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海外FXで口座凍結される理由とは?解除方法や対策も詳しく解説

海外FXが気になっているけど「口座が凍結された!」といった口コミを見つければ、使っても良いか不安になります。
とは言え、口座凍結は利用規約に違反したユーザーに対するペナルティなので、国内FXでも起きうるトラブルです。
また、口座凍結の原因によっては解除することもできるので安心してください。
本記事では、海外FXの口座凍結に関する基本を解除方法と一緒に解説していきます。
海外FXの口座凍結とは?
海外FXの口座凍結とは、そもそもどういった状態なのでしょうか?
まずは下記のポイントから海外FXの口座凍結に関する基本情報を解説していきます。
口座凍結といっても、要点さえ理解しておけば、特に難しいトラブルではないので安心してください。
取引口座が凍結されて「無効な口座」になる
口座凍結とは、ようするに口座が凍結されて「無効な口座」になることを指します。
海外FXで取引に使うMT4・MT5からログインを試すと、無効な口座と表示され、取引ができなくなっていれば口座凍結の状態です。
1つの口座が凍結状態にあっても、他の口座が凍結していなければ、引き続き取引できる場合や、会員ページへログイン出来る場合もあります。
利用規約・口座の放置が口座凍結の原因
海外FXで口座凍結となった場合、その原因は基本的に下記の2パターンが挙げられます。
それぞれ簡単にどういった流れで口座凍結となるのか確認しておきましょう。
海外FX業者の定める利用規約に違反した
海外FXの口座凍結で最も多い原因が「海外FXの定める利用規約に違反した」です。
海外FXでは、不正な取引や犯罪行為を防止するために、いくつかの利用規約を定めています。
多くの海外FX業者で共通している禁止事項は下記の通りです。
- スキャルピングに関する制限
- 第三者が口座を使う行為
- ボーナスの不正取得・悪用
- 複数口座間の両建て
- 裁定取引(アービトラージ)
これらの禁止事項に該当する取引・行為があった場合に、海外FX業者はペナルティとして口座凍結を行う可能性があります。
後述する「海外FX業者の禁止事項を確認する」と合わせて、海外FXの禁止事項はしっかり確認しておきましょう。
口座の放置期間が長いため凍結に至った
海外FX業者は、長期間の利用がない口座を対象に口座凍結が行われます。
一般的に、長期間利用がない海外FX口座が凍結に至る流れは下記の通りです。
- 取引・入出金・保有ポジションのない状態が続いて休眠口座となる
- 休眠口座になると取引口座から毎月一定金額の口座維持費が支払われる
- 口座残高が0円の休眠口座で一定期間が経過すると口座凍結へ
なお、休眠口座となっている段階では取引・入出金のいずれかを行うと口座凍結は避けられます。
口座維持費についても、口座残高が0円だと発生しません。長期間使う予定のない口座は全額出金をしておきましょう。
悪質業者では不当な口座凍結がある
利用規約に違反せずに海外FXを使っていても、不当な理由で口座凍結を行う悪質業者も存在しています。
特に海外FX業者は、国外にある全てのFX業者を指すため、母数が多く、どの国の当局にも規制されていない怪しいFX業者も多いです。
そのため、不当な口座凍結を避けるには「金融ライセンス取得の海外FX業者」を使うのが鉄則となります。
海外FXで口座凍結は解除できる?
海外FXで口座凍結となった場合は解除できるのか不安といった方もいらっしゃるでしょう。
海外FXで口座凍結が解除できる場合とできない場合で2つのパターンがあるため、それぞれ解説していきます。
再登録で解除できる
長期間利用のない休眠口座から口座凍結となった場合、再登録することで口座凍結は解除できます。
もう一度アカウント登録をするか・追加口座を開設して取引を再開しましょう。
アカウントの再登録から手続きが必要な場合は、以前登録していたメールアドレスを使って登録しなければなりません。
異なるメールアドレスや第三者名義で登録すると、利用規約に違反してしまい、強制退会となるリスクがあるので行ってはいけません。
強制退会は口座凍結の解除ができない
強制退会となり、取引口座が凍結された場合は解除できません。
海外FXで最も重いペナルティの1つが強制退会です。
悪質な不正取引や度重なる規約違反が強制退会の原因となります。
強制退会となった場合は、同じ海外FX業者を利用できなくなります。
海外FXで口座凍結を避けるには?
海外FXで口座凍結を避けるには下記の4つのポイントを意識しましょう。
これらを実践しておけば、まず海外FXで口座凍結にはなりません。どれも簡単に実践できるのでしっかり要点を押さえておきましょう。
海外FX業者の禁止事項を確認する
海外FXで口座凍結を避けるには、禁止事項の確認が欠かせん。
具体的には、下記の禁止事項はほとんどの海外FX業者で共通のルールとして設けられています。
それぞれ具体的にどういった取引や行為が禁止されているのか詳しく見てみましょう。
スキャルピングに関する制限
スキャルピング自体は多くの海外FX業者で認められています。
ただし、例外的にスキャルピングを禁止していたり、特定の取引方法には制限がある場合もあるため注意が必要です。
例えば、毎秒単位で大量の取引を行う高頻度売買(HFT)は多くの海外FX業者で制限されています。
第三者が口座を使う行為
第三者が口座を使う行為は全ての海外FX業者で禁止されています。
口座を貸したり、取引を代行するといった行為は、発覚すると強制退会や出金拒否のペナルティの対象となるため絶対に行ってはいけません。
また、本人以外の名義や身分証明書を使って海外FX業者の口座を開設することも禁止されています。
ボーナスの不正取得・悪用
海外FX業者が実施しているボーナスキャンペーンを悪用したり、不正にボーナスを取得する行為は禁止しています。
ボーナスの盲点を突くような取引を行って利益を得た場合、該当する取引はキャンセルする形で出金拒否も口座凍結と一緒に行われます。
また、ボーナスキャンペーンの規約についても違反しないように必ず確認しておきましょう。
複数口座間の両建て
複数口座間の両建ては多くの海外FX業者で禁止されている取引方法です。

具体的には下記のような形で、異なる口座間で両建てを行う取引が該当します。
- A社(A口座)でドル円のロングポジションを保有する
- B社(B口座)でドル円のショートポジションを保有する
このような形で、他社もしくは同じアカウントの追加口座間で同じ銘柄の反対ポジションを持っている状態が複数口座間の両建てです。
複数口座間の両建てで注意したいのは同じ銘柄を対象に複数の自動売買を運用している場合です。
自動売買によって意図せず複数口座間の両建てを行っていしまっても、同じく口座凍結となるリスクがあるため注意しましょう。
裁定取引(アービトラージ)
裁定取引(アービトラージ)は、レートの差や遅延、スワップポイントの差額など細かな仕組みの崩れを利益に変えるトレード手法です。

例えば、A社とB社の何れかで遅延が発生していて、先に市場の動きを反映している業者を見て、遅延している業者側で取引を行うといったレイテンシーアービトラージが挙げられます。
裁定取引は、該当する利益の取り消しと口座凍結といったペナルティの対象です。
信頼性の高い海外FX業者を選ぶ
口座凍結によるトラブルを避けるには信頼性の高い海外FX業者を選ぶことが重要です。
信頼性の高い海外FX業者を選ぶことで、不当な口座凍結となるリスクを避けられます。
また、信頼性の高い海外FX業者は利用規約に関しても透明性が高いため、どういった取引方法が禁止されているかまで、しっかりと禁止事項を確認できます。
不当な出金拒否の心配のない信頼できる海外FX業者は「不当な出金拒否のない海外FX業者の見分け方」を参考にしてみてください。
稼ぎすぎで出金拒否の噂がある業者は避ける
利用規約に違反していないにも関わらず、稼ぎすぎが原因で口座凍結となる噂が多く出回っている海外FX業者の利用は避けましょう。
また、資金力の大きいトレーダーは、不当な口座凍結の噂がない海外FX業者でも、複数の業者で資金を分散させて利用することをおすすめします。
資金を分散させることで、レバレッジ制限を回避したり、高額出金で時間が掛かるといったトラブルへの対策ができます。
定期的に最小ロットで取引する
休眠口座の状態から口座凍結になるのを避けるためには「定期的に最小ロットで取引する」ことがおすすめです。
多くの海外FX業者では、ロット数に関わらず取引を行えば休眠口座とはなりません。
0.01ロットの最小単位で取引しておけば、休眠口座を避け、口座維持費も発生せずに口座凍結の対策ができます。
不当な口座凍結のない海外FX業者の見分け方
不当な口座凍結のない海外FX業者は、下記の5つのポイントから見分けられます。
ポイントを押さえて、口座凍結の心配なくトレードに集中できる環境を手に入れましょう。
金融ライセンス取得の海外FX業者を使う
不当な口座凍結を避けるには、安全性の高い海外FX業者を利用しましょう。
安全性の高い海外FX業者を探すには、まず「金融ライセンス」の取得状況を確認します。
金融ライセンスとは、国内FX業者が金融庁から認可を受けるように、海外の金融当局からFX業者として認可を受けることを指します。

海外FXの公式サイトから金融ライセンスの登録番号が確認できます。この登録番号を使って、金融当局の公式サイトから実際の登録状況を確認することも可能です。
取引のルールの透明性が高い
口座凍結は、金融ライセンスを取得している海外FX業者でも利用規約に違反するとペナルティとして実施されるリスクがあります。
そのため、取引に関する禁止事項やルールについて透明性が高い海外FX業者を選ぶことが重要です。
例えば、スキャルピングの制限ルールがあっても、具体的にどのぐらいポジション保有期間が必要になるか、しっかりと具体的なルールが公開されているかなどを確認します。

取引ルールの記載が曖昧だと「他社口座では問題なかったのに、この業者は口座凍結になった」といったトラブルが起きるリスクがあります。
過剰なボーナスキャンペーンを実施していない
ボーナスキャンペーンを利用した取引は海外FX業者ならではのメリットです。
しかし、不当な口座凍結を行う怪しい海外FX業者の中には顧客からの資金を集める目的で、過剰なボーナスキャンペーンを実施している場合があります。
特に新興ブローカーで大手以上のボーナス金額が提供されている場合は、口座開設を避ける方が無難です。

過去には、倒産する数日前まで高額なボーナスキャンペーンを実施し、倒産後も資金が変換されないといった海外FX業者のトラブルも起きています。ボーナスを理由するなら、Vantage TradingやXMTradingといった大手を選ぶ方が安心です。
金融委員会に加盟している
不当な口座凍結への対策として、金融委員会(The Financial Commission)に加盟している海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
金融委員会とは、FX業者と顧客間の紛争を解決する専門機関です。
不当な出金拒否や口座凍結が起きた場合に、金融委員会が仲介に入り、万が一の場合にも補償金が支払われます。
口座凍結や出金拒否に関する悪い噂がない
口座凍結や出金拒否に関する悪い噂の有無も重要なチェックポイントです。
例えば、SNS上で特に問題となるような取引をしていないにも関わらず、口座凍結された口コミが多数確認できる海外FX業者の利用は避けましょう。

大手の海外FX業者ほど、利用規約の確認ミスで口座凍結となるユーザーの口コミも見かけやすいので、どういった経緯で口座凍結に至ったのか確認できる情報を参考にすることも大切です。
海外FXの口座凍結に関するよくある質問
国内FXでも口座凍結はありますか?
はい、あります。
たとえば、本人確認書類に不備があった場合や、金融庁のガイドラインに抵触するような取引(例:マネーロンダリングの疑いがある入出金)を行った場合などです。
国内FXは金融庁の監視がある分、利用規約違反に対しても厳しく対応される傾向があります。
また、スキャルピングを禁止している業者では取引制限が発生るケースもあることに注意しましょう。
海外FXの口座凍結で裁判となった事例は?
一部ではありますが、実際に裁判沙汰になった事例も報告されています。
特に、出金拒否や凍結された資金が返還されなかったケースで、ユーザー側が業者を訴えたケースが該当します。
ただし、海外FX業者の多くは国外に拠点を置いているため、訴訟を起こすには高額な費用や国際的な手続きが必要となり、現実的には個人が裁判を起こすのはハードルが高いのが現状です。
なぜ海外FX口座が凍結されてしまうのですか?
主な理由は、業者の規約に反する行為をしてしまった場合です。
例えば、複数口座間での両建てや、ボーナスの不正利用、高頻度のスキャルピングなどが該当します。
加えて、しばらくログインせず放置していた口座も凍結されるケースがあります。
違反していないのに凍結されることもあるのでしょうか?
絶対にないとは言い切れません。まず、数あるFX業者の中には不当に口座凍結を行っている詐欺業者も存在しています。
そのため、まずは「安全性の高い海外FX業者」を選ぶことが重要です。また、口座凍結に関するトラブルの中には、自動システムの判定ミスで口座が凍結されることもあるようです。
もし心当たりがない場合は、まずはサポートに事情を説明して確認してみましょう。
凍結された口座に入っていた資金は戻ってきますか?
規約違反がなかったと判断されれば、残高が出金できるようになることがほとんどです。
ただし、業者によっては対応に時間がかかる場合もあります。
口座凍結を避けるためにはどんな点に注意すればいいですか?
口座凍結は以下のようなポイントを意識しておくと、リスクを減らせます。
- 複数口座での両建てはしない
- 不自然な高速注文を繰り返さない
- ボーナスの抜け道を狙った取引は控える
- 金融ライセンス取得の海外FX業者を使う
- 稼ぎすぎで出金拒否の噂がある業者は避ける
- 定期的に最小ロットで取引する
海外FXで口座凍結されているかどうかを確認する方法はありますか?
ログインできない、取引が突然停止された、サポートから警告のメールが届いた、などの兆候があれば凍結の可能性があります。
心当たりがある場合は、まずサポートに連絡を取って確認してみるのが確実です。
凍結された口座は再び使えるようになりますか?
違反がなかった場合や、休眠口座から凍結となったなど軽度の問題であれば解除される可能性もあります。
アカウントの再登録や、トレード内容の説明を求められることもありますが、丁寧に対応すれば再開できるケースもあります。
ただし、重大な規約違反とみなされた場合は、口座の永久凍結や退会処分となることもあります。
この記事を書いた人
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