海外FXの入出金方法まとめ|おすすめの銀行や手数料が安くて早い手順を解説 - マネチャ(Money Charger) 海外FXキャッシュバックサイト 0

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海外FXの入出金方法まとめ|おすすめの銀行や手数料が安くて早い手順を解説

FXでは、利益を確定させ、次には出金をしなければ本当の意味で自身の利益ではありません。海外FX会社でトレードをしていると、結構、入出金の方法がわかりづらいと思うことがあります。まさに、それが国内から海外と向き合う障壁であるのかもしれません。海外FX会社でトレードをするメリットはいろいろあるため、なんとかそのような障壁は打破したいものですね。この記事では、海外FX会社の入出金について解説します。

いろいろ方法がありますが、その中でもおすすめは(国内)銀行送金です。また、この記事では後半でどの銀行を利用すればいいのかについても触れます。ぜひ一読ください。

海外FX初心者は海外FX初心者完全ガイドを一読することをお勧めいたします。

海外FX会社の入出金の種類

初心者の方々が海外FX会社でトレードをスタートするうえで、入出金にどのような方法があるのかがまずは大きな悩みどころです。海外FX会社は、国内FX会社とは違って、いろいろな入出金方法に対応しています。

海外FX会社でメインとなる入出金方法は、

  1. クレジットカード
  2. (国内)銀行送金
  3. 電子ウォレット
  4. (海外)銀行送金
  5. 仮想通貨

です。

海外FX会社の入出金で注意しなければならないポイント

海外FX会社で入出金を行ううえで、以下のようなことに注意が必要です。

入金と出金は同じ方法で行う

海外FX会社では、入金と出金は同じ方法でしなければならないというルールがあることが多いです。クレジットカードであればクレジットカード、銀行送金であれば銀行送金、電子ウォレットであれば電子ウォレットで出金しなければならないということです。このルールは、マネーロンダリングなど犯罪防止のために定められています。

海外FX口座と同じ名義の出金先しか指定できない

海外FX会社に出金を申請する時は、FX取引口座と同じ名義で出金先を指定する必要があります。その理由もマネーロンダリングを防止するためです。第三者の名義はもちろんのこと、家族の方々の口座への出金も許可されていません。また、出金時、慣れないローマ字に対してスペルミスにも注意しましょう。スペルを間違えてしまえば、海外FX会社の方で処理が保留になります。

ボーナスは出金できないことがほとんど

海外FX会社での大きな魅力は豪華なボーナスだという方々は多いです。しかし、海外FX会社ではボーナスの出金ができないことがほとんどです。中には取引をすることでボーナスも出金可能となる会社もあるのですが、その場合条件にも注意する必要があります。

海外FX会社の入出金でクレジットカードを使用する

海外FX会社でクレジットカードを使用すれば、入金時、手数料が必要ありません。出金も無料でOKのところが多いです。入金は即時対応OK、出金も数日で可能です。手続きも、金額やカード情報を入力するだけなので簡単です。そのような意味で使い勝手がいい方法だと言っていいでしょう。

ただし、クレジットカードの場合、入金額以上の金額は出金することができないため、利益を出せば他の方法(銀行送金など)を利用しなければならないというややわかりづらい仕組みがあります。このような出金の方法は最初の段階で知っておくべきですが、知ることでトレードと向き合うモチベーションもいささかダウンしてしまうかもしれません。

クレジットカード対応の海外FX会社と手数料・着金時間は以下の通りです。

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海外FX会社対応入金時手数料出金時手数料入金反映時間出金反映時間
XM無料無料即時対応最大1か月
AXIORY無料(2万円未満であれば1,000円)無料(2万円未満であれば1,000円)即時対応3~20営業日
BigBoss入金のみ無料即時~1営業日
Traders Trust無料(2万円未満であれば1,500円)無料即時対応3~5営業日
MILTON MARKETS×
FXDD無料毎月1回目は、無料(2回目以降は50ドル)即時~2営業日5営業日~1か月
Titan FX無料無料即時対応3~5営業日
FBS無料無料即時対応5〜7営業日

クレジットカードのメリット

クレジットカードのメリットは、入出金の手数料が無料のケースが多いことです。本来は決済手数料がかかりますが、FX会社側で負担してくれるため実現します。口座への着金も早くリアルタイムで反映されるため、すぐにFXトレードをはじめることができます。

クレジットカードのデメリット

メリットだけでなく、デメリットの方も確認しておきましょう。

利益分を出金できない

もともとみなさんが利益を出すためにFXでトレードをしていることでしょう。ただし、クレジットカードでは利益分を出金できないという大きなデメリットがあります。ほとんどの海外FX会社では、クレジットカードで出金できる金額は、クレジットカードの入金額と同じ額までというルールがあります。

クレジットカードの出金は、出金申請をすれば、入金額分をキャンセルし返金処理を行う作業をします。同額までのキャンセルであるため、クレジットカードの入金額を超えた利益分に対しては、銀行送金であったり、電子ウォレットなど別の方法で出金する必要があります。また、出金方法によって手数料が変わってきます。

対応しているクレジットカードに差がある

海外FX会社で対応しているクレジットカードのブランド数に差があることも利用しづらいと思ってしまう要因です。VISAや、Mastercardであればおおかたの海外FX会社で使うことができますが、それ以外のものは、非対応or入金しか対応していないこともあります。

返金までに時間がかかることがある

おおかた銀行送金などで出金した場合は1~2営業日で反映されるのですが、クレジットカードの出金は会社の設定した締め日によって最大2カ月ほどかかることもあるため注意が必要です。

クレジットカード会社が利用を制限している

一部クレジットカード会社では、犯罪や不正利用防止を防ぐため、海外FX会社への送金を制限しています。カードブランドに対応することができていたとしても、クレジットカードを発行する会社が利用制限をかけていることがあるため、随時公式サイトなどで新しい情報を確認する必要があります。

(追記)クレジットカードの現金化 ポイントゲットはNG

クレジットカードの現金化であったり、ポイント獲得などを狙っている方々も中にはいるかもしれません。しかし、そのような目的での入金行為は、犯罪や不正利用とみなされる可能性があるため注意してください。海外FXにおけるクレジットカードの現金化とは、一度も取引をしないで出金の申請を行って、指定の銀行口座へ出金してもらう方法のことです。つまり、クレジットカードで入金した額が、最終的には現金で戻ってきます。このような行為は、クレジットカードの不正利用に該当します。

他にも、クレジットカードの利用時得ることができるポイントを目的とした送金も認められません。クレジットカードでの入金時にポイントが付与されたとしても、ショッピング利用分のキャンセルを行えばポイントは消滅します。過去には、クレジットカードの不正利用の疑惑で、海外FX会社からクレジットカード会社であったり、銀行、税務署、財務局などに報告があったことがあります。

海外FX会社の入出金で(国内)銀行送金を使用する

(国内)銀行送金は、海外FX会社が指定する国内にある銀行口座に振込む方法のことです。国内に住む多くの方々が普段から利用している方法であるため、「わかりやすい」「利用しやすい」と感じるでしょう。送金時かかる手数料は、原則として海外FX会社が負担してくれるので、トレーダーの方々は被仕向手数料(受取手数料)を支払いします。口座へ反映するのも当日から数日以内でOK、快適な利用が可能です。

(国内)銀行送金を利用するメリット

海外FX会社で(国内)銀行送金を利用するメリットは、入金する時、振込手数料を抑えられることです。

入金時、振込手数料を抑えられる

(国内)銀行送金を利用して入金すれば、おおかた振り込み手数料はかかりますが、他の方法と比較しても割安感があります。FX会社の拠点が海外にあるとはいうものの、被仕向手数料(受取手数料)が無料という銀行もあり、はじめての方々も安心して利用することができるでしょう。

入出金がスピーディー

(国内)銀行送金を利用することで入金も出金もスムーズに行うことができます。入金は、早ければ即時が可能、遅くても1営業日以内に入金でき、モチベーションが高いままトレードと向き合うことができます。出金に対しては、おおかた2~5営業日かかりますが、これも比較して決して劣るスピードではありません。

出金は、電子ウォレットの方が早くなりますが、この場合であれば再度銀行口座へ送金する時間がプラスして必要です。不正な取引と疑われてしまえば例外も起こりうることですが、海外に拠点があるという大きなハードルがあっても、入金・出金が大幅に遅れることはないのは大きな安心材料です。

利益も出金することができる

手数料を要さず、最もスムーズに送金できる方法にはクレジットカードがあります。しかし、クレジットカードには、基本的に入金額と同額までしか出金できないわかりづらいルールがあります。比較して(国内)銀行送金であれば、入金額は当然ですが、利益も含め出金することができます。まとめて高額出金も可能であるため、資金の多いトレーダーでも安心して向き合うことができる方法です。

(国内)銀行送金を利用するデメリット

(国内)銀行送金は海外FX初心者でも利用しやすい方法です。そうは言うものの、以下のようなデメリットもあるため確認しておきましょう。

(国内)銀行送金に対応していない海外FX会社が多い

海外FX会社は世界中に数多く存在するのですが、その海外FX会社すべてが(国内)銀行送金に対応しているわけではありません。ですから、はじめて海外FX会社でトレードする場合、(国内)銀行送金に対応できているかの確認が必要です。入金だけ(国内)銀行送金に対応している海外FX会社も中にはあります。たとえば、海外FX会社FBSがそうです。

また、海外FX会社XMでは、SWIFTのある国内銀行ならば基本的に問題なくご利用できますが、SWIFTコードがない銀行は基本的に利用できません。一般的には一部の信用金庫などがそれにあたります。そのようなFX会社に対しては出金のときに電子ウォレットであったり、(海外)銀行送金など別の方法を利用する必要があります。

入金額が少ないと手数料がかかることがある

海外FX会社では、入金する額が一定額未満であれば、手数料がかかってしまうことがあります。例えば、海外FX会社BigBossでは5万円未満を入金しようと思えば、都度1,000円の手数料が発生します。そこで無駄な手数料が発生するため、仕方ないから5万円以上を入金しよう……ということにもなってしまうかもしれません。しかしそれではペースが乱され、負けへ導かれてしまうことになるかもしれません……。

(国内)銀行入金に対応している海外FX会社

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海外FX会社手数料口座に反映する時間最低入金額
XM無料(1万円以下であれば880円)1時間以内1万円
Titan FX無料1時間~1営業日10万円
BigBoss無料(5万円未満の場合であれば1,000円)即時対応設定なし
FBS入金額の2%15分~20分(最大48時間1ドル
Exness無料20分(平日9~14時まで)10ドル相当
IronFX無料(5万円未満の場合であれば1,000円)非公開非公開
AXIORY無料(2万円未満であれば1,000円)約30分1,100円
Traders Trust無料3営業日以内5,000円
FXGT無料4時間以内1万円

(国内)銀行出金に対応している海外FX会社

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海外FX会社手数料口座に反映する時間最低出金額
XM2,500円(出金が40万円を超えれば無料)2~5営業日1万円
Titan FX無料(取引なしで出金すれば4%の手数料が発生する)2~3営業日1万円
BigBoss2,000円2~5営業日設定なし
Exness無料1営業日205ドル相当
IronFX無料非公開非公開
AXIORY無料(2万円未満であれば1,000円)1~2営業日1,100円
Traders Trust無料1営業日以内5,000円
FXGT無料5営業日以内1万円

海外FX会社の入出金で(海外)銀行送金を使用する

海外FX会社との入出金方法の中で(海外)銀行送金は最もオーソドックスだと言っていいでしょう。ほとんどどの海外FX会社でも対応できているため、決して特別感のある方法ではありません。ただ、最もコストが高く口座に反映する時間も遅いため、わざわざ日本の方々が積極的に利用する必要はないのかもしれません。

(海外)銀行送金は、(国内)銀行送金とは違って海外FX会社が所有している海外銀行口座とトレーダーの方々の国内銀行口座との間に複数の中継銀行が介入します。送金銀行、中継銀行、着金銀行でそれぞれ手数料などが発生し送金額から引かれてしまうことになります。おおかた2,000〜5,000円あたりが相場だと考えてください。また、口座に反映するスピードは、だいたい数日〜数週間程度かかります。さらに、(海外)銀行送金は、ローマ字で入力するため、慣れないと入力ミスをしてしまうでしょう。

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海外FX会社対応手数料(入金)手数料(出金)(入金)反映時間(出金)反映時間
XM×無料
AXIORY出金のみ対応無料(2万円未満であれば1,500円)3~20営業
BigBoss無料出金額の0.9%(USD口座であれば最低70ドル、円口座であれば最低7,000円)2~5営業日2~5営業日
Traders Trust無料無料3営業日1営業日
MILTON MARKETS無料無料2~5営業日3~5営業日
FXDD出金のみ対応月1回無料(2回目以降であれば30ドル)7~10営業日
Titan FX×
FBS×

(海外)銀行送金のデメリットは、手数料が高めであり、着金するまで時間がかかることです。利益が少なければ、やはり手数料が高い……と感じてしまうでしょう。もし利用するのであれば、ある程度まとまった利益を出すことができてから利用するといいでしょう。

海外FX会社の入出金で電子ウォレットを使用する

電子ウォレットとは、法定通貨をスピーディー、かつ低コストで国際送金できるサービスのことです。ウォレット自体への資金入出金には、クレジットであったり、(国内)銀行送金、仮想通貨などを利用します。そのときにかかる手数料は、提供する会社によって差があるため、電子ウォレット選びには慎重になる必要があります。海外FX会社との入出金には、電子ウォレット側が提供する送金サービスを利用します。口座の反映スピードは即時、また、送金手数料は海外FX会社側が負担してくれることがほとんどです。

Bitwalletに対応している海外FX会社と手数料・着金時間は以下の通りです。

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海外FX業者対応手数料(入金)手数料(出金)(入金)反映時間
XM無料無料1営業日
AXIORY×
Traders Trust無料無料即時対応
MILTON MARKETS無料無料即時対応
FXDD無料無料2営業日
Titan FX無料無料即時対応
FBS無料無料即時対応

多くの海外FX会社がbitwalletに対応しています。出金時の手数料が無料でOK、口座に反映する時間も、即日〜1営業日程度であることが多く、遅い場合でも3~5営業日の間には反映するでしょう。

STICPAYに対応している海外FX会社と手数料・着金時間は以下の通りです。

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海外FX会社対応手数料(入金)手数料(出金)(入金)反映時間(出金)反映時間
XM無料無料即時対応即時対応
AXIORY無料(2,000円未満の場合1,000円)無料(2,000円未満の場合1,000円)即時対応1営業日
Traders Trust×
MILTON MARKETS×
FXDD×
Titan FX無料無料即時対応即時対応
FBS0.3ドル+入金額の2.5%0.3ドル+入金額の2.5%即時対応即時対応

STICPAYを利用できる海外FX会社であれば、出金時の手数料がほぼ無料でOK、反映も即時行われます。また、日本円・ドル・ユーロなどと言った28種の法定通貨以外に、ビットコインであったり、イーサリアムなどと言った仮想通貨にも対応しています。セブンイレブンであったり、ゆうちょ銀行のATMからも出金ができるので日常使いをすることができます。

ただし、STICPAYは、例えば銀行口座からSTICPAYに入金するときの手数料は入金額の2%です。さらに、STICPAYから銀行口座へ出金するときの手数料も800円+出金額の2%とやや割高感があります。あえて、出金額が多いトレーダーの場合は、一律の手数料で済ますことができるbitwalletの方がおすすめです。

海外FX会社の入出金で仮想通貨を使用する

仮想通貨を使用する入出金に対応できる海外FX会社もあります。仮想通貨取引所からビットコインなど仮想通貨を購入して、海外FX会社に入金をします。仮想通貨の送金は、他の方法よりも手数料は安めで、口座への反映も早い傾向があります。ただし、仮想通貨自体の激しい値動きに一喜一憂してしまうことがあります。

例えばビットコインを使用して5万円分を購入し送金をした場合、FXの口座に着金できる額は5万円とは限りません。ビットコインのレートが暴落している状態であれば、FX会社の口座に着金できるビットコインの価値も下落してしまうからです。さらに言えば、仮想通貨がいいと言っても仮想通貨で入出金が可能である海外FX会社は徐々に減少している傾向があります。今後も増えるとは考え難いので、メインの方法として慣れてしまうのもどうなのかと思います。

仮想通貨に対応している海外FX会社は、以下の通りです。

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海外FX会社対応手数料(入金)手数料(出金)(入金)反映時間(出金)反映時間
BigBoss入金のみ対応無料0〜2営業日
XM×
AXIORY×
Traders Trust無料無料即時1営業日
MILTON MARKETS×
FXDD入金のみ対応入金額の3.5%1営業日
Titan FX×
FBS無料無料即時対応即時対応

海外FX会社の入出金は(国内)銀行送金がおすすめ?

ざっとまとめれば、

(国内)銀行送金には、

  1. 手数料を抑えることができる
  2. 入出金が早い

電子ウォレットには、

  1. 手数料を抑えることができる
  2. 出金時間が短い

クレジットカードには、

  1. 手数料を無料にできる
  2. すぐにトレードをスタートできる

仮想通貨には、

  1. 仮想通貨が使える
  2. 早く送金できる

などと言ったおすすめポイントがあります。

しかし、あえて初心者の方々にとっては慣れている、また、手続きが簡単、手数料も無料などのメリットの多い(国内)銀行送金を利用するのがおすすめです。(国内)銀行送金であれば、いちいちFXの入出金のためにアカウントを作る必要もありませんし、手間がかかりません。入出金の反映も即日であるため、すぐにトレードをスタートすることができます。無論、仮想通貨とは何か、電子ウォレットと何か……という次元からはじめるのであれば、(国内)銀行送金が一番わかりやすく手っ取り早い方法です。

海外FXの銀行送金におすすめの銀行

海外FX会社の出金先の銀行口座はどこを選べばいいのでしょうか。もう既にお持ちである口座があれば、それを利用すればいいのですが、もしもこれから作るというのであれば以下を参考にしてください。(国内)銀行送金の出金でかかる手数料は、海外FX会社に支払いする手数料と、出金時、銀行に支払いする手数料です。海外FX会社に支払いする手数料は、たとえば海外FX会社XMでは、40万円未満の出金であれば2500円、40万円以上の出金は無料となります。

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海外FX会社手数料
XM2,500円(出金40万円超は無料)
Titan FX無料(取引なしの出金は4%手数料がかかる)
BigBoss2,000円
Exness無料
IronFX無料
AXIORY無料(2万円未満は1,000円)
Traders Trust無料
FXGT無料

出金先の銀行口座の選び方のポイントは、被仕向手数料(受取手数料)、中継銀行手数料が無料、または安い額で設定されているところです。被仕向送金手数料とは、海外送金を受ける際に、受取先銀行に対し支払う手数料のことです。中継銀行手数料は、海外送金を受ける際、中継先銀行に対し支払う手数料のことです。

被仕向手数料だけで考えても、2,500円の銀行をいつも利用していれば、たった10回海外FX会社から出金して受け取っただけで、25,000円の額にもなってしまいます。FXはじめての方々は特になかなか25,000円に見合う利益をトレードで得ることは難しいかもしれませんし、できるだけリスクを最小限にとどめることを踏まえ、被仕向手数料ができるだけ安い銀行を出金先として選びたいです。実際問題、海外FX会社の出金先の銀行として、被仕向手数料が無料、または安い額で利用することができるのはどの銀行なのでしょうか。

被仕向手数料が安いおすすめの銀行は、

  1. ソニー銀行
  2. SBI新生銀行

です。

ソニー銀行の被仕向手数料は無料であるため、どの銀行よりも海外FX会社の出金先銀行としておすすめです。また、SBI新生銀行の被仕向手数料は2,000円であるのですが、ステータス次第により、翌月末までに2,000円キャッシュバックを得ることができるため、実質無料で利用することが可能です。楽天銀行の被仕向手数料は2,450円かかります。それでもメガバンクと比較すれば50円安めの設定なので利用価値はあります。

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銀行名手数料(外貨円)手数料(外貨外貨)手数料(円円)
楽天銀行2,450円2,450円2,450円
ソニー銀行0円0円0円
新生銀行2,000円2,000円相当の外貨2,000円

大手メガバンクでの被仕向手数料は、現状最低金額が決定されているだけで額次第で増えていくような仕組みです。高額の出金をするほど、被仕向手数料は高くなる可能性が出てきます。三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行など大手メガバンクの被仕向手数料は1,500円+送金額の0.05%で、かつ最低金額は2,500円に設定されています。

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銀行名手数料(外貨円)手数料(外貨外貨)手数料(円円)
みずほ銀行2,500円2,500円2,500円
三菱UFJ銀行送金額の半額 (送金額3,000円未満) 1,500円(送金額3,000円以上)無料送金額の半額 (送金額3,000円未満) 1,500円 + 送金額の半額から1,500円を差し引いた額(送金額3,000円以上8,000円未満) 1,500円 + 送金額の1/20%(0.05%)最低2,500円(送金額8,000円以上)
三井住友銀行1,500円1,500円 + 送金金額の0.05%(最低2,500円or 25米ドル)1,500円 + 送金金額の0.05%(最低2,500円)
ゆうちょ銀行米ドル建ての場合、通常10米ドル(100米ドル以上の送金の場合)不可不可

メガバンクでは受け取るだけで数千円の負担があることがわかります。

ソニー銀行

ソニー銀行を利用すれば被仕向手数料は無料、他の銀行よりも海外FX会社の出金先銀行としておすすめです。一般的に被仕向手数料は2,500円ですので、ソニー銀行を選ぶことで2,500円分のコストを削減することができます。ソニー銀行は、ステータスなどの条件もありませんし、口座を開設したすべての方々が被仕向手数料無料の対象です。

ソニー銀行での口座開設は、ネットだけの手続きになります。ですから、日本のどこの地域に住んでいらっしゃる方々でも1週間程度で自宅にキャッシュカードが届けられ使用可能となり、エリア性の障壁もありません。送金先を事前登録をしておけば、24時間365日Web上での外貨送金手続きが可能、いつでも必要なタイミングで行うことができます。また、セブンイレブンなどコンビニに設置されたATMから出金することができ、支店が近くにないため余分な出金手数料がかかってしまう問題もありません。

海外FX会社の出金先銀行としてどこがいいか迷っているのであれば、真っ先にソニー銀行で口座開設することを考えるといいでしょう。

SBI新生銀行

SBI新生銀行も、海外FX会社の出金先としておすすめの被仕向手数料が安い銀行です。一見、SBI新生銀行の被仕向手数料は2,000円となっているのですが、ステータス次第で翌月末まで2,000円のキャッシュバックを受けることができるため、実質、無料と同じにすることができます。条件ありということになるのですが、被仕向手数料がキャッシュバックで戻って来ることは充分に評価できることです。

SBI新生銀行には5段階のステータスがあります。

下位のステータスから、

新生スタンダード

新生シルバー

新生ゴールド

新生プラチナ

新生ダイヤモンド

となります。

ステージの判定は、1年間の利用状況で翌年のステージが確定する条件と、条件を満たすことができれば翌年を待たないでも翌々月からすぐにステージがアップする条件があります。下から2番目の新生シルバー以上に到達すれば、被仕向手数料のキャッシュバック対象です。

新生シルバーにステップアップする条件は、預入総資産の年間判定残高が100万円以上であるか、または、所定の投資商品の年間判定残高が10万円以上となります。また、給与振込口座に指定することで1回以上でステータスを昇格させることが可能です。さらに、公共料金であったり、クレジットカード、保険料、SBI新生銀行カードローンの引き落としなどを年間で6回以上行うことで、翌月にはステータス昇格が可能です。

ステータスの昇格条件は変わることもあるため、SBI新生銀行の公式サイトで随時確認するようにしてください。やや面倒な条件設定はあるのですが、充分、海外FX会社の出金先銀行として利用する価値は存在しています。

海外FXの入出金の手数料を安くするコツ

ここでは、海外FXの入出金の手数料を安くするコツについて解説します。

ネット銀行を利用する

様々入出金方法はありますが、手数料を安くしたいと思えば、おすすめは、(国内)銀行送金です。その中でも、あえて大手メガバンクを利用するのではなく、既にお話ししているようにネット銀行をフル活用したいです。いまのところネット銀行の手数料は、従来の銀行に比べて安い傾向にあります。

ネット銀行は、従来から存在する銀行のように店舗であったり、ほぼ自社のATMを持っていないので、土地代、人件費などいろいろなコストを削減することができ、そのために手数料を安く抑えることができます。

ネット銀行であればほとんどの手続きをオンラインで完了することができ、いちいち窓口まで出向く必要もなく、手間や時間も削減することができます。

近年はスマホ向けアプリが充実しているネット銀行も多く、スマホがあれば口座開設や残高照会などといった必要な手続きを必要な時にスピーディーに行うことができます。また、キャッシュカードを持っていないときでもスマホひとつでATMを操作しお金をおろせるサービスも登場しています。

普段メガバンクを利用している方々にとって、ネット銀行って安全性に欠けるのではないだろうかと思うこともあるかもしれません。

銀行ごと格付けを比較する際、参考にできるのが「日本格付研究所(JCR)」の評価です。それを確認すれば、ソニー銀行は「AA-」です。これは、三大メガバンクに及ばないものの、わずか一段階下です。また、「スタンダード&プアーズ(S&P)」での格付けでは、ソニー銀行は、三井住友銀行やみずほ銀行と同じ評価がされています。

さらに、りそな銀行と比較すれば、わずかですがソニー銀行の方が高い格付けです。このようなことから大手都市銀行とほぼ同じ程度の信用度があると言っていいのではないでしょうか。

新生銀行でも、格付は「BBB+」や「Baa3」です。やや劣るものの、それでも地方銀行の格付けと比較すれば遜色なく、銀行として信用リスクが高いとは言うことができません。

お金が絡む問題であるためネット銀行にまだ抵抗があるという方々はいて当然なのかもしれませんが、格付けから見れば、充分、信用できるレベルです。

全体の手数料のバランスを維持

取引コストを抑えるという意味では、入出金手数料だけでなく、スプレッドにも目を向ける必要があります。スプレッドとは、FX取引を行う際の買値と売値の差のことです。スプレッドが狭い方が低コストでありトレーダーの方々とって有利になります。一般的には国内FX会社の方が狭めで0.2銭程度に設定されていることが多いのですが、海外FX会社では1.1銭~2.0銭程度のことが多いです。

しかし、だから国内FX会社がいいという訳ではありません。 

「DD方式」とは主として国内FX会社で採用している方式です。一方で「NDD方式」は海外FX会社が多く採用しています。国内FX会社が採用するDD方式は顧客から注文が受けた際、呑み行為で注文を受け付けています。呑み行為とは、顧客の注文をインターバンク市場へ直接流さずに、いったん業者側で注文を受け付けることです。

注文は業者のディーラーが反対注文を出したり、他の顧客の反対注文と相殺させたりして処理することができ、スプレッドが狭くても利益を出すことができます。NDD方式を採用している海外FX会社は、まさに、スプレッドが収入源となるからやや高め設定になっているのです。安心してガラス張り状態の場所でトレードをしたいと思えば、NDD方式を採用しているFX会社を選ぶべきでしょう。

NDD方式は、さらに、STP方式とECN方式に分けることができます。ECN方式はNDD方式の中でも最も透明性が高く、プロのトレーダーにとっては最適な環境です。ただし、スプレッドとは別で取引手数料が発生するためバランスを維持するため、こちらにも配慮が必要です。

情報収集を頻繁に行うこと

海外FX会社の入出金サービスは、かなり変動しやすい傾向があります。いままで使用できていた入金方法が突然使えなくなることも珍しいことではありません。このようなことがあるため、随時確認が必要です。

例えば、特定のクレジットカードの国際ブランドが使えなくなったり、オンラインウォレットが使えなくなったりすることがあります。日本の金融庁の圧力によって入出金が規制されているということもあるのかもしれませんが、その真意は定かではありません。

トレーダーの方々は、突然変更があり入出金に困らないように、あらかじめ複数の入出金方法を想定しておくことも大事です。

まとめ

海外FXの入出金の方法には、それぞれ特徴があります。そのため、自分にあった方法を選ぶ必要があります。どの方法を利用するか悩んでいる方には、(国内)銀行送金に対応している海外FX業者をおすすめします。(国内)銀行送金を選ぶことで、海外にあるややハードルが高いと感じられるFXの敷居を低くすることができるのではないでしょうか。

特におすすめは、ソニー銀行です。

海外FX会社と向き合ううえで、今後たくさん利益を出すようになればなおさら手数料のことは大きな問題として立ちはだかってきます。手数料ではなく、問題はFXトレードの戦略だという方々もいるかもしれませんが、できるだけ安く手数料をおさえることは、まさに海外FX会社のトレーダと向き合う戦略だと言っていいでしょう。

この記事を書いた人

MoneyChager(マネチャ)編集部
MoneyChager(マネチャ)編集部                                                MoneyChager編集部では、海外FX関連の仕事に10年以上携わっており、海外FX業者へのコンサルティング実務経験もある知識、経験共に豊富なディレクターが全てのコンテンツ制作のディレクションを行っております。また、実際にFX・CFD取引の経験がある5人のライターがライティングを行っており、コンテンツ制作は全てコンテンツ制作ポリシーに基づき本当の価値のある記事を制作できるように編集部一同心がけております。