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海外FXで法人口座を開設できる業者5選!メリットやデメリットも併せてご紹介

  • 「法人口座が開設できる海外FX業者は?」
  • 「海外FXの法人口座開設方法を知りたい」

海外FXである程度利益が上がると、法人口座への切り替えを検討する方が多いです。

しかし、法人口座の開設方法がわからなかったり、開設するメリット・デメリットを知らない方もいるかと思います。

そこで本記事では、海外FXの法人口座開設方法やメリット・デメリットを解説していきます。

海外FXの法人口座とは?メリット・デメリットを解説

海外FXの法人口座は、個人口座よりも税率面で優れている特徴があります。

個人である程度稼げるようになると支払う税金も増えるため、節税対策として法人化する人も多くいます。

まずは海外FXの法人口座について詳しく見てみましょう。

海外FXの法人口座と個人口座で取引条件は基本的に変わらない

海外FXの法人口座と個人口座で、スプレッドやレバレッジなどの取引条件は基本的に変わりません。

しかし、税率や損失繰越、損益通算などで違いが顕著になってきます。

個人口座と法人口座を比較した表が以下の通りです。

個人口座 法人口座
税率 所得税:5%〜45%

住民税:10%

法人税:15%~23.4%

法人住民税:1.0%〜20.7%

法人事業税:3.5%〜7%

損失繰越 ×
損益通算 ×
経費計上できる範囲 狭い 広い
赤字での課税 なし 法人住民税がかかる

大きく違うのは税金が法人税で課されること

大きく違うのは、法人口座では税金が法人税で課されることです。

個人口座でかかる税金は所得税と住民税で、所得が上がるにつれて税金も増える「累進課税」が適用されます。

一方、法人税は税率がある程度固定化されており、おおむねの税率として年で800万円以下の所得であれば15%、それ以上であれば25.5%となります。

そのため、個人でかかる税率が法人税を上回る場合は法人化したほうが税金面で有利になるでしょう。

<法人住民税には2つの計算方法がある>

法人口座でかかる税金の1つに「法人住民税」があります。法人住民税は個人が負担している住民税同様、法人が支払う住民税です。

法人住民税には「均等割」と「法人税割」の2つの計算方法があり、それぞれ法人と納税額に違いが生じます。

  • 均等割→資本金や従業員の数に応じて課税。税額が固定されどの法人も平等に支払う。
  • 法人税割額→法人税額に応じて課税。黒字の法人だけが支払う。

両者の決定的な違いは、黒字・赤字関係なく支払うかどうか。

法人税割は稼ぎによって税率が変わりますが、均等割は赤字でも一定の税金を納めなければなりません。

メリットは利益が一定以上になると税負担を軽減できること

利益が一定以上になると税負担の軽減ができる、これが法人口座開設の大きなメリットです。

個人の場合、累進課税で5~45%と幅広いですが、法人は税率が15~23.2%である程度固定されています。

利益が少ないうちは個人のほうが払う税金を抑えられますが、ある程度利益が増えると法人化することで税金を抑えられます。

<役員報酬や保険料など経費にできる範囲も広がる>

法人口座は役員報酬や保険料など、経費の幅を広げられるのもうれしいメリットです。

個人の場合は通信費や書籍代など、FXでかかる費用を経費にできます。しかし、節税の観点からは大きな経費にならず、節税対策としてはまだ不十分です。

法人口座を開設することで保険料や役員報酬、家賃、光熱費など経費の幅が広がります。

経費計上できる範囲が広がるとその分の所得を減らせるため、個人である程度稼いだら法人化して節税対策するのがおすすめです。

さらにほかの所得と損益通算ができる

損益通算とは取引したその年に損失が出ても、翌年で利益を出せばそれと相殺ができる仕組みです。利益から損失分を引くことができ、所得額を減らせて節税対策につなげられます。

個人の場合、海外FXでの利益が事業所得として認められず「雑所得」となってしまうため、国内FXしか事業所得として扱えません。

一方法人口座は、海外FXでの利益も「事業所得」として認められており、FX事業にかかわるものすべてが損益通算の対象となります。

<最大10年間は赤字の繰越ができる>

国内FXの場合、最大3年まで損失繰越が可能ですが、海外FXはそれができません。しかし、法人口座は海外FXでも損失発生年から最大10年間損失繰越ができます。

将来的に利益獲得で発生する税金を少しでも抑えたい場合は法人化がおすすめです。

反対に毎年確実に利益を出せる人でなければ、それほど法人化するメリットは得られないかもしれません。

デメリットは設立や会社の維持にお金がかかること

法人化は税制面で大きなメリットを得られますが、同時にデメリットもあります。

それは法人設立時や会社運営の維持でお金がかかることです。

法人設立の際、合同会社ならおよそ6万円以上、株式会社の場合はおよそ20万円以上かかります。

法人設立時にかかるコストの内訳は以下の通りです。

  • 定款用収入印紙代
  • 定款認証手数料
  • 定款謄本手数料
  • 登録免許税

定款用収入印紙代は、電子定款にすると0円にできます。また専門家に書類作成等を依頼すると、別途10万円~20万円程度の費用がかかります。

できる限りコストを抑えたいなら、株式会社ではなく合同会社を検討してもよいでしょう。

さらに決算期時点で保有している損益を計上する必要がある

法人は年1回の決算期に法人税や住民税などの税金を納めます。

法人住民税は黒字赤字関係なく納めなければならず、最低でも7万円の支払い義務が生じます。

1,000万円以上の資本金の場合は年間18万円もの支払いが生じるため、法人化する際は利益が安定してきてからするのがよいでしょう。

<所得は自由にコントロールできない>

法人化すると所得は会社のお金となるため、自由に使うことができないデメリットもあります。

自由にお金を使いたい場合、給与として個人に渡すことが必要です。その際、社会保険料や源泉所得税がかかってしまいます。

万が一、会社の所得を勝手に使ってしまうと横領になる恐れもあるため注意してください。

法人設立のタイミングは年間の利益が900万円が目安

法人設立する際の目安タイミングは、年間の利益が900万円を超えたあたりが無難でしょう。法人税率は800万円以上から25%ほどになりますが、そこからは大きな変動がありません。

しかし個人の場合、所得税が900万円を超えると税率は30%を超えます。

同じ900万円でも法人のほうが税金が安くなるため、設立タイミングは900万円が目安です。

FXの相場や今後の見込み利益からも判断しよう

法人化する目安としては、FX相場や見込利益からも判断して決めるのがおすすめです。

価格は常に変動しており、安定しているとはいえないのがFX相場。相場が不安定なときは利益も安定しづらいため、法人化は避けたほうが無難です。

また、先々の見込み利益の安定が見えるかどうか、これも重要な判断材料となります。

900万円以上の利益が5年続いて、今後も利益が見込めると判断した場合にのみ法人化するとよいでしょう。

海外FXの法人口座を設立する方法を詳しく解説

ここでは、海外FXの法人口座を設立する方法を詳しく解説していきます。

  1. 登記簿登謄本や本人確認書類などを準備する
  2. 海外FXで法人口座を作れる業者を選ぶ
  3. 法人口座の専用フォームにて口座開設を申請する
  4. 口座が承認されると登録メールアドレスに通知が届く

それぞれの流れを詳しくみてみましょう。

①登記簿登謄本や本人確認書類などを準備する

まず、登記簿謄本や本人確認書類など必要書類を準備します。

具体的な必要書類は以下のとおりです。

  • 登記簿謄本
  • 取締役全員の身分証明書(免許証・パスポートなど)
  • 法人の住所証明書(住所が確認できる公共料金請求書など)
  • 現住所証明書(住所が確認できる公共料金請求書など)
  • 株主全員の身分証明書(免許証・パスポートなど)

注意点として、登記簿謄本や住所証明書などは「発行から3ヶ月以内」の期限があるため、期限内の書類を用意するようにしましょう。

②海外FXで法人口座を作れる業者を選ぶ

書類が準備できたら、海外FXで法人口座を開設できる業者を選びます。のちほど海外FXでおすすめの法人口座をご紹介しますが、海外FX法人口座を開設できる業者は限られています。

そのため、できる限り条件が合う業者を選ぶのが大事です。

<公式サイトから「口座開設」を選ぶと個人or法人を選べる>

法人口座の作り方は複雑そうに見えますが、基本的には個人口座を作る手順と変わりません。

各海外FX業者の公式サイトより、口座開設を選ぶと個人口座か法人口座かを選べます。

法人希望の方は「法人」を選び、手続きを進めましょう。

ただし、業者によっては必要な書類や手続きが異なる場合があるので、事前に必要な項目を確認しておくと安心です。

法人口座の専用フォームにて口座開設を申請する

口座開設申請は法人口座の専用フォームでおこないます。法人口座の場合、会社の基本登録情報を入力し、手続きを進めます。

専用フォームに情報を入力後内容を送信しますが、入力内容に間違いないか必ず確認しておきましょう。

間違った内容で入力してしまうとスムーズな手続きができなくなる恐れもあるため、正しい内容かしっかり確認してください。

口座が承認されると登録メールアドレスに通知が届く

情報を入力し、内容を送信すると口座登録完了の通知が登録メールアドレスに送られます。

登録完了メールが来たら早速取引が可能です。とくに内容に問題がなければ、3〜5営業日ほどで口座開設できるでしょう。

場合によっては1営業日以内に口座開設が完了し、当日の夜にサポート完了の案内が届くこともあります。

手順がわからないければチャットで問い合わせる

万が一口座登録の手順がわからない場合、公式サイトに備わっている「チャット」で相談してみましょう。

サイトによってチャット機能がない場合もありますが、もしあれば気軽に悩みや疑問を送ってみてください。

なおほとんどの海外FX業者は日本語に対応しています。初めての口座開設でもスムーズに対応してくれるはずです。

海外FXで法人口座を開設できる業者5選

海外FXで法人口座を開設できるおすすめ業者を5つご紹介します。

  1. GEMFOREX
  2. AXIORY
  3. iFOREX
  4. FXGT
  5. TitanFX

それぞれの業者を順番に見てみましょう。ここで紹介している業者はすべて日本語に対応しており、取引実績も豊富なので安心して利用できます。

①GEMFOREX

口座開設ボーナス 15,000円
入金ボーナス 2~1000%の抽選入金ボーナス
入金方法 14種類
ライセンス FSC
両建て 同一口座
最大レバレッジ 1,000倍
スプレッド ドル円1.6pips

ユーロドル1.7pips

スキャルピング
ロスカット 20%
ゼロカット あり
仮想通貨取引 なし
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
取引ツール MT4/MT5/ミラートレード
資産保証 分別管理
取引形態 DD方式
入出金手数料 無料
日本語サポート あり(メール・チャット)

設立者が日本人のGEMFOREXは、日本人スタッフが多く常駐しています。

そのため、日本語でのサポートも受けられ、海外FX初心者でも安心して利用できます。

また新規口座開設ボーナスとして証拠金10,000円がもらえます。ほかのキャンペーンは入金ボーナス・お友達紹介・お誕生日プレゼント・乗り換えキャンペーンなどがあります。

②AXIORY

口座開設ボーナス なし
入金ボーナス お年玉ボーナス
お中元ボーナス
入金方法 6種類
ライセンス FSC
両建て 同一口座
最大レバレッジ 400倍
スプレッド ドル円1.6~2.2pips

ユーロドル1.1~1.6pips

スキャルピング
ロスカット 20%
ゼロカット あり
仮想通貨取引 なし
最小取引単位 100,000通貨
取引手数料 無料
取引ツール MT4/MT5/cTrader
資産保証 分別管理
信託保全
取引形態 NDD方式
入出金手数料 無料
日本語サポート あり(メール・チャット)

AXIORYは透明性・取引コスト・確実な入出金などで優れているFX海外業者です。

日本語サポートも充実しており、日本人トレーダーの多くが利用しています。スキャルピングと相性のいいcTraderを導入しており、取引しやすい環境を整備。

季節ごとのキャンペーンが特徴的で、お中元キャンペーン、お年玉キャンペーンを実施しています。

③iFOREX

入金ボーナス 100% + 25% ウェルカムボーナス
50ドルのトレーディングチケット
3%利息
お友達紹介
入金方法 3種類
ライセンス CySEC
最大レバレッジ 400倍
スプレッド ドル円0.9pips

ユーロドル0.9pips

スキャルピング 不可
ロスカット 0%
ゼロカット あり
取引手数料 無料
資産保証 分別管理
取引形態 DD方式
入出金手数料 入金無料
出金の場合、
銀行送金:2000円
bitwallet:無料
クレジットカード:無料
日本語サポート あり(メール・チャット・電話・FAX)

20年以上の運営実績があるiFOREXは、日本語対応もあり日本人が使いやすいFX業者です。

取引できる通貨ペアが多く、幅広く取引できるのが特徴。またキャンペーンも豊富で入金時のボーナス、利息、友達紹介特典などを用意しています。

金融ライセンス「CySEC」を取得しており、安全性や信頼性でも期待できる業者です。

④FXGT

口座開設ボーナス 3,000円
入金ボーナス 100%入金ボーナス(初回入金)

50%入金ボーナス(2回目入金)

入金方法 5種類
ライセンス FSA
両建て 可能
最大レバレッジ 1,000倍
スプレッド ドル円1.9~2.1pips

ユーロドル1.9~2.2pips

スキャルピング
ロスカット 20~40%
ゼロカット あり
取引手数料 無料
資産保証 分別管理
賠償責任保険
取引形態 NDD STP方式
NDD ECN方式
入出金手数料 無料
日本語サポート あり(メール)

FXGTは、通貨ペアと仮想通貨との取引に対応したハイブリッド取引所の面を持つFX海外業者です。

金融ライセンスのFSA取得済で日本語サポートもあり、24時間365日体制のため心置きなく使えます。

通貨ペアのみならず、仮想通貨も最大1,000倍で取引可能。実施しているキャンペーンは初回入金で100%入金ボーナス、2回目入金で50%入金ボーナスなどユーザーにとってうれしい特典があります。

入出金がスピーディーなのもポイントです。

⑤TitanFX

口座開設ボーナス なし
入金ボーナス なし
入金方法 8種類
ライセンス VFSC
両建て 可能
最大レバレッジ 500倍
スプレッド ドル円1.1~1.3pips

ユーロドル1.2~1.5pips

スキャルピング
ロスカット 20%
ゼロカット あり
取引手数料 無料
資産保証 分別管理
取引形態 NDD STP方式
NDD ECN方式
入出金手数料 無料
日本語サポート あり(電話・メール・チャット)

TITAN FXはスプレッド・取引手数料が業界でトップレベルに安いFX海外業者です。

レベルの高い日本語サポート、平日24時間対応のライブチャットなど安心して利用できる環境があります。

取引ツールの種類が豊富で、MT4・MT5・cTraderに加えて独自開発のウェブトレーダーも導入。入出金の速さも売りで、スムーズな取引ができるでしょう。

海外FXの法人口座に関するQ&A

海外FXの法人口座に関するQ&Aを3つ紹介します。

  • 個人口座と法人口座を使い分けることはできる?
  • XMで法人口座を作ることはできる?
  • 口座を作ったまま放置しても大丈夫?

気になる項目をチェックしておきましょう。

Q.個人口座と法人口座を使い分けることはできる?

法人口座を開設しても個人口座を利用可能です。うまく使い分けることができれば利益につながることもあります。

法人口座の場合、含み損益などは決算時に利益・損失として計上します。未決済のポジションで多く利益が出た場合は利益が確定していない状態でも税金を支払いましょう。

一方、個人口座の場合は未決済のポジションに対して税金は発生しません。個人口座にスワップ金利や為替差益を保有し、法人口座をメインで取引すると節税対策につながります。

Q.XMで法人口座を作ることはできる?

残念ながらXMで法人口座の開設はできません。住んでいる国にかかわらず、個人口座での取引が必要です。

先ほどご紹介したGEMFOREXやAXIORY、FXGTなどは法人口座を作ることが可能で、信頼性や安全性で評価されているためおすすめです。

Q.口座を作ったまま放置しても大丈夫?

口座を開設しても取引経歴がなく、放置している場合は凍結されてログインできなくなる恐れがあります。

万が一凍結されても業者に連絡することで凍結解除できるため、凍結されたらカスタマーサポートに報告しましょう。

ただし、凍結後すぐの取引はできないため放置は避けたほうが無難です。

まとめ

このページでは海外FXの法人口座を開設できる業者5選、メリットやデメリットなどを解説しました。

解説した重要なポイントは以下のとおりです。

  • 海外FXの法人口座と個人口座はで取引条件は基本的に変わらない
  • 法人住民税には「均等割」と「法人税割」の2つの計算方法がある
  • 法人口座は利益が一定以上になると税負担を軽減できる
  • 法人設立は設立費用や会社の維持にお金がかかる
  • 法人設立のタイミングは年間の利益が900万円が目安

海外FXである程度利益が出てから法人口座を作ることで節税効果が期待できます。経費計上できる範囲も広がりますし、海外FXで得た利益を事業利益として算出できるのもメリットです。

ただし法人設立にもある程度費用がかかりまます。またトレードで得た利益はそのまま個人で使えません。

メリット、デメリット両方踏まえたうえで法人口座の開設を検討してみてください。