことができます。
しかしながら、海外FX業者の選定を間違えると、業者が投資家の損失をカバーできなくなり、追証を請求されるリスクもあるのが事実です。正しい知識を持って、安心できる業者のもとでFX取引をおこないましょう。
今回紹介した3社はいずれも大手で、信頼度が高いので、海外FX初心者には特におすすめです。
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