HFM(エイチエフエム・旧HotForex)では、スキャルピングは禁止されていません。公式サイトの「HFMを選ぶ理由」ページに「EA、スキャルピング、ヘッジング可能」と明記されており、自動売買(EA)を使ったスキャルピングもできます(2026年10月13日時点)。
ただし、利用規約では「アービトラージ」「ピッキング/スナイピング」と呼ばれる取引や、指標発表・窓開けのタイミングで反対注文を組み合わせてリスクのない利益を狙う取引が禁止されています。スキャルピングそのものではなく、どんな狙い方をするかで規約違反になるかどうかが分かれます。
この記事では、HFMの利用規約(Terms of Business・口座開設書類)の原文、公式サイトと公式ブログの公表情報をもとに、スキャルピングの禁止事項、口座別の実質コストとおすすめ口座、レバレッジ・ロット数の制限、銘柄の選び方と手法を2026年10月13日時点で整理しました。
結論|HFMのスキャルピングの要点
- スキャルピング・EA・同一口座内の両建ては可能(同じ口座でも、指標発表や窓開けで反対注文を組み合わせてリスクのない利益を狙う取引は禁止)。禁止されているのは、アービトラージ(価格配信の遅延や業者間の価格差を狙う取引)、ピッキング/スナイピング、複数口座間・他社間の両建てなど(利用規約・公式ブログ)
- スキャルピングに向くのはKATANA口座・プロ口座・ゼロ口座。スプレッドと手数料を合わせた実質コストは、ドル円でKATANA 0.4/プロ 1.1/ゼロ 1.3pips、ユーロドルでKATANA 0.5/プロ・ゼロ 0.6pips(公式の口座別スプレッドから当編集部計算)
- 有効証拠金が5,000ドル相当以上になるとレバレッジが1,000倍に下がり、指標発表の15分前〜5分後は300倍に制限される。1ポジションは60ロットまで(公式ブログ・口座比較)
※本記事は、MoneyCharger編集部がコンテンツ制作ポリシーに基づき、HFMの利用規約(Terms of Business 2026年2月版・Account Opening Agreement 2026年3月版)、公式サイト(HFMを選ぶ理由・取引口座比較・各口座ページ・取引商品ページ・VPSホスティング)と公式ブログ(スキャルピング・秒スキャ・両建て・レバレッジ・KATANA口座)の公表情報を2026年10月13日時点で確認して作成しています。規約の引用は英語原文を当編集部が和訳したもので、正式な内容は原文が優先されます。取引条件は変更されることがあるため、取引前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。海外FX業者の利用に関する注意点は金融庁、投資関連の勧誘トラブルについては消費者庁の公開情報もあわせてご確認ください。

HFMはスキャルピングが可能|EA・秒スキャも禁止されていない
HFMの公式サイトは、取引条件の特徴として「EA、スキャルピング、ヘッジング可能」を挙げています。公式ブログも「HFMでは、EAを用いたスキャルピングや、高いレバレッジを活かしたスキャルピングトレードが可能です」としており、数秒〜数分で決済する秒スキャについても「EA(自動売買)を利用したスキャルピング・秒スキャも一切禁止されていません」と案内しています。
| 取引 | 可否 | 根拠 |
|---|---|---|
| スキャルピング(裁量) | ○ | 公式サイト「EA、スキャルピング、ヘッジング可能」 |
| EA(自動売買)のスキャルピング・秒スキャ | ○ | 公式ブログ(スキャルピング・秒スキャ) |
| 同一口座内の両建て | ○(急変動時にリスクのない利益を狙うものを除く) | 公式ブログ(両建て)・口座開設書類 第26条 |
| アービトラージ(遅延・価格差を狙う取引) | × | Terms of Business 第7条・第8条 |
| ピッキング/スナイピング | × | Terms of Business 第8条・口座開設書類 第26条 |
| 指標発表・窓開け時に反対注文でリスクのない利益を狙う取引 | × | 口座開設書類 第26条 |
| 複数口座間・他社間の両建て | × | 公式ブログ(両建て) |
一方で公式ブログの両建て解説は、「プログラムを利用しなければ実行不可能なほどの高速なスキャルピングなど、同じく急変動を狙った取引やサーバーに負荷がかかる取引はペナルティの対象となりやすい」とも書いています。秒スキャそのものは禁止されていませんが、指標発表や窓開けなど急変動の瞬間ばかりを狙う取引は避けるのが安全です。禁止取引の中身は、後半の「禁止事項」で規約の原文とあわせて解説します。

HFMでスキャルピングする際のおすすめ口座タイプ
スキャルピングは1回の値幅が小さく取引回数が多いため、口座選びではスプレッドと取引手数料を合わせた実質コストが最も重要です。HFMの6口座のうち、スキャルピング向けはKATANA口座・プロ口座・ゼロ口座の3つです。公式の取引商品ページに口座別に掲載されているスプレッドで比べると、次のようになります。
| 口座タイプ | ドル円 | ユーロドル | ポンドドル | ポンド円 | ゴールド | 最低入金額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KATANA口座 | 0.4pips | 0.5pips | 0.6pips | 1.3pips | 0.08ドル | 500ドル(approx. $500.00) |
| プロ口座 | 1.1pips | 0.6pips | 0.6pips | 0.6pips | 0.16ドル | 100ドル(approx. $81.25) |
| ゼロ口座(手数料込み) | 1.3pips(0.4+0.9) | 0.6pips(0.0+0.6) | 0.6pips(0.0+0.6) | 0.9pips(0.0+0.9) | 0.16ドル(0.06+0.10) | 設定なし(同ページFAQでは25ドル) |
| プレミアム口座 | 1.8pips | 1.4pips | 1.6pips | 2.2pips | 0.32ドル | 設定なし |
| セント口座 | 1.8pips | 1.4pips | 1.6pips | 2.2pips | 0.32ドル | 設定なし |
| トップアップボーナス口座 | 1.9pips | 1.6pips | 2.2pips | 3.9pips | 0.35ドル | 設定なし |

ドル円・ユーロドル・ゴールドはKATANA口座が最も低く、ポンド円などのクロス円はプロ口座が最も低くなります。ゼロ口座はスプレッド自体は最も狭いものの、手数料を足すとユーロドル・ポンドドル・ゴールドでプロ口座と同じ、ドル円・ポンド円ではプロ口座より高くなります。取引する銘柄で口座を選ぶのがポイントです。
ドル円・ユーロドル・ゴールド中心なら「KATANA口座」
KATANA口座(カタナ口座)は2026年4月にリリースされた口座で、手数料なしでドル円0.4pips・ユーロドル0.5pips・ゴールド0.08ドルと、主要銘柄の実質コストが6口座で最も低い水準です。規定ロット数(FX・貴金属・指数・エネルギーは5ロット)以内なら必要証拠金なしで取引でき、ロスカット水準は0%です。
ただし、初回の最低入金額が500ドル(approx. $500.00)、開設は1人1口座までです。また、経済指標の発表15分前〜5分後と、日付切替(00:00)を挟む前後1時間は新規ポジションのレバレッジが制限されます(公式ブログ)。取引できるのはFX30通貨ペア・金属・主要株価指数・原油・暗号資産3銘柄の主要銘柄に限られます。
クロス円や幅広い銘柄で取引するなら「プロ口座」
プロ口座は手数料なしで、ユーロドル・ポンドドル・ポンド円などが0.6pipsです。ポンド円・ユーロ円などのクロス円はKATANA口座より狭く、6口座で最も低コストです。最低入金額は100ドル(approx. $81.25)で、株式CFDや暗号資産を含む全商品を取引でき、KATANA口座のような1人1口座の制限はありません。公式ブログは、ロイヤリティプログラムのポイント(TRP)を貯めると実質的な取引コストをさらに下げられるとしています。
手数料を固定額で管理したいなら「ゼロ口座」
ゼロ口座は、スプレッドが最も狭い代わりに通貨ペア1ロットあたり往復6ドルの手数料がかかる口座です。公式ブログは「スプレッドやストップレベルが狭いゼロ口座がおすすめ」としています。コストが「スプレッド+定額の手数料」に分かれるので、1回あたりのコストを計算しやすいのが特徴です。最低入金額の設定はありません。
プレミアム口座とセント口座は、表の5銘柄でプロ口座のおよそ1.6〜3.7倍のスプレッドです。セント口座は1ロット=1,000通貨で損益が通常口座の100分の1になるため、スキャルピングの手法を少額で試す用途に向いています。入金ボーナスを受け取れるトップアップボーナス口座は、スプレッドが表の5銘柄すべてで6口座のうち最も広く設定されています。各口座の詳しい違いは「HFMの口座タイプ比較」をご覧ください。

HFMでスキャルピングをするメリット
HFMでスキャルピングをするメリットは、高いレバレッジ、低コストの口座、追証のないゼロカット、低いロスカット水準、EA・VPSの環境がそろっていることです。
| 項目 | HFMの条件 | スキャルピングへの影響 |
|---|---|---|
| 最大レバレッジ | KATANA口座 無制限(規定ロット内)/2,000倍 | 少ない証拠金で必要なロット数を建てられる |
| 実質コスト | ドル円 KATANA 0.4pips・ユーロドル KATANA 0.5pips | 取引回数が多いほど差が積み上がる |
| ゼロカット | あり(全口座) | 残高がマイナスになっても追証なし |
| ロスカット水準 | 証拠金維持率20%(KATANA口座は0%) | 短時間の逆行で強制決済されにくい |
| EA・VPS | EA可・条件を満たせばVPS無料 | 自動売買を24時間安定して動かせる |
最大レバレッジ2,000倍(KATANA口座は無制限)で取引できる
KATANA口座以外の5口座はプレミアム・プロ・ゼロ・セント口座が最大2,000倍、トップアップボーナス口座が1,000倍です。KATANA口座は規定ロット数以内なら必要証拠金なしで取引できます。公式ブログは、有効証拠金approx. $625.00・ドル円approx. $0.94で、25倍ならエントリーできるのは約0.16ロット、2,000倍なら約13.33ロットになると試算しています。
ドル円1ロット(10万通貨)をapprox. $0.94で取引するとき、必要証拠金は2,000倍でapprox. $46.88、1,000倍でapprox. $93.75です(当編集部計算)。レバレッジが高いほど少ない資金で建てられる一方、同じ値幅でも損益は大きくなるため、ロット数は損切り幅から逆算して決めることが大切です。制限の詳細は「HFMのレバレッジ」で解説しています。
スプレッドが狭い口座を選べる
KATANA・プロ・ゼロの3口座は、表の5銘柄(ドル円・ユーロドル・ポンドドル・ポンド円・ゴールド)ではいずれも、3口座のうち最も低い口座の実質コストがプレミアム口座の半分以下です。たとえばユーロドルを1日20回(1ロット)取引すると、プレミアム口座(1.4pips)とKATANA口座(0.5pips)の差は1回0.9pips=9ドル、1日で180ドルになります(当編集部計算)。口座別・銘柄別のスプレッドは「HFMのスプレッド一覧」で確認できます。
ゼロカットシステムで追証がない
HFMは全口座でゼロカットシステムを採用しており(公式ブログ)、急変動で口座残高がマイナスになっても、マイナス分を請求されません。大きなロット数で取引することが多いスキャルピングでも、損失は口座に入金した資金までに限られます。ゼロカットの仕組みは「海外FXのゼロカットシステム」で解説しています。
ロスカット水準が20%(KATANA口座は0%)
HFMのロスカット水準は証拠金維持率20%(マージンコール50%)で、KATANA口座は0%(マージンコール20%)です。公式ブログの試算では、有効証拠金approx. $312.50・ドル円approx. $0.94で10ロットを保有すると証拠金維持率は約66%で、ロスカット水準20%なら有効証拠金がapprox. $93.75に下がるまで強制決済されません。
EAが使え、条件を満たせばVPSが無料
HFMはMT4・MT5でEAを使えます。EAを24時間動かすためのVPSは、最も基本的なプランは過去30日間に400ドル以上の純入金があり、過去1か月以内に2スタンダードロット以上を取引していれば無料で、条件を満たさない場合は月額25ドルからの有料プランです(公式サイト「VPSホスティング」)。EAの選び方は「海外FXの自動売買(EA)入門」をご覧ください。

HFMでスキャルピングをするデメリット・注意点
HFMでスキャルピングをするときに注意したいのは、ゼロ口座の手数料、残高や時間帯によるレバレッジ制限、ロット数・ポジション数の上限、スプレッドが広がる時間帯、銘柄ごとのストップレベルの5つです。
| 注意点 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| ゼロ口座の手数料 | 通貨ペア1ロット往復6ドル | 手数料込みの実質コストで口座を比べる |
| レバレッジ制限 | 有効証拠金5,000ドル相当以上で1,000倍、指標発表前後は300倍 | 必要証拠金に余裕を持たせる |
| ロット・ポジション数の上限 | 1ポジション60ロット・最大500ポジション | 大口は分割して注文する |
| スプレッド拡大 | 早朝(日本時間6〜8時)・指標発表前後 | 該当時間帯の取引を避ける |
| ストップレベル | 主要通貨ペア・ゴールドは0、豪ドル・NZドル系などは口座により2〜6pips | 取引する銘柄の公式詳細ページで確認する |
ゼロ口座は取引手数料がかかる
ゼロ口座は、通貨ペアの取引に1ロットあたり往復6ドル(1,000通貨なら0.06ドル)、ゴールドに100オンスあたり往復10ドルの手数料がかかります。1ロットで1日20回取引すると手数料は120ドルで、ドル円ではスプレッドに0.9pips(1ドルapprox. $0.94換算)を上乗せしたのと同じです(当編集部計算)。手数料のかからないKATANA口座・プロ口座と、取引する銘柄の実質コストで比べてから選んでください。
有効証拠金や時間帯でレバレッジが制限される
公式ブログによると、プレミアム・プロ・ゼロ・トップアップボーナス口座の最大レバレッジは、有効証拠金(残高+含み損益)に応じて次のように下がります。トップアップボーナス口座はもともとの上限が1,000倍のため2,000倍の段はなく、セント口座はセント建てで判定されて50,000セント相当(500ドル相当)から1,000倍になります。
| 有効証拠金 | 最大レバレッジ |
|---|---|
| 〜4,999.99ドル相当 | 2,000倍 |
| 5,000〜39,999.99ドル相当 | 1,000倍 |
| 40,000〜99,999.99ドル相当 | 500倍 |
| 100,000ドル相当以上 | 200倍 |
公式ブログは「レバレッジ制限の対象になったとしても、保有中のポジションが強制決済されることはない」としており、制限がかかるのは新しく建てるポジションです。このほか、重要指標の発表15分前〜5分後は300倍、ロールオーバー前後(日本時間6〜8時、夏時間は5〜7時)は500倍に制限されます。利益が増えて有効証拠金が5,000ドル相当を超えると、同じロット数でも必要証拠金が2倍になる点に注意してください。
1回の注文ロット数と保有ポジション数に上限がある
公式の取引口座比較によると、1ポジションの最大取引サイズは60ロット(セント口座は1,000セントロット・口座全体で6,000セントロット)、最大保有ポジション数は500(セント口座は300)です。公式ブログによると、USDCNHは1ポジション10ロット、USDSGDは5ロットなど、銘柄によって上限が低いものもあります。ロット数が上限以下なのに注文がエラーになる場合は、他のポジションとの合計が上限に達していないか確認してください。
スプレッドが広がる時間帯がある
公式ブログは、スプレッドが広がりやすい時間帯として、早朝(日本時間6〜8時)、重要指標の発表前後、年末年始やクリスマスを挙げています。スキャルピング解説では、重要指標や要人発言のときは「通常の数十倍に広がるケースもある」としています。数pipsの値幅を狙うスキャルピングではスプレッドの拡大がそのまま損益に響くため、経済指標カレンダーで発表時刻を確認し、該当する時間帯は取引を控えるのが基本です。
ストップレベルは銘柄と口座で異なる
ストップレベルとは、現在の価格から一定の距離以内に指値・逆指値を置けない制限のことです。HFM公式サイトの銘柄詳細ページには、口座タイプ別の「指値と逆指値のレベル(ポイント表示)」が掲載されています(2026年10月13日時点)。
| 銘柄 | プレミアム・セント・トップアップ・KATANA | ゼロ・プロ |
|---|---|---|
| ドル円・ユーロドル・ポンドドル・ユーロ円・ポンド円・ゴールド | 0 | 0 |
| 豪ドル円・豪ドル米ドル | 40ポイント(4.0pips) | 20ポイント(2.0pips) |
| NZドル円 | 50ポイント(5.0pips) | 20ポイント(2.0pips) |
| ポンドNZドル | 60ポイント(6.0pips) | 40ポイント(4.0pips) |
ドル円・ユーロドルなどの主要通貨ペアとゴールドは全口座でストップレベル0なので、利確・損切りを数pipsの近さに置けます。豪ドル・NZドル系の通貨ペアは口座によって2〜6pipsの制限があり、ゼロ口座・プロ口座のほうが狭く設定されています。公式ブログが「スプレッドやストップレベルが狭いゼロ口座がおすすめ」としているのはこのためです。取引する銘柄の値は、公式の取引商品ページで銘柄名をクリックすると表示される詳細ページで確認できます。

HFMのスキャルピングにおける禁止事項
HFMの禁止取引は、利用規約の「Terms of Business(取引条件)」第7〜9条と、「Account Opening Agreement(口座開設書類)」第26条に書かれています。スキャルピングという取引スタイルは禁止されていませんが、次の取引は規約違反です。

アービトラージ(価格配信の遅延・業者間の価格差を狙う取引)
Terms of Business第7.1条は、ネット回線や価格配信の遅延で取引画面の価格が市場の価格とずれる状況について、「当社は取引プラットフォーム上でのアービトラージを認めない」「価格遅延によるアービトラージの機会に依拠した取引は、事前の通知なく取り消されることがある」と定めています(当編集部訳)。他社の配信価格を見て遅れているHFMの価格で注文するレイテンシーアービトラージや、業者間の価格差で反対売買する取引が該当します。
また第9.1条は、市場に存在しない価格や古い価格(レイテンシー取引)で約定した取引を、無効化・取り消しできるとしています。システムの不具合で異常な価格が表示されたときに、その価格で取引しても利益は認められません。アービトラージ全般は「海外FXのアービトラージ」で解説しています。
ピッキング/スナイピング
Terms of Business第8.1条は、HFMのサービスは「アービトラージ取引」「ピッキング/スナイピング」として知られる取引手法に適合していないとし、スナイピングを「顧客があらかじめ設定された価格の近くで、早まって売買する状況」と説明しています(当編集部訳)。公式ブログは、ピッキングを「特定の価格帯・タイミングばかりを狙って、短期的なトレードをすること」と説明しており、スキャルピングで該当しやすいと注意しています。
指標発表・窓開けの急変動でリスクのない利益を狙う取引
口座開設書類第26.1条は、アービトラージ、ピッキング/スナイピング、「特定の自動売買システムやEA」の使用に加えて、「相場の急変時、ニュース発表時、取引開始時の窓(ギャップ)などに、同じ口座または別の口座で反対の注文を建て、リスクのない利益を狙う取引」を禁止しています(当編集部訳)。同一口座内の両建ては認められていますが、急変動のタイミングで反対注文を組み合わせてリスクのない利益を狙う取引は同じ口座でも禁止という点に注意してください。
規約は禁止の対象を「特定の(certain)」自動売買システムとしており、EAそのものは公式サイトで「可能」とされています。公式ブログも、自動売買(EA)で前述の禁止取引を行うことを禁止事項に挙げています。また公式ブログは、重要指標のタイミングで取引すること自体は「1回や2回程度」ならすぐ問題にはならないとしたうえで、「相場が大きく変動しやすいタイミングばかりを狙った取引」を禁止としています。EAを使う場合も、指標発表の瞬間だけを狙う設定や、反対注文を組み合わせるロジックは避けてください。
複数口座間・他社間の両建て
公式ブログによると、HFMで認められているのは同一口座内の両建てだけで、HFMの複数口座間、HFMと他社の口座間、知人との間の両建ては禁止です。ゼロカットやボーナスを利用して一方の損失を消し、もう一方で利益を得ようとする両建ても禁止されています。EAを複数口座で動かす場合は、口座をまたいで反対ポジションができないよう設定を確認してください。両建ての考え方は「海外FXの両建て」で解説しています。
AI分析ソフトの使用とキャッシュバック・アービトラージ
Terms of Business第8.4条は、HFMのシステムや取引プラットフォームに人工知能(AI)による分析をかけるソフトウェアの使用を「全面的に禁止」しています(当編集部訳)。EAやツールを導入するときは、HFMのサーバーや配信価格を解析する機能を持たないかを確認してください。
また口座開設書類第22.4条は、アービトラージや不正行為に加えて「キャッシュバック・アービトラージ」の兆候や疑いがある場合、HFMはすべての取引口座の閉鎖・停止、付与済みボーナスの無効化、損益を含むすべての取引の無効化ができると定めています。規約にこの言葉の定義はありませんが、一般にはキャッシュバックを得ること自体を目的に、損益が相殺される売買を繰り返す取引を指します。キャッシュバックは通常の取引に対して受け取るものなので、キャッシュバック目当ての反対売買は避けてください。
違反したときの措置
口座開設書類第26.1条は、禁止取引を行ったとHFMが判断した場合、事前の通知なく次の措置のいずれか、または複数をとれると定めています(当編集部訳)。
- 口座の閉鎖
- 口座の無期限の停止
- 口座の無期限の調査
- 禁止取引で得た金額と同額以上の違約金の請求
- 口座を閉鎖し、禁止取引による利益を没収して入金額のみを返金(利益が出金済みの場合は、関連口座から差額を没収)
KATANA口座には専用の禁止取引行為があります。公式ブログは、HFM内の複数口座間・他社口座とのヘッジ、経済指標の発表や市場の開閉の直前・直中にヘッジポジションの片側だけを決済すること、市場リスクをなくす目的の両建てを挙げ、違反すると取引の無効化や口座停止の措置がとられる場合があるとしています。公式ブログは、ペナルティの対象となるケースには明確な定義がないとしています。テクニカル分析などにもとづく通常のスキャルピングを、特定の価格やタイミングばかりに偏らずに行うことが、規約違反と判断されないための基本です。判断に迷う取引手法やEAがある場合は、使う前にHFMのサポートへ確認してください。

HFMでスキャルピングに適した銘柄
スキャルピングでは、スプレッドが狭く取引量の多い銘柄を選ぶのが基本です。HFMで実質コストが低い銘柄と、それぞれ最もコストの低い口座をまとめました。
| 銘柄 | 実質コストが最も低い口座 | KATANA/プロ/ゼロ(手数料込み) | 主に動く時間帯の目安(日本時間) |
|---|---|---|---|
| ドル円(USD/JPY) | KATANA口座 | 0.4/1.1/1.3pips | 東京時間(9〜15時)・NY時間(夏時間21時〜) |
| ユーロドル(EUR/USD) | KATANA口座 | 0.5/0.6/0.6pips | ロンドン時間(夏時間16時〜)・NY時間 |
| ポンドドル(GBP/USD) | 3口座とも同じ | 0.6/0.6/0.6pips | ロンドン時間・NY時間 |
| ポンド円(GBP/JPY) | プロ口座 | 1.3/0.6/0.9pips | ロンドン時間 |
| ゴールド(XAU/USD) | KATANA口座 | 0.08/0.16/0.16ドル | NY時間 |
ドル円(USD/JPY)|KATANA口座なら0.4pips
ドル円は日本の時間帯に取引しやすく、ニュースも日本語で追いやすい通貨ペアです。HFMではKATANA口座が0.4pipsで最も低く、手数料のかからないプロ口座は1.1pips、ゼロ口座は手数料込みで1.3pips相当です。ドル円を中心に取引するなら、KATANA口座が使えない場合でもゼロ口座よりプロ口座のほうがコストを抑えられます。
ユーロドル(EUR/USD)|3口座とも0.6pips以下
ユーロドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアで、HFMのスプレッドもKATANA口座0.5pips、プロ口座・ゼロ口座0.6pips相当と、3口座とも低水準です。ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間帯に値動きが出やすく、夜に取引する人に向いています。
ポンドドル(GBP/USD)|値動きが大きくコストは3口座同じ
ポンドドルはユーロドルより値動きが大きい傾向があり、短時間で値幅を取りやすい一方、逆行したときの損失も大きくなります。HFMではKATANA・プロ・ゼロの3口座がいずれも0.6pips相当です。ロット数を控えめにし、損切りを設定したうえで取引してください。
ゴールド(XAU/USD)|KATANA口座が最も低コスト
ゴールドは値動きが大きく、スキャルピングで人気の銘柄です。HFMのスプレッドは1オンスあたりKATANA口座0.08ドル、プロ口座0.16ドル、ゼロ口座は手数料込みで0.16ドルです。セント口座でも取引できる唯一のFX以外の銘柄なので、少額で試すこともできます。米国の経済指標の発表前後はスプレッドが広がりやすい点に注意してください。ゴールドの手法は「FXのゴールドのスキャルピング手法」で解説しています。
ポンド円(GBP/JPY)|クロス円はプロ口座が最安
ポンド円は主要通貨ペアの中でも値動きが大きい通貨ペアです。HFMではプロ口座が0.6pipsで最も低く、KATANA口座は1.3pips、ゼロ口座は手数料込みで0.9pips相当です。ポンド円・ユーロ円などのクロス円を中心に取引するならプロ口座が向いています。値動きが速いぶん損失も膨らみやすいため、取引に慣れてから扱う銘柄です。

HFMスキャルピングの実践手法
ここからは、スキャルピングのやり方として1分足〜5分足で使われる代表的な手法を3つ紹介します。ボリンジャーバンドとRSIはMT4・MT5に標準搭載されており、RCIはカスタムインジケーターを追加して使います。手法の有効性は相場環境によって変わるため、デモ口座やセント口座の少額で検証してから使ってください。
1分足×ボリンジャーバンド×RSIの逆張り
ボリンジャーバンドの±2σとRSIの買われすぎ・売られすぎを組み合わせて、レンジ相場の反転を狙う逆張りの手法です。価格が+2σに到達し、RSIが70以上なら売り、-2σに到達し、RSIが30以下なら買いを検討します。利確はミドルライン(移動平均線)や反対側のバンド、損切りはバンドを明確に抜けた時点が目安です。強いトレンドが出ているときはバンドに沿って動き続けるため、使いません。

RCIの反転タイミングを狙う手法
RCI(順位相関指数)を短期(9期間)・中期(26期間)・長期(52期間)の3本で表示し、上位足のトレンド方向にだけエントリーする手法です。1時間足でトレンドを確認し、5分足で短期RCIが±80%の水準をトレンド方向にクロスしたタイミングで入ります(押し目買い・戻り売り)。3本のRCIがそろって±80%をクロスしたときに順張りで入る方法もあります。損切りは直近の高値・安値に置きます。



プライスアクション(ピンバー・スラスト)を利用する
プライスアクションは、ローソク足の形から市場参加者の心理を読み取る方法です。スキャルピングでよく使われるのが、反転のサインになるピンバーと、トレンドの継続を示すスラストです。
ピンバー

ピンバーは、実体が小さく片側に長いヒゲを持つローソク足です。長いヒゲは、その方向に価格が動いたあと強く押し戻されたことを示します。サポートやレジスタンスの近くで出たピンバーは反転のサインとして使われます。
スラスト(スラストアップ・スラストダウン)

スラストアップは、ローソク足の終値が前の足の高値を上回る形で、上昇の勢いが続くサインです。逆に終値が前の足の安値を下回る形はスラストダウンと呼ばれます。高値・安値のブレイクと同時に出たときは、順張りのエントリーの根拠になります。スキャルピングの手法全般は「海外FXのスキャルピング手法」でも解説しています。

HFMスキャルピングで勝つためのコツ
損切りと利確のルールをエントリー前に決める
スキャルピングでは、エントリーと同時に利確と損切りの注文を入れ、ルールどおりに決済することが基本です。たとえば利確5pips・損切り3pipsなら、10回のうち6回勝てば+30pips、4回負けて−12pipsで、合計+18pipsになります(スプレッド・手数料を除く)。利確幅と損切り幅の比率から、必要な勝率を事前に計算しておきましょう。

1回の損失を資金の一定割合に抑えてロット数を決める
ロット数は、レバレッジの上限ではなく「1回の損切りで失ってよい金額」から逆算します。たとえば資金approx. $625.00で1回の損失を2%(approx. $12.50)までにするなら、ドル円で損切り幅5pipsのときは0.4ロット(1pips=approx. $2.50)が上限です(当編集部計算)。HFMは最大2,000倍のレバレッジで大きなロット数を建てられますが、フルレバレッジでの取引は避けてください。
指標発表前後と早朝の取引を避ける
重要指標の発表前後はスプレッドが広がり、HFMでは最大レバレッジも300倍に制限されます。日本時間6〜8時の早朝もスプレッドが広がりやすい時間帯です。HFMの経済指標カレンダーで発表時刻を確認し、該当する時間帯は新規エントリーを控えましょう。指標発表の瞬間ばかりを狙う指標トレードは、規約上も問題になりやすい取引です。
取引記録をつけて連敗時はロット数を下げる
スキャルピングは取引回数が多いため、感情的な取引が損失を膨らませやすいスタイルです。エントリー理由と結果を記録し、連敗が続いたときはロット数を下げるか、その日の取引をやめるルールを決めておくと、損失の拡大を防げます。

HFMのスキャルピングに関するよくある質問
HFMでスキャルピングは禁止されていますか?
禁止されていません。HFM公式サイトの「HFMを選ぶ理由」ページに「EA、スキャルピング、ヘッジング可能」と明記されています(2026年10月13日時点)。禁止されているのは、アービトラージ(価格配信の遅延や業者間の価格差を狙う取引)、ピッキング/スナイピング、指標発表や窓開けの急変動で反対注文を組み合わせてリスクのない利益を狙う取引、複数口座間・他社間の両建てです。
HFMで秒スキャはできますか?
できます。公式ブログは「EA(自動売買)を利用したスキャルピング・秒スキャも一切禁止されていません」としています。一方で、公式ブログの両建て解説は「プログラムを利用しなければ実行不可能なほどの高速なスキャルピング」など、急変動を狙った取引やサーバーに負荷がかかる取引はペナルティの対象になりやすいとしています。指標発表の瞬間だけを狙う使い方は避けてください。
HFMでスキャルピングにおすすめの口座はどれですか?
ドル円・ユーロドル・ゴールドが中心ならKATANA口座(ドル円0.4pips・ユーロドル0.5pips・最低入金500ドル)、ポンド円などのクロス円や株式CFDも取引するならプロ口座(ポンド円0.6pips・最低入金100ドル)がおすすめです。ゼロ口座は手数料(1ロット往復6ドル)を足すと、ユーロドルでプロ口座と同じ0.6pips、ドル円で1.3pipsになります(公式の口座別スプレッドから当編集部計算)。
HFMでEA(自動売買)のスキャルピングはできますか?
できます。HFMのMT4・MT5でEAを使ったスキャルピングが可能です。ただし、口座開設書類第26.1条は、アービトラージやピッキング/スナイピングに加えて「特定の自動売買システムやEA」の使用を禁止取引に挙げています。価格配信の遅延を狙うEAや、口座をまたいで反対ポジションを建てるEAは使わないでください。
HFMのVPSは無料で使えますか?
条件を満たせば無料です。公式サイトによると、過去30日間に400ドル以上の純入金があり、過去1か月以内に2スタンダードロット以上を取引していると無料で使えます。条件を満たさない場合は、月額25ドル・50ドル・80ドルの有料プランです。申し込みはmyHF(会員ページ)から行います。
HFMで両建ては禁止されていますか?
同一口座内の両建ては可能です。ただし口座開設書類第26.1条は、相場の急変時・指標発表時・窓開けに反対注文でリスクのない利益を狙う取引を、同じ口座でも禁止しています。また公式ブログによると、HFMの複数口座間、HFMと他社の間、知人との間の両建てや、ゼロカット・ボーナスを利用した両建ては禁止されています。なお、同一口座内で完全に両建てしたポジションは、必要証拠金がゼロになる仕様です(公式ブログ)。日をまたいで保有するときのスワップとスワップフリーの日数は「HFMのスワップ」で解説しています。
スキャルピングで注文できる最小・最大のロット数は?
最小は0.01ロット(セント口座以外は1,000通貨、セント口座は10通貨)です。最大は1ポジション60ロット(セント口座は1,000セントロット・口座全体で6,000セントロット)、保有できるポジション数は最大500(セント口座は300)です(公式「取引口座比較」)。USDCNHは10ロット、USDSGDは5ロットなど、銘柄によって上限が低いものもあります(公式ブログ)。
HFMのロスカット水準は何%ですか?
証拠金維持率20%でロスカット(マージンコールは50%)です。KATANA口座だけはロスカット水準0%(マージンコール20%)です(公式「取引口座比較」)。全口座でゼロカットシステムが採用されており、残高がマイナスになっても追証はありません(公式ブログ)。

まとめ:HFMのスキャルピングは可能。禁止されるのは「狙い方」
HFM(旧HotForex)のスキャルピングについて、利用規約と公式サイト・公式ブログの情報から整理しました。要点をまとめます。
- スキャルピング・EA・秒スキャ・同一口座内の両建ては可能(公式サイト「EA、スキャルピング、ヘッジング可能」)。ただし急変動時に反対注文でリスクのない利益を狙う取引は同じ口座でも禁止
- 禁止はアービトラージ、ピッキング/スナイピング、急変動時のリスクのない反対注文、複数口座間・他社間の両建て。違反すると口座閉鎖や利益の没収などの措置がある
- ドル円・ユーロドル・ゴールドはKATANA口座、クロス円はプロ口座が最も低コスト。ゼロ口座は手数料込みでプロ口座と同じか高い
- 有効証拠金5,000ドル相当以上で1,000倍、指標発表前後は300倍。1ポジション60ロット・最大500ポジション。早朝と指標発表前後はスプレッドが広がりやすい
マネチャ経由なら、取引回数の多いスキャルピングほどキャッシュバックが貯まる
当サイト「マネーチャージャー(マネチャ)」はHFMの正規IBパートナーです。マネチャ経由で口座開設すると、取引するたびにキャッシュバックが発生します。スプレッドや手数料などの取引条件は公式サイトから直接開設した場合と同じで、取引回数が多いスキャルピングほど、キャッシュバックで実質コストを下げる効果が大きくなります。
| 口座タイプ | BTC/USD | ゴールド(XAU/USD) |
|---|---|---|
| トップアップ/プレミアム | 16.00ドル/ロット | 12.00ドル/ロット |
| プロ/ゼロ | 6.40ドル/ロット | 5.60ドル/ロット |
| KATANA | 2.80ドル/ロット | 2.40ドル/ロット |
| セント | 1.60ドル/ロット | 0.12ドル/ロット |
※キャッシュバック単価は変動する場合があります。口座タイプ別のキャッシュバック額一覧、受け取り方、既存口座の切り替え可否は「HFMキャッシュバックの受け取り方」をご覧ください。口座開設の手順は「HFMの口座開設方法」、HFMの安全性や評判は「HFMの評判・口コミ」で解説しています。
\ 取引条件は公式と同じ・取引するたび現金キャッシュバック /
※取引条件・禁止事項・スプレッドは変更されることがあります。本記事の情報は2026年10月13日時点のHFM利用規約・公式サイト・公式ブログの公表情報で、最新の条件は公式サイトとmyHFでご確認ください。海外FX取引には為替変動リスクがあり、レバレッジが高いほど短時間で大きな損失が生じることがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。