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Exnessの口座タイプを徹底解説|初心者からプロまで最適な選び方

海外FX業者の中でも高い人気を誇るExness(エクスネス)は、全5種類の口座タイプを提供しており、取引スタイルや資金に応じて最適な環境を選べるのが大きな特徴です。
しかし「どの口座を選ぶべきか分からない」「ゼロ口座やプロ口座の違いが知りたい」と悩む方も少なくありません。
本記事では、Exnessの全口座タイプを一覧表で比較しつつ、それぞれの特徴・メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
目次
- Exnessの口座タイプ一覧表
- Exnessの全口座タイプで共通の仕様
- Exnessのスタンダード口座|初心者向けの使いやすい環境
- Exnessのスタンダードセント口座|少額練習に最適
- Exnessのプロ口座|即時約定で裁量取引を重視するトレーダー向け
- Exnessのロースプレッド口座|スキャルピング向けの低コスト環境
- Exnessのゼロ口座|原則0pips&固定の手数料
- Exnessで自分に合った口座を選ぶポイント
- Exnessの口座タイプに関するよくある質問
- Exnessのゼロ口座の取引手数料はどのくらいですか?
- Exnessのゼロ口座のデメリットは何ですか?
- Exnessのプロ口座のデメリットはありますか?
- Exnessのゼロ口座とプロ口座の違いは何ですか?
- Exnessのゼロ口座でゴールド(XAUUSD)を取引する際のコストは?
- Exnessのスタンダードセント口座はどんな人に向いていますか?
- Exnessの口座開設はどのように行いますか?
- Exnessのスタンダードプラス口座とは何ですか?
- Exnessのプロ口座の最低入金額はいくらですか?
- Exnessの口座タイプは何がありますか?
- Exnessのスタンダード口座のスプレッドはどのくらいですか?
- Exnessのプロ口座では約定拒否が起きることがありますか?
- Exnessの口座タイプまとめ
Exnessの口座タイプ一覧表
Exness(エクスネス)では、下記の5種類の口座タイプを提供しています。
それぞれの取引条件とどういった方におすすめの口座タイプなのか一覧表にまとめました。
口座タイプ | スタンダード口座 | スタンダードセント口座 |
---|---|---|
こんな人におすすめ | 初心者向け、シンプルに取引したい人 | 少額で練習したい初心者 |
取引ツール | MT4・MT5・Exness App | MT4・MT5・Exness App |
発注方式 | 成行約定 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他64通貨 | USC・EUC・GBC・CHC・AUC・CAC |
最大レバレッジ | 無制限 | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 1,000通貨 |
初回最低入金額 | 150ドル | 150ドル |
最小注文数 | 0.01ロット | 0.01セントロット |
最大ロット数 | 200ロット | 200セントロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:96種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:10種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:93種類 | FX/通貨ペア:34種類 CFD/貴金属:2種類 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
口座タイプ | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|
上級者・裁量取引を重視するトレーダー | スキャルピングや短期売買を重視する中級者〜上級者 | コスト管理を重視する短期トレーダー | |
取引ツール | MT4・MT5・Exness App | MT4・MT5・Exness App | MT4・MT5・Exness App |
発注方式 | 即時約定 / 成行約定 | 成行約定 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 |
最大レバレッジ | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
初回最低入金額 | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
最小注文数 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット | 200ロット | 200ロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 |
取引手数料 | 無料 | 1ロット片道最大3.5ドル | 1ロット片道最小3.5ドル |
各口座タイプで共通の仕様や特徴については後述していきます。
Exnessを始めて使う方で、口座タイプが決められないといった方は「スタンダード口座」がおすすめです。
さらに下記のページからExnessとマネチャを連携すると取引毎にスプレッドの40%がキャッシュバックされます。
Exnessの全口座タイプで共通の仕様
Exness(エクスネス)では、全口座タイプで下記の仕様が共通しています。
どんなトレーダーにとっても共通してメリットとなる取引条件は、全口座タイプで共通の仕様となっているのがExnessの口座タイプの特徴です。
無制限レバレッジが使える
Exnessの全口座タイプでは、条件を満たすと無制限レバレッジを利用できます。
無制限レバレッジは証拠金を最小限に抑えながら大きなポジションを持てるため、少額資金で効率的な運用が可能です。
ただし、無制限レバレッジの解放条件として「少なくとも10回以上の取引または5ロット以上の累計取引」が必要となります。

無制限レバレッジは一度その解放条件を満たせば、追加口座も含めて全口座で利用できます。
追証が発生しないゼロカットを採用
Exnessでは、全口座タイプでゼロカットシステムが採用されています。

ゼロカットとは、急な相場変動で証拠金残高がマイナスになっても、追加で不足分を入金する必要がない仕組みです。
例えば、経済指標の発表で相場が急落しても、残高がゼロでリセットされるため借金を負う心配はありません。
強制ロスカット水準0%
Exnessでは、強制ロスカット水準が0%に全口座タイプで設定されています。
多くの海外FX業者では20%や50%の水準でロスカットが発動しますが、Exnessでは証拠金維持率が0%になるまでポジションを保有できます。
そのため、含み損を抱えていても通常より長くポジションを維持しやすいことが特徴です。
全口座タイプでスワップフリー
スワップフリーが全口座タイプで提供されていることもExnessの特徴です。
通常のFX口座ではポジションを持ち越すとスワップポイントが発生しますが、Exnessのスワップフリー銘柄ではコスト負担を気にせずに長期保有が可能です。
区分 | 常時スワップフリーどのアカウントも対象 | 優待スワップフリーポジション持越しが少ないユーザーが対象 |
---|---|---|
対象銘柄 | 仮想通貨 株式CFD 株価指数CFD | 通貨ペア 貴金属CFD エネルギーCFD |
例えば、数週間単位のスイングトレードや中長期戦略でも、マイナススワップによる損失を心配せずに取引を続けられます。
Exnessのスタンダード口座|初心者向けの使いやすい環境

項目 | 内容 |
---|---|
発注方式 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他64通貨 |
最大レバレッジ | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
初回最低入金額 | 150ドル |
最小注文数 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:96種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:10種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:93種類 |
取引手数料 | 無料 |
Exness(エクスネス)のスタンダード口座は、最も多くのユーザーに利用されている初心者向けの口座です。
最低入金150ドルから取引が可能で、取引手数料が一切かからないため、分かりやすいコストが特徴です。
ここでは、スタンダード口座の概要を特徴・メリット・デメリットの3つの観点から整理します。
スタンダード口座の特徴
Exnessのスタンダード口座は、初心者が最初に選びやすい基本的な口座タイプです。
最低入金額は150ドルからで、海外FXの中では比較的少額からスタートできます。
取引手数料は一切かからず、コストはスプレッドのみで初心者トレーダーにも分かりやすいシンプルなコストが特徴です。
また、メジャー通貨ペアのスプレッドはおおよそ0.9〜1.0pips程度で、成行約定方式が採用されています。
スタンダード口座のメリット
Exnessのスタンダード口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのメリットがあります。
シンプルさ・使いやすさ海外FX口座というのがExnessのスタンダード口座のメリットです。
最低入金150ドルから取引可能
Exnessのスタンダード口座は、最低150ドルの入金から使える口座タイプです。
上級者向けのプロ口座やロースプレッド口座は、最低入金額が1,000ドルとなるため、取引を始める敷居が低くなっています。
無制限レバレッジによって資金が少ない段階でも、実際の値動きで取引を体験できることがExnessのスタンダード口座の大きなメリットです。
デモ口座では学べない緊張感を得られるので、初心者が少ないリスクで取引経験を積むための入り口として、Exnessのスタンダード口座は最適な選択肢です。
手数料がかからずシンプル
Exnessのスタンダード口座では、取引コストがスプレッドのみで構成されています。
メジャー通貨ペアでは0.9〜1.0pips前後のスプレッドで取引可能で、追加の手数料は発生しません。
例えば、ロースプレッド口座やゼロ口座ではスプレッドが狭い代わりに往復手数料が必要です。一方で、スタンダード口座は取引手数料が不要なため資金管理がしやすくなります。

上級者向けの口座タイプの方が実際のコストが安いのは間違いありませんが、スプレッド分だけでなく、取引手数料も踏まえて損益を計算するため、初心者の方はスタンダード口座の方が使いやすいと思います。
スタンダード口座のデメリット
Exnessのスタンダード口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのデメリットがあります。
リアルトレードを始めやすいスタンダード口座ですが、本格的に稼ごうと思うとコスト面は上級者向けの口座タイプより不利です。
スプレッドがやや広め
Exnessのスタンダード口座は、メジャー通貨ペアで0.9〜1.0pips程度のスプレッドが適用されます。
他の口座タイプに比べれば広めであり、指標発表時や流動性が低下する時間帯にはさらに拡大する可能性があります。
スキャルピングのように数pipsの値幅を狙う取引では、このスプレッド差が大きなコストとなるため、短期売買ではロースプレッド口座やゼロ口座を利用する方が効率的です。

海外FXのスタンダード口座として考えると、Exnessのスタンダード口座は狭い水準です。
とは言え、さらに低スプレッドの口座タイプがあるなら、スキャルピング・デイトレードはロースプレッド口座以上が良いでしょう。
Exnessのスプレッドについては「Exnessのスプレッド実測データまとめ」で詳しくご紹介しています。
短期取引ではコストが高くなる場合がある
Exnessのスタンダード口座は取引手数料が無料でシンプルですが、スプレッド負担が積み重なる点に注意が必要です。
例えば、スキャルピングで1日数十回トレードを行えば、0.9〜1.0pipsのスプレッドでも累積すれば大きなコストとなります。
1ロットでドル円を取引していれば、1pipsあたり1,000円のコスト、10回繰り返せば1万円のコストです。

少ない取引回数で値幅を狙うデイトレードやスイングトレードには適していますが、高頻度の取引を行うスタイルではコストが高くなりやすいのがスタンダード口座のデメリットです。
Exnessのスタンダードセント口座|少額練習に最適

項目 | 内容 |
---|---|
発注方式 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | USC・EUC・GBC・CHC・AUC・CAC |
最大レバレッジ | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 1,000通貨 |
初回最低入金額 | 150ドル |
最小注文数 | 0.01セントロット |
最大ロット数 | 200セントロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:34種類 CFD/貴金属:2種類 |
取引手数料 | 無料 |
Exness(エクスネス)のスタンダードセント口座は、資金を大きく用意せずに実践的な取引を体験したい初心者向けの口座です。
最低入金額は150ドルからで、取引単位が1セント単位に設定されているため、通常の口座よりもさらに小さいリスクでトレードを練習できます。
ここでは、スタンダードセント口座を特徴・メリット・デメリットの観点から紹介します。
スタンダードセント口座の特徴
Exnessのスタンダードセント口座は、最低入金150ドルから利用可能で、10通貨から取引できる特別な仕様を持っています。
メジャー通貨ペアのスプレッドはおおよそ0.9pips程度で、取引手数料は無料です。
FX通貨ペアと一部の貴金属が対象となっており、取引可能な銘柄数はスタンダード口座より少ないものの、小さなリスクで長く練習を続けられる点が特徴です。

スタンダードセント口座は、実践経験を積みながら少額からトレードのノウハウを学習するには最適な環境です。
スタンダードセント口座のメリット
Exnessのスタンダードセント口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのメリットがあります。
儲けを出すよりも、とにかくリスクを抑えつつ、それでもリアルトレードで実践経験を積んでおきたいといった方にメリットの大きいのがスタンダードセント口座です。
1ロットが1000通貨で取引でき超少額で練習可能
Exnessのスタンダードセント口座では、取引単位が1ロット=1,000通貨に設定されるため、資金の消耗を最小限に抑えながら本番のトレードを体験できます。
少ないリスクでリアル市場を学べるため、初心者が安心して経験を積む第一歩に適した環境です。
初心者がリスクを抑えて実践できる
Exnessのスタンダードセント口座は、手数料無料でスプレッドも0.9pips前後と標準的です。
小さなリスクで本物の相場を体験できるため、初心者は安心して実践的な学習が進められます。
少額向けの口座では、スプレッドが過剰に広くなっているケースもありますが、スタンダードセント口座は比較的ローコスト、かつ無制限レバレッジを使えば1万円程度の資金でも十分に取引が可能です。
スタンダードセント口座のデメリット
Exnessのスタンダードセント口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのデメリットがあります。
他の口座タイプと比べて取扱銘柄の制限やコスト面で不利があるため、本格的に稼ぎたいトレーダーにはデメリットが大きいです。
利用できる銘柄が限られる
Exnessのスタンダードセント口座で取引できるのは、FX通貨ペアと貴金属に限定されます。
株価指数やエネルギー、仮想通貨といった銘柄は利用できません。
さらに多様な商品に取引対象を広げたい場合はスタンダード口座やプロ口座を選ぶことをおすすめします。
実運用には不向き
Exnessのスタンダードセント口座は、最小10通貨単位で取引できる点から練習には最適ですが、実際に資金を増やす本格的な運用には不向きです。
超少額での売買が中心となるため、大きな利益を狙う効率性には欠けます。

学習段階を終えて運用資金を増やしたい段階になったら、スタンダード口座やロースプレッド口座といった、1ロットが10万通貨の口座タイプに移行するのが現実的です。
Exnessのプロ口座|即時約定で裁量取引を重視するトレーダー向け

項目 | 内容 |
---|---|
発注方式 | 即時約定 / 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 |
最大レバレッジ | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
初回最低入金額 | 1,000ドル |
最小注文数 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 |
取引手数料 | 無料 |
Exness(エクスネス)のプロ口座は、中級者から上級者を対象に設計された高機能な口座タイプです。
即時約定方式を採用しており、裁量取引で素早く発注したいトレーダーに向いています。
ここでは、プロ口座の特徴・メリット・デメリットを整理して解説します。
プロ口座の特徴
Exnessのプロ口座は、最低入金額1,000ドルから利用可能で、即時約定方式と成行約定方式を自由選択できる発注方式を採用しています。
即時約定はリクオートが発生する可能性がある一方で、注文価格通りに決済されやすく、裁量トレードを行うユーザーに適した仕組みです。
メジャー通貨ペアのスプレッドは0.6〜0.7pips程度と狭く、取引手数料もかかりません。
裁量取引で発注精度を高めたい中上級者にとって使いやすい環境です。
プロ口座のメリット
Exnessのプロ口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのメリットがあります。
プロ口座のメリットは、スタンダード口座やスタンダードセント口座と同様に取引手数料が無料のまま、スプレッドは狭いという高コストパフォーマンスです。
スプレッドが狭くコストを抑えやすい
Exnessのプロ口座は、スプレッドの狭さが初心者向けの口座タイプより優れています。
通貨ペア | スタンダード口座 (pips) | スタンダードセント口座 (pips) | プロ口座 (pips) |
---|---|---|---|
EURUSD ユーロ / 米ドル | 0.9 | 0.9 | 0.6 |
GBPUSD 英ポンド / 米ドル | 1 | 1.1 | 0.7 |
USDJPY 米ドル / 日本円 | 1 | 0.9 | 0.7 |
メジャー通貨ペアでおおよそ0.6〜0.7pipsのスプレッド水準に設定されています。
スタンダード口座(0.9〜1.0pips程度)よりも有利で、取引コストを低く抑えやすいのが強みです。
手数料がかからない
Exnessのプロ口座は、ロースプレッド口座やゼロ口座のように往復手数料が発生せず、スプレッドのみで取引できます。
例えば、ロースプレッド口座では片道3.5ドル/ロットの手数料が必要ですが、プロ口座では追加コストが不要です。
プロ口座のデメリット
Exnessのプロ口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのデメリットがあります。
他の口座タイプとは異なる発注方式の仕様上のデメリットやスタンダード口座からステップアップする際のデメリットは確認しておきましょう。
即時約定方式のだと約定拒否が発生することがある
Exnessのプロ口座の即時約定方式を採用では、発注価格での約定を重視する一方、相場急変時にはリクオート(約定拒否)が発生する場合があります。
大口トレードや短時間での急激な値動きでは、発注が拒否されて再度注文を入れる必要が出るケースもあるため、ポジションの入るタイミングを重視したい方にはデメリットです。

プロ口座は、自由に成行約定へ変更できる仕様にアップデートされているので、取引スタイルに合わせて、会員ページから発注方式を変更することをおすすめします。
最低入金額が高めで初心者には不向き
Exnessのプロ口座は最低1,000ドルの入金から利用できますが、150ドルから始められるスタンダードセント口座やスタンダード口座と比べると資金面でのハードルは高くなります。
初心者が気軽に試すには負担が大きく、まずは少額から取引可能なスタンダード口座で練習し、経験を積んだうえでプロ口座へ移行する方が現実的です。
Exnessのロースプレッド口座|スキャルピング向けの低コスト環境

項目 | 内容 |
---|---|
発注方式 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 |
最大レバレッジ | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
初回最低入金額 | 1,000ドル |
最小注文数 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 |
取引手数料 | 1ロット片道最大3.5ドル |
Exness(エクスネス)のロースプレッド口座は、短期売買やスキャルピングを中心に取引するトレーダー向けの口座です。
メジャー通貨ペアのスプレッドは0.9〜1.05pips程度と狭く設定されており、さらに最小0.0pipsからの提示もあります。
ここでは、ロースプレッド口座の特徴・メリット・デメリットを詳しく見てみましょう。
ロースプレッド口座の特徴
Exnessのロースプレッド口座は、最低入金額1,000ドルから利用可能で、成行約定方式を採用しています。
メジャー通貨ペアのスプレッドは0.9〜1.05pips前後(取引手数料込みの平均スプレッド)に抑えられており、相場状況によっては0.0pipsからの提示も可能です。
取引ごとに片道最大3.5ドル/ロットの手数料が発生しますが、その分スプレッドが狭いためプロ口座やスタンダード口座より短期売買で有利となります。

頻繁にエントリーと決済を繰り返す、スキャルピングトレーダーにとって、安定した低コスト取引が可能なロースプレッド口座がおすすめです。
ロースプレッド口座のメリット
Exnessのロースプレッド口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのメリットがあります。
主にスプレッドの狭さからくる低コストと有利なレートで取引できる短期売買における優位性がロースプレッド口座のメリットです。
スプレッド最小0.0pipsから取引可能
Exnessのロースプレッド口座は、最小0.0pipsの低スプレッドで取引できます。
この最小スプレッドの狭さは、ロースプレッド口座がスタンダード口座やプロ口座と比べて優れている要素です。
例えば、同じ変動制スプレッドでもスタンダード口座は最小スプレッドが0.2pipsなので、これを下回ることはなく、また実際には平均0.9pips以上となります。

一方で、ロースプレッド口座は最小0.0pipsのスプレッドが提示され、変動制のスプレッドとは異なり、取引手数料は常に一定金額のコストに抑えられます。
スキャルピングやデイトレードに有利
Exnessのロースプレッド口座は、スプレッドが狭い分、エントリーした瞬間の含み損が抑えやすく、有利なレートでポジションを持てます。
例えば、スキャルピングでは、わずか数pipsの値幅を狙うため、コストが0.2〜0.3pips抑えられるだけでも利益が残りやすくなります。
短期売買を繰り返す人ほど、スプレッドの狭さが大きなメリットです。
ロースプレッド口座のデメリット
Exnessのロースプレッド口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのデメリットがあります。
初心者向けの口座タイプと比べて、取引コストや有利なレートの提示で強みがあるロースプレッド口座ですが、取引スタイルやロット数によってはデメリットがあります。
取引ごとに手数料が発生
ロースプレッド口座は、スプレッドが狭い代わりに1ロットあたり片道3.5ドルの取引手数料がかかります。
大きなロットを扱うトレーダーにとっては、スプレッドの狭さで十分にカバーできるため大きな負担にはなりません。
しかし、取引手数料は取引の勝ち負けに関わらず、必ず発生する仕組みのため、スタンダード口座のように完全に手数料がかからない環境を求める人には不向きです。
小ロット取引では割高になる
Exnessのロースプレッド口座は、ある程度大きなロット数で短期売買を行うトレーダー向けの設計です。
例えば、0.1ロットで取引した場合、手数料は往復0.7ドルかかります。
資金に余裕があり1ロット以上の取引を行う人にとって効果を発揮しますが、少額資金で小ロット取引を中心に行う初心者にとっては利益を削られやすい点がデメリットです。

運用資金が少ない状態で、取引を繰り返していると負けトレードの割合が多いと、取引手数料で資金が気づけば大きく減っているといった問題も起きやすくなります。
Exnessのゼロ口座|原則0pips&固定の手数料

項目 | 内容 |
---|---|
発注方式 | 成行約定 |
取引口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD他68通貨 |
最大レバレッジ | 無制限 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
初回最低入金額 | 1,000ドル |
最小注文数 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット |
取り扱い銘柄 | FX/通貨ペア:73種類 CFD/貴金属:15種類 CFD/エネルギー:3種類 CFD/仮想通貨:11種類 CFD/株価指数:10種類 CFD/株式:72種類 |
取引手数料 | 1ロット片道最小3.5ドル |
Exness(エクスネス)のゼロ口座は、主要通貨ペアで原則0pips固定のスプレッドを提供しているのが大きな特徴です。
スプレッドが広がるリスクを避けたいトレーダーや、コストを正確に把握しながら取引したい人に向いています。
ここでは、ゼロ口座の特徴・メリット・デメリットを深堀していきます。
ゼロ口座の特徴
Exnessのゼロ口座は、主要通貨ペアで原則0pips固定のスプレッドを提示します。
スプレッドが広がるリスクが少なく、常に一定の条件でエントリーと決済が行えるのが特徴です。
最低入金額は1,000ドルと高めですが、その分、取引コストの安定性を重視したトレーダー向けの設計になっています。
ゼロ口座のメリット
Exnessのゼロ口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのメリットがあります。
ゼロ口座のメリットは、原則固定スプレッド&固定の取引手数料によるコスト計算のしやすさと、低スプレッドによる高頻度売買に最適な環境が主なメリットです。
ゼロに近いスプレッドで精密なエントリーが可能
ゼロ口座ではスプレッドが原則0pipsに固定されているため、かかるコストは往復の取引手数料だけです。
例えば、EURUSDを1ロット取引する場合、必要なのは7ドルの往復の取引手数料だけなので、スプレッド分の変動するコストの心配がありません。
取引コストをはっきり把握したい人にとって、安心して使えるゼロ口座は使えます。
EAの高頻度売買に最適
EAによる高頻度売買を安定した条件で実行できることもゼロ口座のメリットです。
裁量取引では反応できないほどの細かな値動きも、スプレッドが常にゼロならコストを抑えて自動で取引可能です。
例えば、1日に数十回から数百回エントリーを繰り返すスキャルピング系EAでも、スプレッド変動の影響を受けずに安定したパフォーマンスを発揮できます。

ゼロ口座も相場の値動きが大きいタイミングではスプレッドが拡大するため、流動性とボラティリティが安定しているタイミングを狙って高頻度EAを活用するのがおすすめです。
ゼロ口座のデメリット
Exnessのゼロ口座は、他の口座タイプと比べて下記の2つのデメリットがあります。
取引手数料やスプレッドの仕様が他とは異なるゼロ口座には、コスト面で隠れたデメリットがあるので注意が必要です。
原則0pipsだが完全固定ではない
Exnessのゼロ口座は「スプレッド0pips」が大きな魅力ですが、常に完全固定されているわけではありません。
通常時は0pipsに張り付くものの、経済指標の発表や流動性が低い時間帯にはスプレッドが広がることがあります。
つまり「常にゼロ」というよりは「原則ゼロ」であり、取引環境によって変動する可能性を理解しておく必要があります。

スプレッドが全く動かないと誤解して利用すると、予想外のコストが発生する場面もあるため注意が必要です。
取引手数料が高額
スプレッドが原則0pipsに固定されている代わりに、最低でも1ロットあたり往復7ドルの取引手数料がかかります。
ゼロ口座の取引手数料はロースプレッド口座と比べても高額で、頻繁に取引するトレーダーにとっては大きな負担となります。
スプレッドがゼロである点は魅力的ですが、取引量が多いほど手数料の積み重ねが重くなるため、総コストを考えると必ずしも最安の口座とは限りません。
Exnessで自分に合った口座を選ぶポイント
Exness(エクスネス)では、全5種類の口座タイプが用意されていますが、どの口座が最適かはトレーダーの取引スタイルや資金規模によって変わります。
ここでは、自分に合った口座を選ぶための判断基準を3つに整理しました。
取引スタイル別に適した口座を選ぶ
Exnessでは口座タイプごとに特徴が異なるため、取引スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
取引スタイル | おすすめ口座タイプ | 理由 |
---|---|---|
スキャルピング | ロースプレッド口座 / ゼロ口座 | スプレッドが狭く、短期売買でコストを抑えやすい |
デイトレード | ロースプレッド口座 / プロ口座 | 取引頻度が多くてもコストが安定し、即時約定にも対応 |
スイングトレード | スタンダード口座 / プロ口座 | 手数料無料で、長期保有でも安心して利用できる |
少額練習 | スタンダードセント口座 | 1セント単位で取引可能、リスクを抑えて練習できる |
短期売買を繰り返すスキャルピングやデイトレードなら、ロースプレッド口座やゼロ口座のようにスプレッドが狭い口座が有利です。
一方で、少額資金で練習をしたい初心者には、スタンダードセント口座のようにリスクを抑えられる口座が向いています。
スイングトレードや中長期投資を考える場合は、手数料無料で安定感のあるスタンダード口座やプロ口座が適しています。
資金規模とリスク許容度を考慮する
Exnessでは口座ごとに最低入金額が異なります。
口座タイプ | 最低入金額 |
---|---|
スタンダード口座 | 150ドル |
スタンダードセント口座 | 150ドル |
ロースプレッド口座 | 1,000ドル |
プロ口座 | 1,000ドル |
ゼロ口座 | 1,000ドル |
スタンダード口座やスタンダードセント口座は150ドルから利用できますが、上級者向けの口座タイプは1,000ドルが必要です。
初心者がリスクを抑えたい場合は、少額で始められる口座を選ぶのが安心です。
スプレッドと手数料を比較して判断する
Exnessでは口座ごとに「スプレッドは広いが手数料なし」「スプレッドはゼロだが手数料あり」といった違いがあります。
通貨ペア | スタンダード口座 (pips) | スタンダードセント口座 (pips) | プロ口座 (pips) | ロースプレッド口座 (pips) | ゼロ口座 (pips) |
---|---|---|---|---|---|
EURUSD ユーロ / 米ドル | 0.9 | 0.9 | 0.6 | 0.95 (0.6+0.35) | 0.35 (0.0+0.35) |
GBPUSD 英ポンド / 米ドル | 1 | 1.1 | 0.7 | 1.05 (0.7+0.35) | 0.45 (0.0+0.45) |
USDJPY 米ドル / 日本円 | 1 | 0.9 | 0.7 | 1.05 (0.7+0.35) | 0.35 (0.0+0.35) |
AUDUSD 豪ドル / 米ドル | 0.9 | 0.9 | 0.6 | 0.95 (0.6+0.35) | 0.35 (0.0+0.35) |
XAUUSD 金 / 米ドル | 16.0 | 16.0 | 11.2 | 9.07 (8.87+0.20) | 88.9 (88.7+0.2) |
例えば、スタンダード口座は取引手数が無料ですが、メジャー通貨ペアのスプレッドは0.9〜1.0pips程度です。
一方、ゼロ口座は原則0pips固定ですが、少なくとも往復7ドル前後の取引手数料が必要になります。

トレードの頻度やロット数によって、どちらが有利になるかは変わるため、必ずコストを考えて比較することが重要です。
Exnessの口座タイプに関するよくある質問
Exnessのゼロ口座の取引手数料はどのくらいですか?
ゼロ口座はスプレッドが原則0pipsの代わりに、銘柄別に取引手数料が1ロットあたり最小往復7ドルの取引手数料がかかります。
Exnessのゼロ口座のデメリットは何ですか?
Exnessのデメリットは最低入金額が1,000ドルと高めであること、完全固定ではなく状況によってスプレッドが動くこと、そして取引手数料が高額な点です。
Exnessのプロ口座のデメリットはありますか?
プロ口座はスプレッドが狭く手数料無料ですが、即時約定方式を選択すると約定拒否が発生する可能性があります。
また、最低入金額が1,000ドルと他口座より高めで、初心者には使いにくい点がデメリットです。
Exnessのゼロ口座とプロ口座の違いは何ですか?
ゼロ口座はスプレッドが原則0pipsで透明性が高い一方、最低でも1ロット往復7ドル前後の手数料が必ずかかります。
プロ口座はスプレッドが0.6〜0.7pips前後で手数料無料ですが、即時約定だと約定拒否が起きやすいです。
Exnessのゼロ口座でゴールド(XAUUSD)を取引する際のコストは?
ゼロ口座は、ゴールド取引でもスプレッドは原則0pipsで、代わりに1ロットあたり往復手数料7ドルの取引手数料が発生します。
ゴールドは値動きが大きいため、手数料を考慮しても短期売買が有利になるのがゼロ口座のメリットです。
Exnessのスタンダードセント口座はどんな人に向いていますか?
スタンダードセント口座は最低150ドルから利用でき、10通貨単位から取引が可能です。
少額でリアル取引の練習をしたい初心者に向いています。
Exnessの口座開設はどのように行いますか?
公式サイトから個人情報の登録、本人確認書類の提出、入金方法の設定を行うことで口座を開設できます。
スタンダード口座やスタンダードセント口座は150ドルから取引を始められます。
詳しい手順は「Exness口座開設手順」をご覧ください。
Exnessのスタンダードプラス口座とは何ですか?
スタンダードプラス口座は、パートナー経由で開設できる特典付きのスタンダード口座です。
取引条件は通常のスタンダード口座とほぼ同じですが、特典やキャンペーンが受けられる場合があります。
Exnessのプロ口座の最低入金額はいくらですか?
プロ口座の最低入金額は1,000ドルです。
Exnessの口座タイプは何がありますか?
Exnessでは「スタンダード口座」「スタンダードセント口座」「ロースプレッド口座」「プロ口座」「ゼロ口座」の5種類が提供されています。
用途に応じて選べるのが特徴です。詳しい口座タイプのラインナップは「Exnessの口座タイプ一覧表」をご覧ください。
Exnessのスタンダード口座のスプレッドはどのくらいですか?
スタンダード口座のスプレッドは、マネチャ編集部員が計測した結果、メジャー通貨ペアで平均約0.9〜1.0pipsです。
手数料無料なので、シンプルなコストで初心者に向いています。
Exnessのプロ口座では約定拒否が起きることがありますか?
プロ口座は即時約定方式を使うと、大きな値動き時にはリクオートや約定拒否が発生することがあります。
Exnessの口座タイプまとめ
Exnessでは、スタンダード口座・スタンダードセント口座・ロースプレッド口座・プロ口座・ゼロ口座の5種類が提供されており、取引スタイルや資金に合わせて選べるのが大きな魅力です。
少額で練習したいならスタンダードセント口座、本格的に裁量取引を極めたいならプロ口座、透明性を重視するならゼロ口座、といったように目的に応じて最適な口座タイプがあります。
とは言え、どの口座を選んでも「できるだけコストを抑えて取引したい」と考えるのは共通です。
そこでおすすめなのが、マネーチャージャー(マネチャ)のキャッシュバックサービスです。

マネチャを経由してExnessの口座を開設・取引すれば、スプレッドや手数料の一部がキャッシュバックされるため、同じ取引でも実質的なコストをさらに削減できます。
この記事を書いた人

- MoneyChager編集部では、海外FX関連の仕事に10年以上携わっており、海外FX業者へのコンサルティング実務経験もある知識、経験共に豊富なディレクターが全てのコンテンツ制作のディレクションを行っております。また、実際にFX・CFD取引の経験がある5人のライターがライティングを行っており、コンテンツ制作は全てコンテンツ制作ポリシーに基づき本当の価値のある記事を制作できるように編集部一同心がけております。
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