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海外FXの金融ライセンス一覧│各ライセンスの特徴・信頼性まで解説

海外FX 金融ライセンス

海外FX業者の利用を検討している人のなかには、「海外FX業者の安全性は大丈夫?」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

多くの海外FX業者は日本の金融庁で取得できる金融ライセンスを取得していないため、安全性に対して不安を感じることは当たり前です。

海外FX業者の安全性を見極める一つの指標としては「金融ライセンス」が挙げられます。

ただ、金融ライセンスには種類があり、取得が難しいものから簡単なものまであるため、各ライセンスの特徴や信頼性を理解することが重要です。

本記事では、海外FX業者の金融ライセンス一覧をご紹介します。

各ライセンスの特徴や信頼性まで解説していくので、ぜひ参考にしてください。

下記のような悩みを持っている人は、ぜひ最後までお読みください。

  1. 金融ライセンスってなに?
  2. 信頼できる金融ライセンスが分からない
  3. 金融ライセンスを取得している業者を教えて!
海外FX業者特徴公式サイト
Exness・グループ全体で信頼性の高い金融ライセンスを複数取得している
・無制限のレバレッジで取引可能
・豊富なボーナスキャンペーン
公式サイト
HFM・FCAやFSCAなど、信頼性の高い金融ライセンスを取得している
・数々の受賞歴がある
・日本円で最大8億円まで補償される保険制度に加入している
公式サイト
FXGT・FCAやCySECなど信頼性の高い金融ライセンスを取得している
・世界中7万人のトレーダーから利用されている
・入金額に応じて最大80万円のボーナスを受け取れる
公式サイト

海外FXの金融ライセンスとは

海外FX業者を利用する際は、金融ライセンスを取得している業者を選ぶようにしましょう。

ここでは海外FXの金融ライセンスについて詳しく解説します。

  1. 金融ライセンスとは
  2. 海外FX業者が日本の金融ライセンスを取得しない理由
  3. 金融ライセンス取得なしの海外FX業者はNG

金融ライセンスとは

金融ライセンスとは各国の金融当局がFXなどの金融業者に対して発行する許可証のことです。

金融ライセンスを取得するには、各国が定める厳しい登録要件を満たす必要があるため、金融ライセンスは海外FX業者の信頼性を判断する大きな指標となります。

例えば、日本の金融ライセンスを取得するには以下の要件を満たす必要があります。

日本の金融ライセンス取得要件(要約)

  • 株式会社として運営している
  • 取締役会を設置している
  • 日本に適切なオフィスを構えている
  • 資本金が5,000万円以上ある
  • 自己資本比率が120%以上ある

日本の金融ライセンスは取得が難しく信頼性が高いと言われていますが、なかには容易に取得できる信頼性が低い金融ライセンスも存在します。

海外FX業者を利用する際は、取得難易度が高い金融ライセンスを取得している業者を選ぶようにしましょう。

海外FX業者が日本の金融ライセンスを取得しない理由

多くの海外FX業者は意図的に日本の金融ライセンスを取得していません

理由は以下のとおりです。

  • レバレッジ制限
  • ボーナス・キャンペーンの規制
  • セロカットシステム提供不可

日本では2009年の業等府令の改正以降、「最大レバレッジ25倍」「入金ボーナス禁止」など、FX業者のサービスが制限されています。

また、ゼロカットシステムの提供も制限されており、日本の金融ライセンスを取得するとFX業者がトレーダーに対して提供できるサービスの質が低下してしまう状況となっているのです。

そのため、多くの海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得せず、規制の緩い海外の金融ライセンスを取得してサービスを提供しています。

Warning

日本の金融庁は日本の金融ライセンスを取得せずに日本人に対してサービスを提供する海外FX業者に対して警告を出しています。

海外FX業者を利用する際のトラブルなどは自己責任となるため、FX業者選びには細心の注意が必要です。

FX取引は、金融商品取引法上のデリバティブ取引に該当します。日本に居住する投資者に対してFX取引を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。たとえ海外で金融商品取引のライセンスを持つ業者であっても、日本で登録を受けずに日本に居住する者に対して金融商品取引を業として行うことは禁止されています。

無登録業者と取引した場合は、トラブルが生じても無登録業者への追及は極めて困難です。取引を始める前に、取引の相手が金融商品取引法の登録を受けている業者であることを必ず確認してください。

引用:金融庁

金融ライセンス取得なしの海外FX業者はNG

日本でFXサービスを提供する国内FX業者は、日本の金融ライセンスを取得しています。

しかし、海外FX業者のなかには金融ライセンスを取得せずにFXサービスを提供する業者が存在することも事実です。

金融ライセンスを取得していない海外FX業者はどの国の要件も満たせていないため、安全性・信頼性は低いといえます。

金融ライセンスを取得しているから安全性が高いと断言することはできませんが、金融ライセンスを取得している業者の方が安全に利用できるのは確かです。

海外FX業者を選ぶ際、金融ライセンスを取得していない業者は利用しないようにしてください

【比較】金融ライセンス保有の海外FX業者ランキング

金融ライセンスを取得している海外FX業者をランキング形式で紹介します。

海外FX業者特徴公式サイト
Exness・グループ全体で信頼性の高い金融ライセンスを複数取得している
・無制限のレバレッジで取引可能
・豊富なボーナスキャンペーン
公式サイト
HFM・FCAやFSCAなど、信頼性の高い金融ライセンスを取得している
・数々の受賞歴がある
・日本円で最大8億円まで補償される保険制度に加入している
公式サイト
FXGT・FCAやCySECなど信頼性の高い金融ライセンスを取得している
・世界中7万人のトレーダーから利用されている
・入金額に応じて最大80万円のボーナスを受け取れる
公式サイト
XM Trading・FCAやASICなど信頼性の高い金融ライセンスを取得している
・運営実機が豊富で日本人の利用者が一番多い
・新規口座開設だけで15,000円のボーナスを受け取れる
公式サイト
Three trader・Googleのレビューで高評価を獲得している
・業界最安級の取引コスト
・取得している金融ライセンスの信頼性は低い
公式サイト

第1位 Exness グループで信頼性の高い金融ライセンスを複数取得している

Exnessの金融ライセンス

  • キプロス(CySEC)
  • セーシェル(FSA)
  • イギリス(FCA)
  • イギリス領バージン諸島(BVIFSC)
  • モーリシャス(FSC)
  • 南アフリカ(FSCA)
  • ケニア(CMA)

Exnessはグループ全体で複数の金融ライセンスを取得している信頼性の高い海外FX業者です。

厳格な規制で有名なFCACySECの金融ライセンスも取得しており、日本人トレーダーに対して安定したサービスを提供しています。

トレード面の魅力として、無制限のレバレッジ(21億倍)で取引できる点が挙げられます。

口座開設だけで10,000相当のボーナスを受け取れるキャンペーンもあるため、少ない資金からでも大きなリターンを狙えます。

設立2008年
注文方式NDD方式
資金の管理方法分別管理
出金拒否の噂なし
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ無制限

第2位 HFM 厳格な基準が設けられているFCAの金融ライセンスを取得

HFMの金融ライセンス

  • セントビンセント・グレナディーン(FSA)
  • イギリス(FCA)
  • ドバイ(DFSA)
  • 南アフリカ(FSCA)
  • ケニア(CMA)

HFMは厳格な基準で有名なFCAをはじめ、複数の金融ライセンスを取得している海外FX業者です。

2010年設立と運営実績も豊富で「World Finance Top100」など、数々の受賞歴があります

また、全口座の取引に対してゼロカットシステムが導入されており、ハイレバレッジの取引を行っても追証を受ける心配がありません。

資産管理方法は資産の保証がない「分別管理」であるものの、最大500万ユーロ(約8億円)保証される保険制度に加入しているため、安心して利用できます。

設立2008年
注文方式NDD方式
資金の管理方法分別管理
出金拒否の噂なし
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ無制限

第3位 FXGT 豊富なボーナスで初心者でも始めやすい

FXGTの金融ライセンス

  • イギリス(FCA)
  • キプロス(CySEC)
  • 南アフリカ(FSCA)
  • バヌアツ(VFSC)

FXGTは、信頼性の高いFCAやCySECの金融ライセンスを取得している海外FX業者です。

2019年設立と運営実績は短いものの、トレーダーに対して安定したサービスを提供しており、現在では約7万人のトレーダーから利用されています。

FXGTの最大の魅力はボーナスで、入金額に応じて最大約80万円分のボーナスを受取れます。

ボーナス内容
新規登録ボーナス15,000円のボーナス
無制限
キャッシュバック
(Optimus口座)
最大20ドル/ロットのキャッシュバック
Loyaltyボーナス
(上限70万円)
入金額の25%がボーナス
Welcomeボーナス
(上限8万円)
初回入金額の120%がボーナス

日本語サポート対応も充実しており、疑問点があれば24時間365日問い合わせることができるため、はじめて海外FX業者を利用する人におすすめです。

設立2019年
注文方式NDD方式
資金の管理方法分別管理
出金拒否の噂なし
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ5,000倍

第4位 XM Trading

XM Tradingの金融ライセンス

  • イギリス(FCA)
  • キプロス(CySEC)
  • セーシェル(FSA)
  • ベリーズ(IFSC)
  • オーストラリア(ASIC)
  • ドバイ(DFSA)

XM Tradingは運営実績が豊富で、日本人に最も利用されている海外FX業者です。

FCAやCySEC、ASICなど、グループ全体で信頼性の高い金融ライセンスを複数取得しており、各国の金融当局の監督の下安定したサービスを提供しています。

今なら新規口座開設だけで約15,000円のボーナスを受け取れるキャンペーンを開催しているため、お得に始められます。

また、最大1,000倍のハイレバレッジで取引することが可能で、少ない資金で大きなリターンを狙いたい人におすすめです。

設立2009年
注文方式NDD方式
資金の管理方法分別管理
出金拒否の噂なし
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ1,000倍

第5位 Three trader Googleレビューの評価が高い

Three traderの金融ライセンス

バヌアツ(VFSC)

ThreeTrader2021年に設立された新しい海外FX業者です。

取得している金融ライセンスの信頼性や数は他社に劣るものの、Googleマップにおいて346レビューに対し☆4.9と高評価を獲得しています。

対応品質に対する高評価のコメントが複数あり、満足しているトレーダーが多いようです。

本当に丁寧で迅速な対応でした。証券会社で質問にこんなに迅速で丁寧に答えて頂いたのは初めてくらいです。まずライブチャットのページが見つかりにくい所ばかりで困ってたけどスリートレーダーさんはわかりやすく丁寧で良かったです。

引用元:Googleマップ

また、業界最安級の取引コストも魅力の一つです。

他社と比較してスプレッドや取引手数料が安いため、より多くの資金をトレードに回せます。

豪華ボーナスも開催中であるため、はじめての海外FX業者を探している人はぜひ利用してみてください。

設立2021年
注文方式NDD方式
資金の管理方法分別管理
出金拒否の噂なし
ゼロカットシステムあり
最大レバレッジ1,000倍

海外の金融ライセンス10種類の特徴と信頼性一覧

海外FX業者は何かしらの金融ライセンスを取得していますが、各ライセンスの特徴や信頼性を理解しなければ業者の信頼性を判断することはできません。

ここからは海外の金融ライセンス10種類の特徴と信頼性をご紹介します。

  1. イギリス(FCA)
  2. キプロス(CySEC)
  3. オーストラリア(ASIC)
  4. セーシェル(FSA)
  5. バヌアツ(VFSC)
  6. モーリシャス(FSC)
  7. 南アフリカ(FSCA)
  8. ベリーズ(IFSC)
  9. スイス(FINMA)
  10. イギリス領バージン諸島(BVIFSC)

イギリス(FCA) 信頼度:高

イギリス(FCA)の特徴

  • 世界でも有数の難関ライセンス
  • 顧客資産取扱規定(CASS)が義務付けられている
  • 補償制度への加入が義務付けられている
  • 業に準ずる専門的な資格の取得が義務付けられている

イギリスで取得できるFCA(Financial Conduct Authority)は、数ある金融ライセンスのなかで最も取得が難しい金融ライセンスと言われています。

FCAは2013年に誕生した比較的新しい組織ですが、先代のFSA(Financial Services Authority)を引き継ぐ形で運営されており、2000年から幅広い金融事業者の業務を監督しています。

海外FX業者がFCAを取得するには、以下のような厳しい要件をクリアしなければいけません。

  • 100万ポンド以上の資本金がある
  • リスク管理体制が整っている
  • 外部から監査を受ける体制が整っている
  • 分別管理で資産を管理している

FCAは顧客保護に長けたライセンスであり、海外FX業者の信頼性を判断するうえで非常に重要な要素です。

具体的には、顧客資産の分別管理が採用されているうえ、補償制度への加入が義務付けられているため、万が一業者が倒産した場合でも資産が補償されます。

実際に2008年に発生したリーマンショック時でも、FCAが監督していた金融機関の顧客資産は全額保護されているため、信頼性は高いといえるでしょう。

キプロス(CySEC) 信頼度:高

キプロス(CySEC)の特徴

  • 取得難易度が高い金融ライセンス
  • 約定拒否が禁止されている
  • 補償制度への加入が義務付けられている
  • 極端に広いスプレッドに対する是正

キプロスの金融ライセンスCySECは、イギリス(FCA)に並ぶほど厳格な基準が設けられている金融ライセンスです。

以前は規制が緩かったことから簡単に取得できる金融ライセンスという立ち位置でしたが、2013年に発生したギリシャショック以降、海外FX業者に対する規制が強化されており、現在では信頼性の高い金融ライセンスの一つとなっています。

海外FX業者がCySECを取得するには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 最大レバレッジを30倍以内に設定する
  • 取引ボーナスを提供しない
  • ゼロカットシステムの導入
  • 出金手続きに対する素早い対応

キプロスの金融ライセンス(CySEC)を取得するには、海外FX業者が破産した場合に備えて顧客資産を補償するための制度「ICF」への加入が義務付けられています。

補償金額は最大2万ユーロ(約240万円)と少し物足りないようにも感じますが、トレーダーにとっては十分な安心材料になるでしょう。

Warning

現在、規制強化の影響もあり、日本人トレーダーはCySECで金融ライセンスを取得している海外FX業者を利用できなくなっています。

ただ、最大レバレッジ30倍、取引ボーナスの禁止など、FX取引に対する規制が厳しくなっていることから、CySECの金融ライセンスを取得していないグループ会社を設立し、日本人に対してFXサービスを提供する業者が増えています。

オーストラリア(ASIC) 信頼度:高

オーストラリア(ASIC)の特徴

  • 投資家保護に重点を置いた制度を設けている
  • 強制ロスカットを義務付けている
  • スリッページ防止のためマーケットメイク方式を禁止している

ASIC(Australian Securities and Investments Commission)は、オーストラリア唯一の金融監督機関です。

1998年の導入以降は「オーストラリア証券取引委員会法」のもと、複数の機関でオーストラリアの金融事業者を監督していましたが、2009年の規制改革以降はASICがオーストラリアすべての監督権限を担っています

かつては規制が緩く海外FX業者の金融ライセンス取得先として人気を集めていましたが、2014年に日本の金融庁より規制強化の要請があり、現在ではASICの金融ライセンスを取得しない海外FX業者も多い状況です。

とはいえ、FCAやCySECと同様に厳格な規制基準が設けられていることから、信頼性の高い金融ライセンスといえます。

セーシェル(FSA) 信頼度:低

セーシェル(FSA)の特徴

  • 分別管理を推奨している
  • 比較的規制が緩い金融ライセンス
  • 補償制度への加入が義務付けられていない

FSA(Financial Services Authority)は、セーシェル金融サービス庁で管理されている金融ライセンスです。

他の金融ライセンスよりも取得難易度が低く、自己資産がない業者でも取得できます。

小規模な海外FX業者でも簡単に取得できるため、信頼性・安全性はやや低いといえるでしょう。

自己資本が少ない小規模な海外FX業者では、顧客資産に対する補償制度が設けられていないケースが多いため、取得している金融ライセンスがFSAのみの業者を利用する際は注意が必要です。

バヌアツ(VFSC) 信頼度:低

バヌアツ(VFSC)の特徴

  • 取得基準を強化しており一定の信頼性がある
  • 取得コストが安いため小規模のFX業者に人気
  • 投資家保護に関する規定が緩い

バヌアツ共和国で取得できるVFSC(Vanuatu Financial Services Commission)は、ライセンスの取得にかかるコストを抑えたい小規模な海外FX業者に人気の金融ライセンスです。

バヌアツ共和国は外国資本や外貨を誘致するために税制上の優遇措置を設けており、低課税地域と呼ばれています。

以前はペーパーカンパニーでも容易に取得できるなど信頼性が低い金融ライセンスでしたが、2019年に取得基準が強化されて以降は一定の信頼性・安全性を保っています

バヌアツ(VFSC)金融ライセンスの取得基準

  • 取締役に5年以上の証券取引経験がある
  • 法人の代表もしくは取締役が1年間の半分以上をバヌアツで過ごしている
  • 賠償責任保険へ加入している
  • 金融ライセンスをA・B・Cの3クラスの分け、それぞれ金融サービスを定める

モーリシャス(FSC) 信頼度:低

モーリシャス(FSC)の特徴

  • 顧客資産保護措置が義務付けられている
  • 税制の優遇措置があり新規の海外FX業者が多い
  • 信頼性を上げるために規制改革を進めている

モーリシャスで取得できるFSC(Financial Services Commission)は、2001年の設立以降FXなどの証券取引業をはじめ、保険、グローバルビジネスなど、幅広い非銀行金融サービスを監督・規制しています

金融ライセンスを取得するには、資本要件や内部統制体制の整備、マネーロンダリング防止策の策定などの基準を満たす必要があり、ライセンス取得後も年次報告書の提出が義務付けられています。F61111

ただ、FCAやCySECと比べると規制が緩く、タックスヘイブンでもあるため、資本が少ない新規参入の業者が多い印象です。

市場からの信頼性を獲得するために規制改革を進めていますが、現状では信頼性が高い金融ライセンスとはいえません。

南アフリカ(FSCA) 信頼度:高

南アフリカ(FSCA)の特徴

  • 管理体制が確立されていて、世界的にも信頼性が高い
  • 投資家保護に関する取組みを強化している
  • 欧州のライセンスよりも取得しやすいため人気

FSCA(Financial Sector Conduct Authority)は南アフリカにある唯一の金融監督機関で、顧客資産の保護や健全な金融システムの実現に向けた取組みを行っています。

欧州のFCAやCySECと比べると規制は緩いものの、管理体制が確立されており、世界的にも高い信頼性を獲得しています。

FX業界に対する規制としては、レバレッジ上限や最低証拠金、違法業者への注意喚起等に力を入れており、投資家保護への取組みに積極的です。

FSCAは管理体制やサービスの信頼性を示す十分なエビデンスになるため、世界各国のFX業者の間で人気を集めています。

ベリーズ(IFSC) 信頼度:低

ベリーズ(IFSC)の特徴

  • 一定の規制はあるが投資家保護に関する項目が少ない
  • ペーパーカンパニーでも取得できる
  • 国際取引では評価が低い

ベリーズのIFSC(International Financial Services Commission)は、比較的規制が緩い金融ライセンスです。

ベリーズは中米に位置する小さい国で、海外企業誘致のために金融ライセンスの取得難易度を低く設定しています。

基準として、最低資本金50万ドルや事業計画書の提出などの条件を設けていますが、ペーパーカンパニーでも取得できるなど、信頼性は低いです。

投資家保護に関する規制もほとんどないため、IFSCを取得している海外FX業者を利用する際は注意が必要です。

スイス(FINMA) 信頼度:高

スイス(FINMA)の特徴

  • 基準が厳格で取得が難しい
  • 信頼性・希少性が高い
  • 投資家保護に関する規制が充実している

スイスの金融規制当局で取得できるFINMAは、非常に厳格な基準を設けており、世界的に見ても信頼性の高い金融ライセンスの一つです。

スイス国内でFXサービスを提供するにはFINMAの取得が必須となっていますが、外国為替公認銀行としての登録が必要であるため、大手の海外FX業者でも取得が難しい状況となっています。

FINMAを取得している海外FX業者は希少性が高く、信頼性が高いと判断できるでしょう。

レバレッジ上限100倍やゼロカットシステムの義務化、ネガティブバランスの防止策の策定など、投資家保護にも積極的であるため、世界各国のトレーダーから人気を集めています。

イギリス領バージン諸島(BVIFSC) 信頼度:低

イギリス領バージン諸島(BVIFSC)の特徴

  • 規制が緩く信頼性が低い
  • 顧客資産の保護に関する規制がないに等しい
  • BVIFSC単体で運営しているFX業者は危険

バージン諸島の金融サービス委員会が発行しているBVIFSCは、非常に信頼性が低い金融ライセンスです。

イギリス本土の金融ライセンス(FCA)とは異なり、最低資本金や事業体制に関する基準が定められていないため、比較的容易に取得できます。

また、他の金融ライセンスでは義務化されている分別管理に関しても規制を設けておらず、FX業者の健全性や信頼性の監督という役割を果てせていない状況です。

実際にBVIFSCを取得している海外FX業者とトレーダーとの間でトラブルも頻発しているため、BVIFSCの金融ライセンスのみで運営している海外FX業者には十分注意が必要です。

海外FXの金融ライセンスに関するよくある質問

最後に、海外FXの金融ライセンスに関するよくある質問について答えていきます。

海外FXで最も信頼性の高い金融ライセンスは?

イギリスの英国金融行為規制機構で取得できるFCAです。

FCAは世界で最も厳格な基準を設けている金融ライセンスとして知られており、ライセンスを取得しているFX業者に対して顧客資産の保護や高い透明性を求めています。

実際に補償制度への加入や分別管理が義務付けられているため、安心して利用できます。

日本の金融ライセンスを取得していない海外FX業者の利用は違法?

違法ではありません

日本の金融庁はライセンスを取得していない海外FX業者が日本国内で営業活動を行うことを禁止しており、利用自体が法律に引っかかることはありません。

金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。

また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。

日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。取引を行う前に取引の相手が登録を受けているかこちらで確認して、無登録の海外所在業者との取引は行わないよう、注意してください。

引用:金融庁

ただ、日本の金融庁が注意喚起を出している海外FX業者でのトラブルはすべて自己責任になります。

口座凍結・出金拒否等により資産を失ってしまう可能性があるため、信頼できるFX業者を選ぶことが重要です。

海外FXの金融ライセンスに関する注意点は?

海外FX業者を利用する際は、取得している金融ライセンスの信頼性を確認することが重要です。

「金融ライセンスを取得しているから」と軽い気持ちで海外FX業者を利用すると口座凍結や出金拒否などのトラブルに巻き込まれてしまう危険性があります。

本記事を参考に信頼性の高い金融ライセンスを取得している海外FX業者を探してみてください。

まとめ

今回は、海外FXの金融ライセンスについて解説させていただきました。

海外には本記事で紹介した金融ライセンス以外にも複数のライセンスが存在します。

金融ライセンスの信頼性はライセンスごとに異なり、なかにはペーパーカンパニーでも取得できるような規制が緩いライセンスもあるため注意が必要です。

信頼性の低い金融ライセンスで運営している海外FX業者では実際に出金拒否などのトラブルも発生しているため、リスク管理の観点からも本記事で紹介した海外FX業者の利用を検討してみてください。

この記事を書いた人

terasaki