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海外FXの注意点|海外FX取引のリスクや危険性を避ける方法

海外FX 注意点

海外FXで取引を始めるにあたって、海外FXの危険性やリスクなど不安に思うことは多いのではないでしょうか。

「海外FXで取引する際の注意点を知りたい」

「海外FXを始めるリスクは何?」

「海外FXが危険だと言われる理由は?」

などと、海外FXのメリットだけでなく、デメリットや注意点を理解しておくことは非常に重要です。

今回は、海外口座でFXトレードを始める際の注意点を詳しく解説していきます。海外のFX口座が危険だと言われる理由や具体的なリスクについても、わかりやすく触れていくのでこの機会にしっかりと確認しておきましょう。

海外FX初心者の方は海外FX初心者完全ガイドを一読することをおすすめいたします。

目次

海外FXを始める際の注意点【10選】

海外FXでは1000倍のレバレッジが利用できたり、証拠金ボーナスがもらえたりするメリットがある一方、詐欺や出金トラブルなどの危ない噂も聞かれています。

実際のところ、海外FXにはどのような危険性やリスクがあるのでしょうか。

最初に、海外FXで注意すべきことを1つずつ順番に見ていきましょう。

  1. 海外FXは海外拠点の業者になる
  2. 日本の金融庁の規制を受けない
  3. 英語表記が出てくる
  4. 入金方法が国内FXとは異なる
  5. 出金方法のルールがある
  6. ハイレバレッジで損失が拡大しやすい
  7. MT4/MT5の操作が複雑
  8. スプレッドが広めの設定
  9. マイナススワップでコストがかかる
  10. 税金の負担が大きくなる

海外FXの注意点1.海外拠点の業者になる

海外FXで最も注意すべきことは、海外FXは日本に拠点を持たない海外拠点の業者だということです。海外で提供されているサービスを、オンラインで日本から利用する仕組みになっています。FXサービスの内容や、入出金方法、口座の利用方法など、あらゆる点が国内FXとは異なります。

使い勝手が異なる海外のサービスであることを理解しておく必要があります。

海外拠点のFX業者を使うメリット・デメリット

ハイレバレッジやボーナス、豊富な銘柄など、国内FXにはないサービスが利用できる点が海外業者のメリットです。しかし、国内FXとは勝手が違う分、戸惑うことも多い点がデメリットになるでしょう。

※最初はお試し感覚で様子を見ながら使うことが失敗を防ぐコツです。

海外FXの注意点2.日本の金融庁の規制を受けない

注意点の2つ目は、海外FX業者は海外拠点の業者であるため、日本の金融庁の管轄外にあるということです。日本国内に拠点を持たない海外の業者を、日本の法律で取り締まることはできません。

いざ、トラブルがあったとしても国内で対処できないことが大きなリスクとなります。

出金拒否や詐欺などの被害に合っても、日本国内で解決するのは非常に困難です。

金融庁は、日本に拠点がない無登録の海外FX業者の利用を厳しく注意喚起しています。

「無登録だから必ずしも危険な業者」というわけではないのですが、中には悪質な詐欺業者がいることは事実です。数多くの詐欺の被害が消費者センターや警察に報告されています。

金融庁の規制を受けないメリット・デメリット

金融庁の規制外にある海外FXサービスは、確かにトラブルの対処が難しいことがデメリットです。しかし、規制を受けないため、1000倍~2000倍のレバレッジやゼロカット保証などのメリットがあるのです。

ゼロカット保証とは?

ゼロカット保証は、ロスカットが間に合わずに残高がマイナスになった場合、海外FX業者が補てん(残高ゼロに)してくれる制度をいいます。`万が一の暴落時でも、ゼロカット制度のおかげで追証が発生しない点は、海外FXならではの大きな利点です。

※トラブルのリスクを低減させるためには、信頼性が高い海外FX業者を選ぶことが大切です。

海外FXの注意点3.英語表記が出てくる

海外FX業者のほとんどが日本語版のWEBサイトを用意しています。ほぼ日本語で使えるため、英語が苦手な方でも問題ありません。しかし、ツールやサービスの詳細が一部英語表記となる場合があります。100%完全に日本語のみで使えるわけではないことを理解しておきましょう。

英語表記によって、意味がわかりづらいこともあるかもしれません。

ありがちな英語表記には以下のようなものがあります。

  • 通貨ペアの表記 → USDJPY(米ドル円)、EURUSD(ユーロ米ドル)
  • 取引条件の表記 → BUY/SELL(買い/売り)、Lot(ロット)、pips(ピップス)
  • インジケーターの名称 → Moving Average(移動平均線)、Bollinger Band(ボリンジャーバンド)

など、ある程度は察しがつくような簡単な英語が使われていることが多いです。

英語表記のメリット・デメリット

英語表記がたまに出てくることは、デメリットにもなればメリットにもなります。不慣れな用語が出てきてわかりづらくなる反面、国内FXだけでは、覚えることがなかったFX用語を英語で覚える機会になるのです。

※英語表記が出てくると、最初は抵抗を感じたとしてもFXトレードをやりながら自然と覚えていけるので安心です。

海外FXの注意点4.入金方法が国内FXとは異なる

海外FXでさらに注意すべきことは入金方法が不便なことです。国内FXでは、オンラインバンキングで簡単にスピーディーに入金手続きが行えます。しかし、海外FXは海外の業者です。基本的に海外拠点の銀行口座への入金となるため、入金方法が限られてしまうのです。

業者によって利用可能な入金方法が異なりますが、よく使われている入金方法には、クレジットカード(デビットカード)、国際決済サービスが(bitwallet、STICPAY)あります。日本国内の銀行口座を備え、通常の国内銀行振込が利用できる業者も増えてきています。

利用可能な入金方法を事前に調べておくのがおすすめです。

入金方法のメリット・デメリット

海外FXで利用可能な入金方法を覚えることが1つの難関。入金方法が制限されてしまうことは確かにデメリットです。ただ、クレジットカードが使えることで、資金不足の時でも多少の入金が行えることはメリットになるでしょう。

※時間帯や曜日を問わず、即時の入金を行いたい時はクレジットカードが適しています。

海外FXの注意点5.出金方法のルールがある

そして、海外FXの入金方法と並んで、少々厄介な仕組みを持つのが出金方法です。海外FXでは、マネーロンダリングや不正防止の観点から、出金方法には独自のルールが設けてあります。出金はFXトレードでは重要な手続きとなるので、海外FXの出金ルールはあらかじめ理解しておくことが大切です。

海外FXでは、原則として入金した方法で出金を行うルールが定められています。

例えば・・・

  • クレジットカードで入金 → クレジットカードで入金額を出
  • 決済サービスで入金 → 決済サービスで入金額を出金
  • 銀行振込で入金 → 銀行振込で入金額を出金

海外FX 出金ルールのイメージ

入金額を出金した後の利益の出金には、好きな方法を選択して出金手続きが行えます。稀に、出金方法が限定されている場合もあるので、あらかじめどのような方法が利用できるのか確認するようにしましょう。

出金方法のメリット・デメリット

最初は戸惑うかもしれませんが、入金方法や出金方法に多様な選択肢があることが海外FXのメリットだといえます。中でも、bitwalletやSticpayなどの決済サービスは、導入する業者が多いので便利です。決済サービスを中継地点に、複数の業者間での資金移動が容易になります。

ただ、入金した方法で必ず出金しなければならないルールは、口座番号の変更やカード番号の変更があった際に不便。本人確認の証明などで時間や手間がかかることもあります。スピーディに入出金が行えないことがデメリットです。

※入金方法を選択する時には、出金時のことも考えて選ぶようにしましょう。

海外FXの注意点6.ハイレバレッジで損失が拡大しやすい

次に、海外FX6つめの注意点は、ハイレバレッジによる損失リスクです。これは、非常に危険なリスクとなるため、慎重に取引していくことが大切です。

海外FXの最大レバレッジは平均すると1000倍から2000倍です。少ない場合でも100倍から500倍程度のレバレッジで取引できます。

レバレッジが高くなる分、損失が拡大するスピードも速まり、ロスカットのリスクが高くなります。

ハイレバレッジ取引は、必要証拠金の金額が極めて少なくなるため、一見するとロスカットまで十分に余裕があると錯覚しがちです。つい、ポジションを増やしたり、大きめのロットで取引したりするでしょう。ただ実際には、本来の取引資金の500分の1、1000分の1の資金しか取引データには見えていないことを理解しなければなりません。

ハイレバトレードのメリット・デメリット

少ない資金でも、大きな取引ができることがハイレバトレードの魅力です。1000倍、2000倍のレバレッジは海外FXの強力なメリットだといえます。ただ、ハイレバトレードでは、わずか1pipsの値動きでも、それは500倍、1000倍の損失となってかえってくる恐ろしさも持ち合わせています。

※ハイレバレッジの取引では、あっという間にロスカットになりますので、十分に気をつけてください。

海外FXの注意点7.MT4/MT5の操作が複雑

7つめの海外FXの注意点は、海外FXのプラットフォーム「MT4/MT5」の操作性です。

海外FXでは、ほとんどの業者にてMT4/MT5が導入されています。MT4/MT5は高度なテクニカル分析機能を搭載し、カスタマイズ性に優れた高性能ツールです。自動売買がインストールできるだけでなく、オリジナルの自動売買やインジケーターの作成が可能です。

しかし、優れた機能を有するMT4/MT5は、操作が複雑になるのが欠点です。

最初のうちは、操作を覚えるのが大変かもしれません。

MT4/MT5のメリット・デメリット

MT4/MT5の最大のメリットは、拡張性の高さとプログラミング機能です。デフォルトの状態で、すでに60種類以上のインジケーターや描画ツールを搭載。専用のマーケットや配布サイトから、いくらでも追加でインストールして使えます。同時にインストールできるインジケーターの数は500種類だといわれています。

しかしながら、MT4/MT5の機能を使いこなすためには時間や経験が必要です。初心者には、やや扱いづらいことがデメリットになります。

MT4/MT5の使い方ガイドが、Youtubeや個人ブログにてたくさん紹介されています。ネット検索で探してみましょう。

海外FXの注意点8.スプレッドが広めの設定

他にも、スプレッドが広めの設定になっていることも海外FXの注意点です。

国内FXと比較すると、海外FXのスプレッドはかなり広めです。スプレッドが狭めの海外FX業者でも、国内FXのスプレッドの狭さには及びません。

スプレッドが広めになると、短期トレードでは利益が得づらくなるため注意してください。

海外FXと国内FXでスプレッドに差が出てくるのは、双方の取引方式の違いにあります。

国内FXはOTC(店頭取引)と呼ばれる取引方式にて顧客からの注文を受けています。FX市場(インターバンク市場)の為替レートを基盤としつつも「顧客 対 FX業者」との取引となるため、自由にスプレッドが設定できる仕組みです。

一方、海外FXではNDD(Nonー店頭取引)が主流です。OTCを一部採用する業者もありますが、基本はインターバンク市場に直接注文が流れる取引方式だといわれています。スプレッドやスワップの収益が収入源となるため、メジャー通貨でもスプレッドが広めの設定になっているのです。

海外FXスプレッドのメリット・デメリット

海外FXのスプレッドの広さは、「NDD方式 = スプレッドが収益源」であることを表しています。スプレッドが広くても、海外FXサービスの透明性の高さが評価されています。また、優れた約定力でスプレッドを最小限に抑える業者が多い点もメリットになっています。

海外FXで狭いスプレッドを利用するためには、ECN口座で手数料を払う必要があります。広いスプレッドでの取引か、もしくはECN口座で手数料を払うかのどちらかとなり、いずれの場合も取引コストがかかる点がデメリットです。

※ECN口座で手数料を払った方が結局は安く済む場合も多いです。慣れてきたらECN口座を検討してみましょう。

海外FXの注意点9.マイナススワップでコストがかかる

そして、もう1つ海外FXで注意したいのがスワップポイントで発生するコストです。

海外FXでは、スワップポイントがマイナスで差し引かれるケースが多くなります。

スワップポイントは、ポジションを翌日まで持ち越した際に発生する通貨の金利差のことを指します。国内FXでは、低金利の円から高金利通貨を買うとプラスでスワップポイントがつくパターンが一般的です。

しかし、海外FXでは金利差というよりは、オーバーナイト(日をまたぐ取引)のコストとして見なされる傾向にあります。業者にもよりますが、プラスでスワップポイントがつく通貨ペアは少ないのが現状です。ポジションの保有期間が長くなると、マイナススワップによって損失が拡大するリスクがあるのです。

海外FXスワップのメリット・デメリット

マイナススワップが主流の海外FXでも、スワップポイントで稼げるメリットがあります。一部の海外FX業者ではスワップポイントのプラスの数値がかなり大きくなる通貨ペアがあるからです。1ロットあたり1日の保有で、スワップだけで1万円を超えるケースも。

ただし、スワップポイントのマイナス値が飛びぬけて大きくなる銘柄もあるため注意が必要です。海外FXのスワップポイントはデメリットの方が大きいです。スワップポイントのマイナス額でロスカットに合うケースも少なくありません。

取引前のスワップポイントの確認を怠らないように気をつけてください。

海外FXの注意点10.税金の負担が大きくなる

さらに、海外FXで注意が必要なのは利益にかかる税金です。

国内FXでは、利益が一定以上を超えると金額を問わず一律で20.315%の税金が課されます。つまり、稼ぐほどに税負担が小さくなる仕組みです。一方、海外FXの場合は、稼ぐほどに税金がかかるのが特徴です。

税率は最大45%まで高くなります

  • 国内FXの税金(税率:一律20.315%) → 分離課税・先物取引にかかる雑所得
  • 海外FXの税金(税率:5%~45%) → 総合課税・雑所得

海外FXの税金は、総合課税の雑所得に区分されます。給与所得や本業の所得とFX所得(FXの利益 - 必要経費)との合算にて、税率が決まる仕組みです。

海外FX税金のメリット・デメリット

FXの利益を含めた総所得額がいくらになるかによって、海外FXの税金はメリットとデメリットに分かれます。

総所得額が330万円以下になる場合は、税率10%と住民税が約10%で、控除額が差し引かれるため海外FXの総合課税の方がメリットがあります。反面、総所得額が330万円を超える場合は、税率20%と住民税が約10%となり、海外FXの税負担がデメリットとなるでしょう。

FX以外の所得が大きい方や、FXで稼げる方は海外FXよりも国内FXの方が節税効果が高くなります。

なお、海外のFXの注意点は、海外FXと国内FXの違いを知ることでより明確にイメージできます。以下の記事では、海外FXと国内FXの違いをわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

危険な海外FX業者を避ける方法と対策

海外FXにひそむリスクの中でも、とりわけ注意したいのが詐欺業者です。

国民生活センター(消費者センター)金融庁消費者庁警察庁市区町村弁護士サイトでは、「数回の入金・取引後に出金できない」「連絡がとれない」といった詐欺被害の相談が相次いでいます。数100万円から、時には数千万円の被害に合うこともあるようです。

警察庁によると、2024年(令和6年)の詐欺被害に合った人の数は、届け出があったものだけで8万人以上にのぼります。年代は20代~65歳以上まで偏りなく幅広い年代にわたるとのことです。

信頼関係を築いた後で話をもちかけられたり、有名人の名前を使ったりして誘いをかけてくるので、うっかり騙されてしまうのです。これは、けっして他人事ではありません。

ここでは、海外FX詐欺の被害に合わないための対策を見ていきます。

金融ライセンスや会社情報

海外FXでアカウント登録する前に、まず確認したいのは利用したい業者が「金融ライセンスや会社情報」を公開しているかどうかです。

金融ライセンスや会社情報が確認できない業者を利用するのは危険です。

金融ライセンスや会社情報を確認する方法

海外FX業者の金融ライセンスや会社情報は、通常、業者の公式サイト「当社について」「会社概要」「私たちについて」などから確認できます。

例えば、FXGTはセーシェル共和国のライセンスを取得しており、以下のように金融ライセンス情報を公開しています。

金融ライセンス情報の例

運営会社名、会社の所在地などが確認できることが、「危険性が低い、安全な業者」かどうかの重要なポイントです。

気になる海外FX業者があれば、公式サイトをひととおり調べてみましょう。

運営実績やグループ会社情報

他にも、海外FX業者のこれまでの実績やグループ会社の情報などから、業者の信頼性を見ることができます。

業者の運営実績を確認する

海外FX業者によっては、公式サイトの会社情報にて、その業者の運営年数や経営状況を公開しているケースがあります。

  • 拠点数や対応言語数 → 多いほど規模が大きい
  • 運営年数 → 長いほど信頼できる
  • 顧客数や口座数 → 多いほど好感が持てる

例えば、出金拒否やレート操作など悪質なサービスを提供していれば、顧客は定着しません。10年以上にわたって経営を維持することは不可能です。

顧客数が多く、運営年数が長いということは、良質なサービスを提供しているからだと考えられるでしょう。

グループ会社の金融ライセンス

日本向けサービスでは、あえて規制が緩いマイナーなオフショア国の金融ライセンスを保持している場合でも、グループ会社がオーストラリアや英国、米国などの金融ライセンスを取得しているケースがあります。

例えば、HF Marketの日本向けサービスは運営会社がHF Markets (SV) Ltdで、金融ライセンスはセントヴィンセント・グレナディーンで取得しています。ここでグループ会社を見てみると、英国、南アフリカ、セーシェル共和国、ケニアと5カ国のラインセスを保持していることがわかります。

とくに英国の規制は維持するのが難しいといわれているため、そのような国のライセンスを取得しているということは、業者の信頼性が高いと判断できるのです。

信託保全など顧客資金の管理方法

金融ライセンスや会社情報だけでなく、業者の資金管理方法を確認することも、詐欺業者を避けるために大切なステップです。

信頼できる顧客資金の管理方法

・信託銀行に顧客資金を預託(分別管理)

・信託銀行が顧客資金を保証(信託保全)

・第三者の監査人が顧客資金を管理

・損害補償保険・賠償責任保険への加入

分別管理とは、顧客資金と業者の運営資金が完全に分離されていることを表します。さらに、信託保全で顧客資金を保証していれば、信頼性はかなり高いといえます。

信託保全とは?

信託保全とは、顧客が預け入れた資金や確定済みの利益を業者の運営資金とは切り離して保証する制度のことです。万が一、業者が経営破綻になっても、顧客資金は安全に返還されることを約束するものです。(保証金額の上限あり)

信託保全の代替え策として、損害補償保険に加入している海外FX業者もあります。

顧客資金の管理方法を万全に備えている業者を選ぶようにしましょう。

こちらの記事より、信託保全や分別管理について詳しくご覧いただけます。

サービスの透明性・わかりやすさ

また、海外FX業者の信頼性や安全性は、サービスの透明性の高さや料金体系のわかりやすさなどからも計ることができます。

わかりづらいFXサービスの代表的な例がスプレッドや約定力です。

スプレッドの数値は、つねに変動しているためその時々の市場動向によって数値がまちまちです。業者が公式サイトで公開している数値とは異なるケースも多々あります。そうした状況がある中、リアルタイムのチャートでスプレッドを公開している業者は信頼性が増します。

スワップポイントも、MT4/MT5の通貨ペア情報から調べられますが、わかりやすいように表で提示している業者は良心的だといえるでしょう。例えば、AXIORYはリアルタイムのスプレッドを口座別に公開、スワップポイントもしっかり確認できます。

AXIORYのリアルタイム為替レート(スプレッド・スワップ表)

AXIORYの約定データ(約定スピード・スリッページ率)

約定力についても、実際に使ってみないとわからないところ、業者の約定データが公開されていたり、提携先のLP(リクイディティ・プロバイダー)が確認できると安心です。

LP(リクイティティ・プロバイダー)とは?

LPとは、リクイディティ・プロバイダーといって、為替レートの提示や顧客からの売買注文を実際に取引する金融機関のことです。海外FX業者はそれぞれ、独自で提携するLP(金融機関)があります。

SNSやブログでの口コミ・評判

そして、詐欺を回避するためにもう1つ必要なことは、SNSやブログでの評判をチェックすることです。

SNSや投稿サイトがここまで普及している現代、悪い噂は瞬く間に広まっていきます。悪い噂がないかどうか調べる方法として、SNSやブログは強力なツールです。

まずチェックしたいのが「X(旧Twitter)」です。

検索する方法は「海外FX 出金拒否」「海外FX業者名 出金拒否」など。

「個人トレーダーのブログ」や「5ちゃんねる」などでも、リアルな出金拒否の話が聞けることも。悪い口コミがたくさん出てくる業者は危険信号です。避けておいた方が無難です。

ただ、これらの情報には真実かどうかわからないものもあります。100%鵜呑みにしないよう気をつけてください。

当サイトの記事「海外FXで出金拒否される原因と対処法は?」からも、役に立つ情報がご覧になれます。併せて参考にしてください。

安全性が高い人気の海外FX業者

さて、危険な海外FX業者を見極める方法がだいぶわかってきました。ここで、実際に安全性が高いことで人気の海外FX業者を3社ご紹介します。

安全性を評価するポイントを以下の5つです。

  • 金融ライセンスや会社情報の信頼性が高い
  • 運営実績やグループ会社を評価できる
  • 顧客の資金管理法が確認できる
  • サービスがわかりやすい(サイトが見やすい)
  • 口コミ・評判で人気がある(出金拒否の噂がほとんどない)

では、どのような業者が日本人トレーダーから信頼されているのか、順番に見ていきましょう。

FXGT

サービス名FXGT(エフエックス・ジー・ティー)
運営会社(設立)GT Global Ltd(2019年)
金融ライセンスセーシェル金融庁(FSA)
グループ会社の金融ライセンス南アフリカ金融セクター行動機関(FSCA)
バヌアツ金融サービス委員会
キプロス証券取引委員会
顧客資金の管理方法分別管理
賠償責任保険加入

FXGTは、豊富な仮想通貨を取り揃えた新しいタイプの海外FX業者。2019年設立と、まだ実績は浅いものの4カ国に拠点を構え、比較的に審査が厳しいキプロス証券取引委員会のライセンスも取得しています。

豪華なボーナスキャンペーンと、仮想通貨取引所を融合させた先駆けの業者として、国内で人気を急激に高めている存在です。

FXGT 賠償責任保険 証明書

分別管理と賠償責任保険への加入で顧客資金を保証。日本語サポートも充実していて、チャットやメールによる迅速な対応が評価されています。

FXGTのおすすめポイント

新規の口座開設には、15,000円の証拠金ボーナスが入金不要で受け取れます。初回入金には100%ボーナスで、証拠金を2倍に増やすことが可能です。

手出しなしのノーリスクで海外FXを始めてみたい方は、FXGTの口座開設ボーナスで試してみるのがおすすめです。

FXGTの口座開設は、当サイト「マネーチャージャー(マネチャ)」から数分で手続きしていただけます。「マネチャ」経由なら、FXGTのスプレッドの一部が還元されるキャッシュバックを受け取ることが可能です。

今すぐ、ボーナスを受け取りたい方はこちらから。手続き方法も丁寧に解説しているので安心です。

FXGTの口コミ・評判

FXGTの口コミや評判はどうなのでしょうか。Xからいくつか抜粋してみました。

FXGTでは、たまに出金の遅延があった場合でも、「問い合わせで即解決した!」と大満足の声が投稿されていました。

入金しなくても受け取れる口座開設ボーナスは、Xの投稿でも大好評でした。ボーナスで稼いだ利益の出金もすぐに着金したという声が多く聞かれています。

FXGTの口コミ・評判はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。気になる方は要チェックです。

AXIORY

サービス名AXIORY(アキシオリー)
運営会社(設立)Axiory Global Limited(2011年)
金融ライセンスベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)
グループ会社の金融ライセンスキプロス設立、認可を受けた
カードプロセッシング会社
顧客資金の管理方法分別管理、信託保全
The Financial Commisionへの加入
第3者監査人による資金管理

AXIORYは、もともと金融システム・ITインフラ設計の会社として2007年に設立されました。そこから、独自のIT技術を活かしたFXサービスAXIORYが2011年に誕生して現在に至ります。

AXIORYのおすすめポイント

金融システムに長けていることがAXIORYの強み。業界トップクラスの最狭スプレッドと秒速約定にてFXトレーダーの信頼を勝ち取ってきました。

スキャルピングに適したcTraderを提供し、質の高いトレード環境にて多くの短期トレーダーから高く評価されています。

金融ライセンスはベリーズ共和国で取得。信託保全を採用する数少ない業者の1つで、FXサービスにおける紛争解決を仲介するThe Financial Commisionにも加盟しています。

2023年にサービスの質を競うグロバールアワード賞を4つ獲得し、2025年には「ベストバリューブローカー賞」を受賞しました。表示された価格で確実に注文が決まる約定システムの実現に力を注いでいるとのことです。

AXIORYは資金面だけでなく、サービスの質においても信頼性が高いFX業者です。

さっそくAXIORYの約定力を体感したい方は、ぜひ当サイト「マネーチャージャー(マネチャ)」からお申込みください。「マネチャ」を経由することで、取引するたびにスプレッドの一部がキャッシュバックで受け取れます。

AXIORYの口座開設はこちらから

AXIORYの口コミ・評判

では、AXIORYの口コミ・評判をXから覗いてみましょう。

AXIORYの口コミでは、総合的にスプレッドの狭さや約定力をおすすめする投稿が目立ちました。たまに、スプレッドが広がることもあるとのことですが、満足して使っているトレーダーが多かったです。

トレードで勝つための環境がよいのか、勝てているトレーダーも多いようです。

さらに詳しいAXIORYの口コミや評判は、こちらからご確認いただけます。

HFM

サービス名HFM
(HF Market/エイチエフ・マーケット)
運営会社(設立)HF Market(SV)Limited(2011年)
金融ライセンスセントヴィンセント・グレナディーン
グループ会社の金融ライセンスキプロス証券取引委員会
モーリシャス共和国
ケニア共和国
セーシェル金融庁
ドバイ金融サービスライセンス
英国(金融行動監視機構)ライセンス
顧客資金の管理方法分別管理
The Financial Commisionへの加入

HF Marketは2010年設立、FX業界では老舗系に分類される業者です。日本向けサービスはセントヴィンセント・グレナディーンの金融ライセンスにて運営。HFMは、複数のライセンスを取得し、グローバルに展開する大手系です。

金融ライセンスの中でも、難易度が高い英国のライセンスを取得している点から、信頼性はかなり高いと氷塊されています。

HFMのおすすめポイント

HF Marketのおすすめポイントは、期間限定・シーズンもののイベントやキャンペーンが豊富に開催されていることです。

通常は20%入金ボーナスが常時開催されていて、他にもトレードコンテストや取引量に応じたキャッシュバックなど、つねに何らかの特典が受けれます。

実績の長さからも分かるように、HFMでは悪い噂はほとんど聞きません。取り扱い銘柄数が多く、国内の知名度も高いことから初心者から上級者まで幅広く使われているのが特徴です。

あえて、HFMのデメリットをあげるとすればスプレッドがやや広めで、リクオートが時々発生することです。しかし、このデメリットは提携先のキャッシュバックサイトを使うことで、スプレッドの一部が高還元率で戻ってくる仕組みです。

当サイト「マネーチャージャー(マネチャ)」もHFMと提携し、キャッシュバックを提供しています。イベント豊富で安全に使えるHFMの口座開設は、ぜひ「マネチャ」経由でお得に始めてみましょう。

HFMの口コミ・評判

では、HFMの口コミ・評判をXの投稿から確認してみましょう。

イベントやボーナスがある度に、SNSでは情報交換で盛り上がるようでした。楽しんでいる様子が伺えます。

ちなみにHF Marketでキャッシュバックサイトを利用するトレーダーはとても多いようでした。

さっそく、下記の詳しいHFMの口コミ・評判をチェックして、当サイト「マネーチャージャー(マネチャ)」から口座開設に進みましょう。

損失リスクを低減させる方法と対策

国内・海外問わず、FXトレードはハイリスクの金融商品です。しかし、普段の取引に少し注意を払うだけで、損失リスクは大幅に低減できます。

この機会に、海外FXで損失リスクを低減させる方法を覚えておきましょう。

ボーナスやキャンペーンを活用する

海外FXでは、国内FXにはないボーナスやキャンペーンが活用できます。

海外FXのボーナスとは、取引に使える証拠金クレジットのことです。現金としては扱えないため出金はできませんが、ボーナスで稼いだ利益は現金とみなされ残高に加算されます。出金することも可能です。

常時開催されている入金ボーナスや、口座開設キャンペーンは、ハードルが低いことが大きな特徴です。誰でも参加できるため、リスク管理の方法として積極的な活用をおすすめします。

以下の記事では、海外FXボーナスの最新情報をお届けしています。ぜひ参考にしてください。

少額取引・低レバレッジで取引する

海外FXは、レバレッジやスプレッド、スワップポイントなど取引の条件が国内FXとは大きく異なります。どれくらの値動きでどれくらいの損失が出るのかイメージできずに、ロスカットを早めてしまうこともあります。

最初のうちは、海外FXでの取引に慣れるために少額取引低のレバレッジから始めるようにしましょう。

レバレッジと証拠金の関係や、ロット数と証拠金維持率の関係などが見えてきたら、少しずつ投資資金やレバレッジを増やすようにすれば安全性が高まります。

ハイレバレッジでは、わずかな必要証拠金で取引できてしまうので、資金に余裕があると錯覚しがちです。慎重な取引でロスカットリスクを回避しましょう。

スプレッドやスワップポイントで銘柄を選ぶ

海外FXではスプレッドやマイナスのスワップポイントで、思いがけない損失を出すことがあります。

ポジションを持ってから、スプレッドの広さやマイナススワップの大きさに気づくことも。「失敗した!」と後悔することも少なくありません。

ポジションを持つときには、必ずスプレッドとスワップを確認してから戦略を練ることが肝心です。

長く保有しないつもりでも、含み損で売りそびれることもあるため、短期トレードでもスワップポイントの確認は必須です。

海外FXの注意点 よくある質問

それでは、最後に海外FXの注意点に関して、よくある質問を見ておきましょう。

海外FXで出金拒否があるのは本当ですか?

はい。海外FXでは出金ルールに沿っていない場合や、規約違反があった場合は出金拒否される可能性があります。出金拒否の多くは、入金方法と同じ方法を申請することで改善できます。

しかし、規約違反があった場合には、口座凍結のリスクがあるため利用規約を確認しておくようにしましょう。よくわからない時は、カスタマーサービスに問い合わせるのがおすすめです。

海外FXのゼロカット・追証なしとはどういうこと?

ゼロカットとは、急激な為替変動でロスカットが間に合わなかった際のマイナス残高をゼロまで補填してくれる制度をいいます。

追証なしとは、ロスカット回避のための入金は任意であり、マイナス残高による追加証拠金が生じないことを意味しています。

万が一の暴落時にも、マイナス残高による借金が発生しないため、海外FXの方が安全だといわれています。

海外FXのレバレッジは自分で設定できますか?

はい。ほとんどの海外FX口座では、任意のレバレッジの設定が行えます。通常は、マイページからレバレッジの設定・変更が可能です。

ただ、銘柄によってはレバレッジが固定されているものもあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

海外FXの利用は違法になりませんか?

国内で日本人が海外FXを利用しても、違法にはなりません。無登録の海外FX業者が、国内で宣伝活動や勧誘を行うと違法になります。

海外FXの違法性については、当サイトの「海外FXの違法性|金融庁の警告や法律の見解」をご参照ください。

海外FXなら確定申告しなくてもバレないのでは?

海外FXの利益を確定申告しなかった場合、何かのタイミングでバレる可能性は高いです。

国税庁は、金融機関の入出金データ、海外への送金データ、租税回避制度で提携している国の金融サービスのデータを調べることが可能です。

バレた時には、多額のペナルティ(罰金・追加課税)が課されますので、必ず確定申告を行いましょう。

海外FXのサラリーマンの税金計算・確定申告や節税まで徹底解説

 

まとめ:海外FXを始める前に注意点を確認しておこう

海外FXは、日本人が利用しても違法にはなりませんが、日本の金融庁の管轄外にあるため、今回見てきたようにさまざまなリスクが存在します。

安全性は国内FXよりも低く、スプレッドや税制などのデメリットがありながらも海外FXが人気を集めているのは、ハイレバレッジやキャンペーンが魅力的で、かつサービスの透明性が高いからです。リスクを回避しながら海外FXを有効に活用するためには、慎重な業者選びが欠かせません。

今回の記事を参考に、注意点をしっかりと理解したうえで、危険性が低い安全な海外FX業者でトレードを始めていきましょう。

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