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海外FXのボーナスの両建てとは? 禁止の理由&ばれるリスクを徹底解説

「海外FXのボーナスを使った両建てで稼げるって本当?」
「アービトラージ的な裏技と聞いたけど、やったら口座凍結されるって噂も…」
そんな疑問や不安を抱えている方に向けて、この記事では「海外FXボーナス両建て」の仕組みとリスクをわかりやすく解説します。
ボーナスを活用した両建ては、一見するとノーリスクで利益が取れる魅力的な方法に見えますが、実際には業者側の厳しいルールや監視体制が存在します。
正しく理解せずに手を出すと、最悪の場合は全口座凍結・利益没収という事態も。
この記事を読めば、ボーナス両建ての本質からリスク回避のポイントまで、すべてがクリアになります。
■この記事を読むとわかること
- ボーナスを使った両建ての仕組みと、実際に利益が出る理由
- 規約違反とされる具体的な行為と、業者が禁止する理由
- バレる仕組みやよくある失敗パターンとその末路
- ボーナス両建てに関するよくある誤解と正しい対応策
読み終わる頃には、「やる・やらない」の判断だけでなく、自分にとって安全なトレード戦略を選ぶ大切さがわかるようになります。
ぜひ最後まで読んで、リスクを抑えたFX運用に活かしてください。
初心者の方はまず海外FX初心者完全ガイドを一読することをおすすめいたします。
目次
ばれないならOK?海外FXボーナスの両建てとは

海外FXでは、口座開設ボーナスや入金ボーナスを利用した「両建て」が一部のトレーダーに注目されています。
売りと買いを同時に持つことでリスクを限定しつつ、ボーナスを使って利益を狙う手法ですが、禁止されている場合がほとんどです。
このセクションでは、そもそも両建てとは何か、どのようにボーナスを絡めて取引されているのか、その基本的な仕組みを解説していきます。
最新の海外FXボーナス情報はこちらの海外FX最新ボーナスキャンペーンランキングで随時更新されています。
両建てとは「売りと買い」を同時に持つ手法
FXにおいて両建てとは、同じ通貨ペアにおいて「売り」と「買い」のポジションを同時に持つ手法を指します。
またポジションとは、注文から決済までのことを指し、ドル円を買いから入った場合は「買いポジション」、売りから入った場合は「売りポジション」と言います。

両建てをした場合、価格がどちらに転じても利益と損失の両方が発生します。
【価格が上昇した場合】
- 買いポジションはプラス
- 売りポジションはマイナス
【価格が下落した場合】
- 買いポジションはマイナス
- 売りポジションはプラス
つまり両建ては、方向性がはっきりしないレンジ相場や急騰急落のときに有効な手法です。
レンジ相場とは、相場がある一定の幅で上がったり下がったりを繰り返すことで「ボックス相場」「往来相場」ともいいます。
価格が上がったり下がったりするレンジ相場であれば、損失がプラスに変わった瞬間に決済することでどちらのポジションでも利益を出すチャンスがあります。
一方で、相場に方向性が出た場合は、利益も損失も一方的に膨らむので注意が必要です。
ボーナス両建ての具体的なやりかた
ボーナス両建てとは、FX業者の提供する「ボーナスクレジット」を活用して、自己資金のリスクを最小限に抑えつつ利益だけを抜き取る取引手法です。
以下のようなステップで実行されます。
- A社で口座開設し、1万円のボーナスを獲得
- A社で買いポジションをボーナスで保有
- B社でも口座開設し、1万円のボーナスを獲得
- B社で売りポジションをボーナスで保有
- 相場の動きにより、一方は損失・他方は利益となる
- 損失側はゼロカットやボーナス消滅で処理、利益側だけを出金
このように、損失をボーナスで肩代わりし、利益だけを抜く「片利き構造」が可能です。
しかし、この方法は多くの海外FX業者で明確に禁止されています。
規約には「複数口座間・異業者間のボーナスを用いた両建ては禁止」と記載されていることが多いです。
発覚すれば利益没収・出金拒否・口座凍結などの重大なペナルティを受ける可能性があります。
ボーナス両建てが利益を生む仕組み
ボーナス両建てで利益が生まれる理由は、損失を「実質的に他人(FX業者)の資金=ボーナス」に押しつけ、自分はリスクを負わずに利益側だけを獲得する構造にあります。
たとえば、
- A社(ボーナス1万円)で買いポジション
- B社(ボーナス付き)で売りポジション
- 相場が下落 → A社はボーナスが消滅(自己資金無傷)、B社は利益を得る
という状況では、自分のお金を一切使わずに利益だけが残る結果となります。
当然ながら、FX業者からすればこのような利用は想定外。
ボーナスは新規ユーザーへの取引支援を目的とした制度であり、無リスクで利益を抜くような手法は明確な悪用とされます。
そのため、多くの業者は「同一人物による異業者間での両建て」「複数口座による意図的な損益分離」を禁止しており、発覚すれば厳しい処分の対象となることを肝に銘じておく必要があります。
ボーナス両建ては実質アービトラージ?違法性や規約違反の境界を解説

ボーナスを使った両建て手法は、外から見ると「ノーリスクで利益を得るアービトラージ(裁定取引)」のように見えるかもしれません。
しかし実際には、金融商品としてのアービトラージとは異なり、FX業者のボーナス制度を意図的に悪用している形になる場合がほとんどです。
ここでは、ボーナス両建てとアービトラージの関係性、違法性の有無、規約違反となるボーダーラインについて明確にしていきます。
ボーナス両建て=ボーナスアービトラージなのか?
ボーナスを使った両建て手法は、一見するとアービトラージ(裁定取引)に似ています。
アービトラージとは、市場間の価格差などを利用し、リスクなく利益を得る戦略です。
ボーナス両建ても「損失はボーナス、利益は出金」という構造でリスクを排除しているため、ボーナスアービとも呼ばれています。
ただし、ボーナスアービは本来のアービトラージとは根本的に異なります。
市場の歪みをつく裁定取引とは違い、こちらはFX業者の制度(=ボーナス)そのものを利用した戦術だからです。
相場が下落した場合のボーナスアービトラージの構造
FX業者 | 資金タイプ | ポジション | 結果 |
---|---|---|---|
A社 | ボーナスのみ | 買い | 損失 → ボーナス消滅(ノーダメージ) |
B社 | ボーナスのみ | 売り | 利益 → 出金可能(ノーリスクで利益) |
このように、損失は業者が提供したボーナスで受け止め、利益は別口座で確保する“片利きの構造が成立します。
自分の資金を一切リスクにさらさず、利益だけを持ち出せるという点では、非常に効率的に見えるかもしれません。
しかし、これはFX業者にとっては想定外の利用法であり、「規約違反」として明確に禁止されていることがほとんどです。
表面的にはアービトラージでも、実態はボーナスの悪用とみなされるため、ボーナス両建ては本来の意味での合法的な裁定取引ではありません。
アービトラージについて詳しく知りたい方は下記の記事もご確認ください。
違法ではないが規約違反になる可能性あり
法律的に見れば、海外FXのボーナス両建て自体は明確に違法とはされていません。
日本の金融庁が直接取り締まる対象ではなく、FX業者の運営する国の規制による部分もあります。
しかし、問題となるのは各FX業者の「利用規約」に反する行為かどうかという点です。
多くの海外FX業者は、以下のような行為を禁止事項として明記しています。
- 同一人物による複数口座間での両建て
- 異業者間での意図的なポジション操作
- ボーナスを用いた一方的な利益確定取引(損失回避目的)
これらに違反すると、以下のような処分が下されることがあります
違反内容 | 想定されるペナルティ |
---|---|
利用規約に反する両建て | 取引制限、ボーナスの剥奪 |
故意のボーナスアービトラージ | 口座凍結、出金拒否、全利益の没収 |
法律的にグレーでも、FX業者にとって“契約違反”であればペナルティは確実に発生します。
海外FX業者がボーナスによる両建てを禁止している理由

お得に見えるボーナス両建てですが、多くの海外FX業者ではこの行為を明確に「禁止事項」として定めています。
表向きは「公平性の確保」などと説明されることが多いものの、その背景には業者側にとっての深刻なリスクや損失構造があります。
このセクションでは、なぜFX業者がボーナス両建てをここまで厳しく取り締まるのか、3つの主要な理由に分けて見ていきましょう。
ボーナスだけで無リスクに利益を得られる手法が存在するため
業者が最も懸念しているのは、「ノーリスクで利益だけを抜かれる」という構造が成立する点です。
ユーザーが自己資金を一切使わず、複数口座で両建てを組むことで、片方が損失でもゼロカットやボーナス消滅で処理され、もう片方の利益だけを引き出せる。
つまり、業者にとっては「一方的に損する」構図になります。
とくに危険なのは、ボーナスのみでポジションを取り、負ければ業者が損を背負い、勝てばユーザーに利益を持ち逃げされるという仕組みです。
業者が設定したプロモーションを逆手に取る行為は、ボーナス制度の信頼性そのものを崩壊させかねません。
そのため、多くの業者では「ボーナスのみで両建てを行うこと」自体を禁止事項に含め、利用規約に明記して対策しています。
業者側にスプレッドや手数料収益が発生しないため
FX業者は主に「スプレッド収益」と「手数料」で利益を得ています。
しかし、ボーナス両建てのように片方で損失・もう片方で利益というゼロサム取引をされると、実際の売買ロット数は少ないのに資金だけが出ていく結果になります。
加えて、ボーナスで建てたポジションはスプレッド収益にも直結しづらく、業者にとっては「運営コストだけが残る構造」になりがちです。
とくにボーナスのみで取引された場合、業者はロットに応じたリスクを背負うだけで、収益化が難しいのが現実です。
このように、業者にとって何の得にもならないばかりか、「一方的に損させられる取引」が繰り返される危険があるため、両建ての規制を厳しくしています。
他業者・複数口座を利用した不自然な損益確定が可能になるため
ユーザーが複数のFX業者や複数口座を用いて両建てを行うと、意図的に「損失は業者Aに、利益は業者Bに集中させる」といった損益のコントロールが可能になります。
これは、FXの本来あるべき市場でのリスクの取り合いという構造を崩す行為です。
また、両建てによって損益を操作された側の業者は、損失を補填する一方で何のリターンも得られず、不自然な決済履歴のみが残ることになります。
こうした行為が横行すれば、FX業者の健全な運営を脅かし、最終的にはボーナス制度の廃止や制限につながる可能性すらあります。
そのため、業者間でのクロス口座利用による不正には特に敏感で、検知システムや規約強化で強く取り締まっているようです。
【まとめ】FX業者がボーナス両建てを禁止する3つの理由
理由 | 業者にとってのリスク |
---|---|
ボーナスのみで利益確定 | 業者が一方的に損する構造が生まれる |
スプレッド・手数料が発生しない | コスト負担のみが残り、収益化できない |
損益の意図的な分離 | 不自然な取引履歴が業者に集中する |
口座凍結は時間の問題?ボーナス両建てはほぼ確実にバレる

「数回やっただけなら問題ない」「金額が少ないし、相場次第で自然に見えるはず」といった考え方は、非常に危険です。
現代の海外FX業者は、ボーナス両建て(通称:ボーナスアービトラージ)への対応を強化しており、AIベースの取引監視システムと手動審査を併用することで、かなりの高精度で不正を検出する体制が整っています。
このセクションでは、「なぜバレるのか?」「どう検出されるのか?」「バレたら何が起こるのか?」を技術的・運用的な観点から具体的に解説します。
MT4・MT5など取引プラットフォームが同じ
多くの海外FX業者は「MT4」や「MT5」というメタトレーダー系の取引プラットフォームを採用しています。
表面的には別の会社に見えても、実際には共通の取引エンジンやサーバープロバイダーを利用している場合が多いです。
注文のタイミング・方向・ボリュームなどがほぼリアルタイムで相互に比較可能になっています。
とくに業者側は次のようなパターンを警戒しています。
- 複数の業者で同時に、同ロット数の反対売買
- 同一のデバイスから、複数のMT4アカウントに連続ログイン
- 決済タイミングがほぼ一致し、意図的に損益を分離している履歴
このような履歴は、業者のバックエンドで「裁定目的」「制度悪用」のシグナルとして簡単に浮き上がります。
たとえ複数業者を利用しても、MT4/MT5の共通性がある限り、システム的にバレるのは時間の問題です。
海外FX業者間での情報共有
もうひとつ見落としがちなのが、「FX業者間の情報共有体制」です。
とくに以下のような関係にある業者間では、不正アービの情報が流通しています。
- 同一グループ内の別ブランド(例:Exness と FXTM)
- 同じシステムプロバイダーを利用しているパートナー会社間
- 大手業者が参加する不正ユーザー情報ネットワーク
業者間で共有されるのは、以下のようなデータです。
- IPアドレスや端末情報(スマホの機種IDなど)
- 取引パターン(建玉の傾向や時間帯、決済方法)
- 登録名・メール・住所・本人確認情報(KYC)
一度でも不正と見なされると、業者Aでは出金拒否、業者Bでは口座開設拒否というように芋づる式で影響が広がるリスクがあります。
不自然な建玉パターン
業者側の検知システムは、「機械的で自然ではない取引パターン」を高精度で識別できます。
以下のような取引はとくに危険です。
- ボーナスが付与された直後に極端なロットで片建て
- 別口座で同時刻に反対ポジションを保有
- 数分単位で決済され、損益が常に±0に近い構成
- 損失側が常にゼロカットされ、利益側だけが定期的に出金される
こうした履歴が続くと、取引プラットフォーム上に警告フラグが立ち、内部審査部門による「アカウント全履歴の再精査」が始まります。
一度でも疑われれば、その後の取引やボーナス付与の対象から外される可能性も非常に高いです。
規約違反には口座凍結などペナルティ
ここでは、実際にボーナス両建て(ボーナスアービトラージ)が発覚した場合にどんな制裁を受けるかを表形式でまとめます。
違反に対する詳細なペナルティ一覧
違反行為の種類 | 主なペナルティ |
---|---|
複数口座や異業者を使ったボーナスアービ | 利益没収、出金拒否、口座凍結(過去履歴含め全額対象) |
不自然な建玉パターン(例:同時刻に反対ポジション) | ボーナス剥奪、全ポジション強制決済、アカウント永久凍結 |
同一IP・デバイスでの複数口座利用 | 全口座凍結、出金不能、IPアドレス単位でのブラックリスト登録 |
利用規約に違反した取引履歴の蓄積 | すべての取引履歴を再精査され、ペナルティ適用が遡及される可能性あり |
過去にアカウント凍結歴がある状態での再登録 | 本人確認拒否、口座開設拒否、同一人物として全系列ブランドで排除される |
とくに注意すべきは、利益没収と出金拒否が過去分にさかのぼって行われるケースがある点です。
「今回は利益を出せたから大丈夫」という認識で続けていると、過去数か月分の履歴が突然取り消され、最悪すべてを失う結果に繋がります。
同一業者内の別口座と同様に、異業者間のボーナス両建ても規約違反になる
「A社とB社は違う会社だから、両建てしてもバレないだろう」という考え方も、現在では通用しません。
多くの海外FX業者では、意図的に損益を分離する取引そのものを禁止しており、以下のような文言を利用規約に明記しています。

出典:XMTrading Client Agreement Terms and Conditions of Business
青塗りの英語部分は、まさにXMの利用規約(Client Agreement)において、他者との共謀による内部ヘッジ(=両建て)やゼロカットの悪用などを禁止している記述です。
つまり、別の会社であっても、損失側にボーナスを割り当てて利益だけを抜く構造があれば、それは明確な違反ということです。
しかも、近年ではMT4のログ比較や共通のKYC情報から、複数業者をまたいだ取引履歴が技術的に紐づけ可能になっています。
「規約上はOKに見えたけど、実際は処分された」というケースも増えており、実態としてはどの業者間であっても両建ては危険と考えるべきです。
ボーナス両建てでありがちな違反パターンとそのリスク

ここまでで、ボーナス両建ての仕組みやバレる理由、業者が禁止する背景を解説してきました。
このセクションではそれを踏まえ、実際によくある違反パターンと、そこに潜むリスクを具体的に整理していきます。
「稼げるはずが、むしろ全損」「規約を見落とした結果、口座凍結」など、実際に起こっているトラブルをパターン別に把握しておくことで、自分が同じ轍を踏まないための判断材料になるはずです。
出金前にロスカットで利益が消えるリスク
ボーナスの両建ては「損失はボーナスで吸収し、利益側だけを引き出す」という構造ですが、相場の変動によっては両口座ともに不利な状況になるリスクがあります。
たとえば、以下のようなケースです。
- A社(ボーナス)で買いポジション、B社(ボーナス)で売りポジション
- 相場が下落し、A社はロスカット・B社は利益
- しかし、B社側の出金条件(ロット数や取引日数)を満たしておらず、出金不可
このように、ロスカットで損失だけが確定し、利益は「出せないまま消滅」するという二重の損が発生します。
ボーナスがある=安心ではなく、出金条件を事前に確認しないと大損を招くのがこの手法の怖さです。
複数口座利用が発覚し、全口座凍結される
「別名義を使えばバレない」「家族名義ならOK」このような考えで複数口座の利用は、規約違反として重いペナルティの対象です。
業者側は以下の情報で本人特定を行います。
- IPアドレスや端末識別情報
- 口座申請時の提出書類や入力情報
- ログイン・取引履歴の照合データ
こうした情報を照らし合わせることで、同一人物の複数口座や家族口座の濫用は比較的簡単に検出されます。
発覚すると、関与したすべての口座が凍結され、過去の利益も没収。
さらに関連業者での口座開設が拒否される可能性もあります。
よくある違反パターンとリスクまとめ
違反パターン | 具体的なリスク |
---|---|
出金条件を確認せずに取引・申請 | 利益が出ても出金できず、利益とボーナスが消滅 |
両口座の損益バランスを誤ってロスカット | 一方の損失だけが確定し、利益側も出金条件未達 |
家族名義や複数アカウントでの両建て | 全口座凍結、利益没収、ブラックリスト登録 |
ここまで紹介したように、ボーナス両建てには稼げる以上にリスクが多く、現実には「ほぼ確実に失敗する手法」と言っても過言ではありません。
目先の利益に惑わされず、最初から手を出さないことが最善の選択です。
【海外FX】ボーナスの両建てに関するよくある質問

ここまでボーナス両建ての仕組み、禁止される理由、ばれるリスク、よくある違反パターンを解説してきました。
最後に、「やってもいいの?」「どこまでならセーフ?」「実際にバレたらどうなるの?」といった実際の読者から寄せられやすい疑問に答えるQ&A形式でまとめます。
「知らずに違反していた…」という事態を防ぐためにも、最低限ここにある内容は確認しておくべきです。
Q. ボーナスを使わなければ両建てしても大丈夫?
基本的には自己資金のみでの両建てであれば、ほとんどの海外FX業者で許可されています。
たとえば、同一口座内で買いと売りのポジションを持つことは、リスク管理やヘッジ目的で正当な戦略とみなされるケースが一般的です。
ただし以下の点には要注意です。
- ゼロカット制度を悪用する目的(リスクゼロで利益確定)と見なされるとNG
- ボーナスを一部使っていた場合や別口座との絡みがあると違反とされる可能性がある
完全に自己資金のみ+規約で禁止されていないならOKですが、グレーな要素が絡むと違反になるリスクもあるので、事前に確認が必須です。
Q. 同一口座内の両建てはどの業者で許可されている?
同一口座内の両建ては、多くの業者で原則として許可されています。
とくに以下のような業者は、明確に「同一口座内での両建てOK」と表記があります
よく使われる海外FX業者の両建て可否一覧
業者名 | 両建て可否 | 備考 |
---|---|---|
XMTrading![]() | 〇 | 同一口座内での両建てはOK。異業者・複数口座間での両建ては禁止。 |
Exness![]() | 〇 | 同一口座内、複数口座間、異業者間の両建ても原則OK。 |
Titan FX![]() | 〇 | 同一口座内の両建てはOK。異口座・異業者間での損益操作は規約違反。 |
Axiory![]() | 〇 | 同一口座内での両建てはOK。明確に認められており、ヘッジ目的でも利用可。 |
注意点は、ここまで話してきた「両建てそのものがOK」でも、他口座やボーナス絡みになると規約違反になる点です。
業者ごとの利用規約やサポートへの確認は必須です。
Q. 1回だけならバレない?
「1回だけ試してみた」「少額だから見逃されるだろう」そう考える人も多いですが、業者側の監視体制は1回の不自然な取引でもフラグが立つ仕組みになっています。
とくに以下のようなケースは要注意。
- ポジション保有と決済タイミングが「制度悪用的」に一致している
- 異常なロットサイズや急な建玉が確認された
- 他口座でも同時に取引していた痕跡がある
取引履歴・IP・取引環境が全て記録されている以上、「バレなかった」は幻想です。
「バレなかった」人がたまたまペナルティを受けていないだけで、業者が後からでも遡って処分することも普通にあります。
Q. 規約違反した場合のペナルティは具体的に何がある?
業者ごとに差はありますが、以下のようなペナルティが一般的です。
規約違反内容 | 想定されるペナルティ |
---|---|
ボーナスを使った不自然な両建て取引 | 利益没収・出金拒否・口座凍結 |
異業者や複数口座を利用した損益操作 | アカウント全体の凍結・全取引履歴の精査・ブラックリスト化 |
ゼロカットやボーナス制度の明確な悪用 | ボーナス剥奪・系列口座での新規開設拒否 |
とくに出金拒否と利益没収は、利益を出しても最終的に何も得られないばかりか、信用も失う結果となります。
まとめ:【海外FX】ボーナスの両建てと禁止の理由&バレるリスクについて

海外FXのボーナスを利用した両建て(通称:ボーナスアービトラージ)は、一見すると「ノーリスクで利益が出せる裏技」のように見えるかもしれません。
しかし実際には、多くの海外FX業者で明確に規約違反とされ、非常に高いリスクを伴う手法です。
以下に、本記事で解説したポイントを表にまとめました。
ボーナス両建てに関するまとめ表
項目 | 内容 |
---|---|
両建てとは | 買いと売りのポジションを同時に持つ取引手法 |
ボーナス両建ての目的 | 損失をボーナスで吸収し、反対口座でノーリスク利益を得る仕組み |
規約上の扱い | 多くの業者で「制度悪用」として禁止されている |
バレる仕組み | MT4/MT5の共通性、業者間の情報共有、不自然な建玉パターンなどで検出 |
主なリスク | 利益没収、出金拒否、口座凍結、全アカウント利用停止の可能性 |
実際にやりがちな違反例 | 出金条件未達、複数口座・異業者間の損益操作、名義違い口座の使用など |
結論 | リスクと制裁が大きいため、ボーナス両建てはおすすめできない |
一時的に成功しても、業者側が後から遡って利益取消・口座凍結を行う例は多く、最終的に損をする可能性が非常に高い手法です。
確実に稼げると錯覚せず、規約を守った正攻法の取引で長期的な利益を目指すことが、結局は最も堅実な戦略だといえるでしょう。
この記事を書いた人

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